【新富裕層のライフスタイル調査】消費行動の転換点は年収2,000万円と3,000万円の2段階!体験と関係性の投資に積極的な「アクティブ・ラグジュアリー層」の実態が明らかに

その中心は、年間カード取扱高の約3割を占める年収2,500万円以上3,000万円未満の会員層。自分の内側の充実、今この瞬間に投資したいと望む新しい価値観とは

Black Card Ⅰ株式会社

Mastercard®最上位クラス「ワールドエリート」を日本で初めて採用するプレミアムクレジットカードブランド「ラグジュアリーカード」(日本本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:菊地 望)は、年収2,000万円以上5,000万円未満のラグジュアリーカード会員を対象に実施した「ライフスタイルに関する調査」の結果を発表いたします。

ラグジュアリーカードの利用動向をもとに2025年3月に発表した「2024年の新富裕層の消費動向」では、年収2,500万円以上3,000万円未満の会員層のカード取扱高が全体の約3割を占め、消費の活発化を牽引する存在であることが明らかになりました。

「2024年の新富裕層の消費動向」に関するプレスリリース:

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000036389.html

この傾向を深掘りするため、今回、年収2,000万円以上5,000万円未満のカード会員を対象にライフスタイルに関する調査を実施しました。ラグジュアリーカード会員には、自分軸で消費をアクティブに楽しみ、旅行や食事、自分の成長を促すコミュニティへの参加など、質の高い体験を追求する傾向が強く見られます。本リリースでは、そうした“心を動かす体験”や、“人との関係性の構築”に積極的に投資する新富裕層を「アクティブ・ラグジュアリー層」と名付け、彼らの消費意識や行動特性を紐解いていきます。

発表サマリー

本発表内容をお取り扱いの際は必ず【ラグジュアリーカード調べ】とご明記ください。

■年間1,000万円前後、自由に使えるお金を持つ新富裕層。

・月々自由に使えるお金は50万円以上100万円未満がボリュームゾーン。年間で約1,000万円前後。年収3,000万円以上になると、100万円以上200万円未満、200万円以上300万円未満のボリュームが増加。

■消費行動の転換点は年収2,000万円と年収3,000万円の2段階あることが判明。

・年収2,000万円以上2,500万円未満は“上流層の入り口”。経済的に十分な余裕を感じながらも、節税を意識して消費を控える傾向。

・年収3,000万円からは“本格的な上流層”。体験に加えてハイブランドなどモノの消費もアクティブに。消費の自分スタイルが確立し、投資対象が“体験”から“成長”へと変化する傾向。

■中間地点の年収2,500万円以上3,000万円未満の層は、どの層よりも”体験“と”関係性“にお金を使う「アクティブ・ラグジュアリー層」の中心であることが明らかに。

・国内旅行に行く人の割合が約9.5割と最も高く、頻度×予算でも他の層より積極的な傾向に。

・ブランド品には興味なし。交際関係の広がりに投資しつつ、その影響を受けてさらに消費が活発化。

■「アクティブ・ラグジュアリー層」は、物価高への対策も前向き&アクティブ!

調査を通して各層を3つのセグメントに分類。

年収2,000万円以上2,500万円未満

上流層の入り口

年収2,500万円以上3,000万円未満

アクティブ・ラグジュアリー層

年収3,000万円以上5000万円未満

本格的な上流層

会員の約3割を占める「アクティブ・ラグジュアリー層」は、物価高によって消費行動を控える人はゼロ。逆にこの状況をチャンスと捉え、積極的に行動する傾向にあることが分かりました。

<調査概要>

・調査名:「ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査」

・調査期間:2025年4月23日〜5月7日

・調査方法:インターネット調査

・対象者:ラグジュアリーカード会員様のうち個人年収2,000万円以上5,000万円未満の方

・有効回答:262名

年間1,000万円前後、自由に使えるお金を持つ新富裕層。

●月々自由に使えるお金は50万円以上100万円未満がボリュームゾーン。

年収3,000万円以上になると、100万円以上200万円未満、200万円以上300万円未満のボリュームが増加。

月々自由に使えるお金は年収に応じて増え、年収3,000万円までは50万円以上100万円未満がボリュームゾーンに。年収3,000万円以上から100万円以上200万円未満の割合が急激に増える結果となりました。このような可処分所得への感覚については、どの年収帯でも「ある程度余裕はあるが、無駄遣いには注意している」と回答した人の割合が6割以上と、経済的な余裕を感じつつも計画的な消費を意識していることが読み取れます。

消費行動の転換点は年収2,000万円と年収3,000万円の2段階あることが判明。

消費行動に変化を感じたタイミングに関する質問(年収3,000万円以上の方を対象)では、年収2,000万円と年収3,000万円の2段階のタイミングが消費行動の転換点となっています。

上記の傾向をさらに深掘りすべく、カード会員に定性インタビューを実施したところ、年収2,000万円から消費行動に関して細かいことを気にしなくなり、年収3,000万円以上で迷いのない消費行動を取れることが明らかになりました。また、年収5,000万円以上ではさらなる自由を手に入れることができるというコメントもありました。

【回答者コメント】

・明確に2,000万円を超えてから、税負担を加味しても、あまり細かいことを気にしなくて良くなった。国内線のビジネスクラスも気にしないで乗るように。(年収3,000万円/30代男性/会社経営者)

・年収2,000万円の時と比べて、好きなものやクオリティの高いものがあったら躊躇なく買うようになった。(年収5,000万円以上/60代女性/会社役員)

・細かいことを気にしなくてもいいと思い始めたのは年収3,000万円ぐらいだが、自分の欲しいものが手に入り、事業など含めて自由に動けると思い始めたのは年収5,000万円超えてから。逆に5,000万円以上だとあまり差はないと周囲の経営者仲間から聞く。(年収2,600万円 ※実質年収5,000万円以上/30代男性/会社員 兼 経営者 )

●年収2,000万円以上2,500万円未満は“上流層の入り口”。

経済的に十分な余裕を感じながらも、節税を意識して消費を控える傾向。

年収2,000万円以上2,500万円未満は、消費行動への変化を感じやすい“上流層の入り口”でありつつ、約6割の人がまだ節税を考えて消費を控える傾向にあります。

実際に定性インタビューでは節税を強く意識しているコメントが見られました。

【回答者コメント】

・経済的余裕はある。本音を言えばもう少し稼ぎたいが、税負担も大きいのでためらう部分がある。持ち家を購入したが、住宅ローンの控除を受けるため、年収をコントロールしている。(年収2,300万円/30代男性/会社経営者)

●年収3,000万円からは“本格的な上流層”。

体験に加えてハイブランドなどモノの消費もアクティブに。

消費行動の2度目の転換点である年収3,000万円以上の層は、自由に使えるお金の使途について、旅行や高級店での飲食といった体験に加えて、ハイブランドや宝飾品にもお金を使う傾向が強く、全体的に消費にアクティブな“本格的な上流層”であることが窺えます。

●年収3,000万円以上から消費の自分スタイルが確立し、投資対象が“体験”から“成長”へと変化する傾向。

ハイブランドや高級品などを購入する理由について、年収3,000万円未満の層は「日常生活の快適さや豊かさを高めるため」の回答が最も多く、今この瞬間の自分自身の生活の質向上や快適さを求める傾向にあります。一方で年収3,000万円以上になると、「自己実現や、満足感を得るための自己投資として」への回答が最も多く、投資対象が“体験”から“成長”へと変化する傾向が窺えます。実際に定性インタビューでも、ハイブランド品の購入を通じて属するコミュニティが変化したり、コミュニティに相応しい自分に成長するために、クオリティの高いものを選んで購入するといったコメントが見られました。

【回答者コメント】

・フェラーリやポルシェが好きで、複数台所有している。車を通じて新たなコミュニティに属するようになり、一緒に事業をやるなど、仕事と考え方の視野が大きく広がった。(年収2,600万円 ※実質年収5,000万円以上/30代男性/会社員 兼 経営者 )

・年収3,000万円~4,000万円を超えてから社会的立場も上がり、周囲の人間関係に合わせてゴルフ旅行にもよく行く。その人たちの話題についていけるよう、身につけるもの含めてクオリティの高いものを選ぶようにしている。(年収5,000万円以上/60代・女性/会社役員)

中間地点の年収2,500万円以上3,000万円未満の層は、どの層よりも“体験”と“関係性”にお金を使う「アクティブ・ラグジュアリー層」の中心であること明らかに。

自身の消費行動に対する価値観に対して、年収2,000万円以上2,500万円未満の“上流層の入り口”の層は、品質やブランド価値を重視する回答、物よりも体験を重視する回答が約3割と並び、コストパフォーマンスも一定の割合で重視するなど、消費の価値観が分かれる傾向にありました。

一方で年収3,000万円以上の“本格的な上流層”は、物よりも体験を重視しコスパは重視しない傾向に。

そして、中間地点の年収2,500万円以上3,000万円未満の“アクティブ・ラグジュアリー”層は、他の層と比較して体験を重視する人の割合が最も高く、一方でブランド価値は重視しない、代わりにコスパを重視するという傾向に。また、資産形成と体験を比較した質問に対しても、他の層に比べて「体験に投資したい」と回答した人の割合が最も高く、「モノより体験」、「資産形成よりも今この瞬間の体験に投資したい」という“自分の内側の充実”にアクティブな価値観が見受けられます。

どの層よりも“体験”と“関係性”にお金を使う「アクティブ・ラグジュアリー層」

●国内旅行に行く人の割合が約95%と最も高く、頻度×予算でも他の層より積極的な傾向に。

年収2,500万円以上3,000万円未満の層は、旅行に行く人の割合が他の層と比較して最も高く、年間11回以上と回答した人の割合も最も高い結果となりました。特にボリュームゾーンとなった年間3~5回旅行に行くと回答した人のうち、1回の旅行につき30万円~50万円の予算をかける人の割合も他の層と比較すると高く、旅行に積極的な傾向が明らかになりました。

これらの傾向を受け、定性インタビューでは物価高が旅行に与える影響と、この夏の旅の予定をヒアリング。物価高による影響を受けて東南アジアや国内の人気が高まっているものの、趣味や自分の好きなことと、家族との時間を両立している姿が見て取れます。

【回答者コメント】

・趣味はサーフィンとスキー。今年の夏は家族でベトナムのダナンに行く予定。毎年ハワイに行っていたが、最近は東南アジアに変化しているかもしれない。(年収2,500万円/30代男性/会社経営者)

・物価高の影響はないが、子供も多いので、夏は家族で新潟の「長岡花火」を見に行く予定。3年後に子供の中学受験が終わったらモルディブに行く計画もしている。(年収2,000万円/30代男性/会社役員)

●ブランド品には興味なし。交際関係の広がりに投資しつつ、その影響を受けてさらに消費が活発化。

「お気に入りのハイブランド」に関する質問について、年収2,500万円以上3,000万円未満の層では、どの層にも共通して人気の「ルイ・ヴィトン」をマークしつつも、半数近くの人が「あてはまるものがない」と回答。ブランド価値には興味を持たない人が多いことも窺えます。

また、年収2,500万円以上3,000万円未満の層は、交友関係や社交の場での支出に関して、「支出が増えた」と回答した人の割合が他の層と比べて最も高く、さらに消費行動への影響についても約半数の人が「周囲に影響されての支出がある」と回答。交際関係の広がりに投資しつつ、かつ最もその影響を受けて消費が活発化する層であることが窺え、このような対人関係を、自己実現の手段と捉えて活発に消費を楽しんでいるとも考えられます。

「アクティブ・ラグジュアリー層」は、物価高への対策も前向き&アクティブ!

定性インタビューではさらに「今の物価高で消費行動に変化があったか」また「何か対策をしているか」をヒアリングしたところ、全員が物価高によって消費行動を控えてはいないと回答。逆にこの状況をチャンスと捉え、守りよりも攻めに転じて積極的に行動しているアクティブな方が多いことが分かりました。

【回答者コメント】

・米やガソリンが高いとは思うが、それで大きく変わったことはない。むしろ会社は物価上昇分と同程度の成長ができているし、業界自体は縮小しているが、逆に言えばプレイヤーの数も減っている。人手不足も深刻なため、人的な設備投資投資を行ってきた。その結果、ある程度のパイを獲得できるようになっている。(年収2,500万円/30代男性/会社経営者)

・消費行動は全く変わっていない。物価高の対策としては、実質賃金が上がらないのが現状なので、投資信託などでインフレ分を補填しながら事業を着実に拡大させる方に注力。考え方としては「今が一番安い(今後物価はさらに上がる)」と思っているので、体が動くうちに旅行にもたくさん行きたい。(年収3,000万円/30代男性/会社経営者)

・経済というのは消費をすることによって回っていくので、消費行動を控えないようにしている。常に新規の仕事を獲得し、しっかり稼ぐしかないと思っている。(年収5,000万円以上/60代・女性/会社役員)

総括

このたび実施いたしました「ラグジュアリーカード会員 ライフスタイルに関する調査」では、会員の皆様が「モノ」ではなく「体験」や「人とのつながり」に投資する価値観を強く持たれていることが、改めて明らかになりました。特に年収2,500万円以上3,000万円未満の層を中心とした「アクティブ・ラグジュアリー層」は、物価高や環境変化にも左右されず、自らのスタイルで今この瞬間の体験価値を追求されています。また、今回の調査結果は、消費の本質が「ステータス」から「内面的な充実」と「対人関係の深化」へと移行しつつあること、そして“自己実現”と“人とのつながり”を両立させながら消費を楽しまれる、新しい富裕層像を示唆するものと受け止めています。

こうした価値観は、ラグジュアリーカードが大切にしている「Experience More(体験価値の最大化)」の考え方と重なる部分であり、私自身、多くの会員の皆様と接する中でその変化を実感しております。

このような背景を踏まえ、ラグジュアリーカードではサービスの一層の強化に取り組んでいます。

例えば今回の調査で特にアクティブな傾向が見られた「旅行」に関連して、具体的には、人気渡航先ハワイで新たに「Wolfgang‘s Steakhouse Waikiki」をはじめとする人気レストラン5店舗でのダイニング優待をリリースしたほか、日本国内でも再注目の鎌倉/湘南エリアで夏季限定Pop-Upラウンジ「avex beach paradise」優待を展開し、特別な夏のリゾートのひとときをご提供しています。さらにトラベルユーザへ特化した特別コンテンツのご提供に向けた準備も進めております。国内外の上質な体験を厳選し、会員の皆様だけにお届けする特別な企画を今後展開してまいりますので、ぜひご期待ください。

また、カードの利便性向上を目的とし、2025年8月より、ラグジュアリーカードのコンタクトレス対応カードの発行も順次開始いたします。世界各国で高まる非接触決済ニーズに対応しつつ、従来の金属カードならではのデザイン性・ステータス性はそのままに、よりスムーズで快適なお支払い体験をご提供してまいります。ラグジュアリーカードは今後も、「常識にとらわれない発想力と独創性」と「卓越したホスピタリティ」で、会員の皆様お一人おひとりのライフスタイルに寄り添うサービスを拡充してまいります。

ラグジュアリーカード

代表取締役CEO

菊地 望

Black Card I株式会社「ラグジュアリーカード」について

ラグジュアリーカードは、2008年に米国の起業家スコット・ブラム氏が創業したプレミアムクレジットカードブランドです。Mastercard®最上位クラス「ワールドエリート」を日本で初めて採用し、ブラックダイヤモンドをあしらったフラッグシップモデル「Mastercard® Black Diamond™」を展開。縦型金属製カードの製造に関しては80件以上の国際特許を取得しており、高度な加工技術を駆使して、洗練された美しさと重厚感を兼ね備えたデザインを実現しています。ブランドのスローガンである“Experience More®”は、単なる決済手段を超え、上質な体験を広げるという理念を表しています。パーソナライズされた優待サービスや高水準のホスピタリティは、まさにその理念の体現であり、高い価値基準を持つ経営者層を中心に支持を集めています。2016年の日本参入以降、若年経営者層の支持も厚く、ビジネスやプライベートでつながる会員限定のコミュニティ形成にも注力しています。

公式HP

https://www.luxurycard.co.jp/

公式メディア

https://myluxurycard.co.jp/luxurycard-experience/

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会社概要

Black Card Ⅰ株式会社

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URL
http://www.luxurycard.co.jp/
業種
金融・保険業
本社所在地
東京都千代田区有楽町2-2-1
電話番号
-
代表者名
菊地 望
上場
未上場
資本金
-
設立
2016年11月