【アフターレポート】ゲームアプリ市場の最新動向と海外成功事例から読み解く日本市場のマネタイズ戦略を徹底解説!さらに今後注目の成長施策を紹介!
「激変する市場で勝ち抜く!2025年版ゲームアプリのグロース戦略」にておこなったトークセッションの一部を限定公開
ユーザー体験に寄り添ったリワードマーケティングプラットフォーム『SKYFLAG』を運営する株式会社Skyfall(本社:東京都港区、代表取締役社長:長谷川 智一、以下Skyfall)は、ウェブメディア運営企業及びアプリ開発者向けにメディアパートナー事業を展開する株式会社フォーエム(本社:東京都港区、代表取締役社長:綿本 和真、以下フォーエム)、Sensor Tower(本社:サンフランシスコ、CEO:Oliver Yeh、日本カントリーマネージャー:松尾蔵人、以下Sensor Tower)と共に、2025年7月3日(木)に六本木ヒルズにてゲームアプリ市場の最新トレンドと、2025年の成長戦略に関するトークセッションを行いました。

当日は、Skyfallからアカウント事業部 事業部長の池田が登壇し、直近1年間のゲームアプリ市場の動向や、日本・海外のマネタイズ戦略、アプリの成長に向けた注目の施策について、具体的なデータや事例をもとにトークセッションを行いました。本リリースでは、そのセッション内容をレポート形式でお届けします。
■ゲームアプリ業界での直近1年間のトレンドについて
まずはじめに、直近1年間のゲームアプリ市場の変化について語られました。
登壇したSensor Towerの秋本氏は、新規タイトルの収益性が高まる一方で、既存タイトルの収益性が低下している現状について言及しました。2024年のゲームタイトル1本あたりの平均消費支出額は、2023年と比較して新規リリースタイトルが既存タイトルに迫る水準まで伸長しており、特にストラテジーゲームが好調であるとデータを交えて説明しました。
また、ユーザーが価値を感じたタイトルには、積極的に支出する傾向が強まっていると話しました。特に近年ではサービス全体の品質が底上げされており、それに伴ってユーザーの目も肥え、期待値も高まっています。そうした期待に応える高品質なサービスを提供することで、ユーザーの満足度や信頼が高まり、結果として課金意欲の向上にもつながっていると指摘しました。

Skyfallの池田は、マネタイズ手法に関するトレンドとして、近年ソーシャルゲーム全体でIAA(アプリ内広告)の導入が進んでいることに言及しました。さらに『SKYFLAG』においても、これまで広告マネタイズを行うケースが少なかったソーシャルゲーム領域での導入が進んでいる現状を紹介しました。
特に『SKYFLAG』によるリワードマネタイズが新たな収益源を創出するだけでなく、既存ユーザーの満足度向上にもつながっていると説明し、DAU(1日あたりのアクティブユーザー数)やIAP(アプリ内課金)の増加にも寄与し、収益伸長に加えてユーザーエンゲージメントの向上という相乗効果も生まれていると語りました。
フォーエムの萩原氏は、無課金でプレイ時間が長いライトユーザー層のマネタイズが重要とし、その手法としてIAA(アプリ内広告)が効果的であると紹介しました。
こうした背景から、IAA(アプリ内広告)を前提にゲーム開発を進めるパブリッシャーが増加しているとしたうえで、ユーザーがメリットを感じるタイミングでのみ広告を表示することや、広告視聴をユーザーに選択させる設計が重要になっていると説明しました。

■日本市場における課題と海外市場における成長戦略
次に、日本のゲーム市場が抱える課題と海外展開時に求められる戦略の違いについて紹介され、韓国や海外市場でのマネタイズ手法、マーケティング体制の違いについて語りました。
Skyfallの池田は、韓国市場におけるマネタイズ環境の特徴について話しました。韓国と日本のゲームアプリ市場を比較し、韓国ではARPU(1ユーザーあたりの平均売上を示す指標)が日本よりも低く、Androidのシェアが約8割を占めていることや、外部決済も利用されている点が大きな違いであると説明しました。特に、外部決済の導入によってユーザーの選択肢を広げるとともに、IAP(アプリ内課金)に依存しない形で全体の利益率を高める動きが進んでいると述べました。
また、日本と海外のマーケターの意識や体制の違いについても言及しました。海外ではマーケター組織が細分化されており、データ分析を重視する傾向が強く、インハウスでの運用体制が進んでいる現状を説明しました。さらに、アドフラウド(広告不正)対策への意識も高く、不正検知ツールの活用など、リスク管理への姿勢が日本よりも強いことを挙げました。

そしてフォーエムの萩原氏によると、海外展開時には現地市場に最適化したマネタイズ戦略を展開することが重要であると語りました。特に、海外ではIAA(アプリ内広告)の収益比率が高く全体の約40%を占める一方、日本市場はまだ約10%にとどまっている状況から、日本市場においては今後さらなる広告収益拡大の余地があることを説明しました。
さらに、国別の広告単価の違いについても触れ、北米では日本の約1.5〜1.7倍のCPM(広告単価)になることから、同一の広告設定では収益機会を逃すリスクがあると説明しました。そのうえで国別にメディエーショングループを分け、各国のトレンドに最適化した広告設計を行うことで、収益の最大化につながるとまとめました。
■これからのゲームアプリ市場における成長戦略と注目手法
トークセッションの最後には、ゲームアプリ市場の今後の成長戦略や注目の取り組みについて意見を交わしました。
Sensor Towerの秋本氏は、マルチプラットフォーム展開の重要性について言及しました。モバイルに限らず、複数の端末で展開することで潜在的なプレイヤー数を拡大できるとし、すでにリリース済みのタイトルでもマルチプラットフォーム展開によって大きな成長が見込めると説明しました。
Skyfallの池田は、スマホソフトウェア競争促進法(スマホ新法)の施行が2025年12月に予定されていることを受け、多くのパブリッシャーが外部決済の導入を積極的に進めており、アプリ外での課金導線の整備が進んでいると説明しました。特にユーザーへのポイント還元などのインセンティブ施策を活用した外部決済の利用が加速しており、今後の法施行を見据え、こうした取り組みへの備えが一層重要になると述べました。
フォーエムの萩原氏は、IP活用の新たな可能性について言及し、これまで多くのゲームアプリで活用されてきたアニメキャラクターに加え、アーティストなど“リアル”なIPの活用も有効であるとの見解を示しました。リアルのIPでも高いエンゲージメントが期待できるとしています。
■Sensor Towerについて

・企業名 :Sensor Tower
・代表者 :CEO:Oliver Yeh
日本カントリーマネージャー:松尾蔵人
・所在地 :東京オフィス:101-0035 東京都千代田区神田紺屋町45-1
・事業内容 :モバイル市場分析プラットフォーム Sensor Tower の提供
・ホームページ:https://sensortower.com/ja
■株式会社フォーエムについて

・会社名:株式会社フォーエム
・代表者:代表取締役 綿本 和真
・所在地:東京都港区六本木6-10-1 六本木ヒルズ森タワー31F
・事業内容:メディアプロダクト事業/メディアパートナー事業/テクノロジー支援事業
・ホームページ :https://corp.fourm.jp/
■『SKYFLAG』について

『SKYFLAG』は、ユーザー体験に寄り添ったリワードマーケティングプラットフォームです。
リワードを活用した独自のモデルを確立し、マネタイズ・プロモーション・リサーチという分野で、総合的なマーケティング支援を行っています。
・サービスサイト:https://skyflag.info/
■Skyfallについて

Skyfallは「いいモノが広がっている世の中を創造する」と掲げ、ユーザー体験に寄り添ったリワードマーケティングプラットフォーム『SKYFLAG』を運営しております。
さらに、本格派オンラインポーカーゲームである『ポーカーチェイス』、好きなゲームを遊ぶだけでポイ活できるアプリ『ポケットプレイ』などの運営を行っております。
企業名 :株式会社Skyfall
代表者 :代表取締役社長 長谷川 智一
所在地 :(東京オフィス)東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー19階
(新潟オフィス)新潟県新潟市中央区東大通2丁目4番10号 日本生命新潟ビル7階
事業内容 :リワードマーケティングプラットフォーム事業・アプリメディア事業
設立 :2017年10月
従業員数 :190名(2025年3月末)
資本金 :7,939万3,750円
ホームページ:https://skyfall.co.jp/
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