~「環境で選ばれる施設」に向けたプロジェクト 第2弾~ オフィスビルで回収した「使用済みクリアファイル」を貸出傘に再生
1年間で約1tの使用済みクリアファイルを回収し、2,400本の貸出傘へ
東急不動産株式会社(本社:東京都渋⾕区、代表取締役社⻑:岡田 正志、以下「当社」)は、株式会社サエラ(本社:東京都港区、代表取締役社⻑:山本 健、以下「サエラ」)と協業し、当社のオフィスビル26物件の入居企業から回収した使用済みクリアファイルを傘の柄に再生し、それを活用した貸出傘を入居企業のワーカーの皆様にご利用いただく、資源循環型のプロジェクト(以下「本プロジェクト」)に取り組みました。
使用済みクリアファイルの回収と再資源化は、アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社⻑:吉岡 晃、以下「アスクル」)が運営する「アスクル資源循環プラットフォーム※1」(以下「資源循環プラットフォーム」)を活用しました。
使用済みクリアファイルを2022年2月から2023年1月までの1年間で1,014kg(約50,000枚相当)回収し、うち250㎏を傘の柄のリサイクル素材(再生ペレット)として活用、残り764kgは再生プラスチックとしてアスクルの新たなプライベートブランドのシリーズである「Matakul」にてリサイクル活用されました。
本プロジェクトは、使用され不要となったクリアファイルを単なるゴミとして廃棄せずに傘へと再生し、その傘を貸出傘として入居企業のオフィスワーカーへのサービス※2として還元することはもちろん、ゴミの分別について意識を促すことも企図しています。
また、本プロジェクトは『環境で選ばれる商業施設・オフィスビルに向けたプロジェクト』の第2弾の取り組みであり、第1弾の「工事廃棄物の削減・再利用に向けた協業体制の構築」に続くものです。今後も中期経営計画で掲げた環境ブランドを高めることを目的に、3つの軸(脱炭素社会、循環型社会、生物多様性)をステークホルダーとの共創を通して、環境問題の解決に向けた取り組みを加速します。
※1 アスクル資源循環プラットフォーム https://www.askul.co.jp/kaisya/shigen/
※2 一部オフィスビルを除く
■ 本プロジェクトの概要
当社は「building smiles はたらく人を笑顔に」をスローガンに、オフィスワーカーの皆様に安心・安全・快適な空間を提供できるよう、オフィスビルの運営・管理を行っています。その一環として、2015年から「貸出傘サービス」を提供してきました。
そして、「オフィスビルから排出される資源で、人やまちに付加価値を提供できないか」という想いを起点に、アスクルの使用済みクリアファイルを回収しリサイクル素材(再生ペレット)に再生する仕組み、サエラの傘の製造技術、当社の貸出傘サービスを掛け合わせて、オフィスビル内で使われたクリアファイルを貸出傘に再生する構想が生まれました。
本プロジェクトで活用したクリアファイルは、日常的に業務で使用される一方、数度の使用で廃棄されることも多いプラスチック製品です。廃棄ではなく、施設利用者が気軽に使える傘へと再生させるという発想は、当社のオフィスビルに入居する企業の賛同をいただき、多くのクリアファイルを回収しました。それを受けて、アスクルが資源循環プラットフォームを通じてリサイクル素材(再生ペレット)に再生し、サエラが当社のオフィスビル入居企業のワーカーに向けた貸出傘の柄として2,400本を製造しました。傘は、2023年3月13日(月)より25物件にて貸出します。
■ 製品化された傘の特長
さらに、骨部分に伸縮性や耐久性に優れた壊れにくい強化プラスチックを使用することで、強い風にも折れにくい仕様であることに加え、本製品は全ての素材がプラスチックであり、分解が可能です。そのため、傘が壊れた際はパーツを部分的に取り替えて長く使い続けることが可能です。
なお、傘の柄は混合率100%のリサイクル素材(再生ペレット)に変換した上で製造されています。
【参考】アスクル資源循環プラットフォームについて
② 使用済みクリアファイルの分別・選別・重量計測
③ 再生原料(再生ペレット)の製造
④ 再生原料(再生ペレット)の販売
⑤ 再生原料(再生ペレット)を活用した商品の製造
■ 本プロジェクトの協力会社概要
<株式会社サエラ>
サエラは1991年の創業以来30年以上にわたり傘を取り扱っています。2006年に耐久性ビニール傘の「エバーイオン」を開発・販売。2017年に簡単に使い捨てられてしまうビニール傘とは似て非なる、壊れにくく、錆びない、そして金属を一切使わず、長く使える、「オールプラスチック」の新しい傘「+TIC」を開発。+TICビニール傘の普及とともにエシカル消費拡大への活動を行っています。人にも地球にやさしい循環型の傘メーカーです。
参加会員団体:エシカル推進協議会、気候非常事態ネットワーク、CLOMA
<アスクル株式会社>
1993年に事業所向け通販サービス「ASKUL」事業、2012年に個人向けEC 「LOHACO」を開始。全国10拠点の自社EC 物流センターから全国に当日・翌日配送「明日来る」を実現しています。商品開発からラストワンマイルまで担うバリューチェーンにおいて、メーカーやパートナーとの共創を通じ、ビジネスと社会課題の解決を両立する“エシカルeコマース”の実現を推進。当社のパーパス 〈仕事場とくらしと地球の明日(あす)に「うれしい」を届け続ける。〉を実現する社会インフラであり続けることをめざしています。
■ 入居企業のごみ分別の意識を促すその他の取り組み
キリンビバレッジ株式会社(以下、「キリン」)と協業し、共用部に設置する二種類のリサイクルボックス(①ラベル・キャップ・ボトルに分別可能なペットボトル用、②カン・ビン用)を、ペットボトルキャップを原料として製作に取り組みました。キリンと当社が2022年11月~2023年3月の5ヵ月間で、ペットボトルキャップ約234kg(約117,000個相当)を回収、リサイクルボックス76基を作成し、2023年3月、5物件(新目黒東急ビル、渋谷南東急ビル、日本橋フロント、品川東急ビル、恵比寿ビジネスタワー)に設置します。
また、株式会社都市環境エンジニアリング、株式会社ショーエイコーポレーションと協業し、共用部で使用するゴミ袋を、植物由来の原料で製作しました。本ゴミ袋はバイオマス素材100%※3で作られており、通常のゴミ袋よりCO2排出量が約70%削減できます。2022年12月より、2物件(渋谷ソラスタ、新目黒東急ビル)の可燃ごみのゴミ袋として利用しています。
※3 着色顔料を除く
■「環境で選ばれる施設」に向けたプロジェクト
当社は、都市事業で展開するオフィスビル・商業施設において「環境で選ばれる施設」をめざし、テナント企業をはじめとするステークホルダーとともに、様々なプロジェクトに取り組んでいます。第一弾では、オフィスビルや商業施設の改修工事等で排出される廃棄物を削減するため、14社のパートナー企業と2023年1月に「ゼロエミッション倶楽部」を設立し、協業体制を構築しました。
今後も、様々なステークホルダーと協業しながら、オフィスビルでの廃棄物の削減や再利用、既存施設でのZEB化や広域渋谷圏での更なる緑化推進など、環境問題の解決に向けた取り組みを推進し、共創による事業機会の拡大を図ります。
■ 長期ビジョン「GROUP VISION 2030」でめざす、「環境経営」と「DX」の取り組み
東急不動産ホールディングスは、2021 年に長期ビジョンを発表しました。「WE ARE GREEN」をスローガンに、誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来を実現し、価値を創造し続ける企業グループをめざします。
また、2022年5月には長期ビジョンに基づき「中期経営計画 2025」を策定、「環境経営」「DX」を通じた独自性のある価値創出を図ってまいります。
≪貢献するSDGs≫
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/group-vision-2030/
東急不動産ホールディングス「中期経営計画2025」について
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/ir/mgtpolicy/mid-term-plan/
使用済みクリアファイルの回収と再資源化は、アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社⻑:吉岡 晃、以下「アスクル」)が運営する「アスクル資源循環プラットフォーム※1」(以下「資源循環プラットフォーム」)を活用しました。
使用済みクリアファイルを2022年2月から2023年1月までの1年間で1,014kg(約50,000枚相当)回収し、うち250㎏を傘の柄のリサイクル素材(再生ペレット)として活用、残り764kgは再生プラスチックとしてアスクルの新たなプライベートブランドのシリーズである「Matakul」にてリサイクル活用されました。
本プロジェクトは、使用され不要となったクリアファイルを単なるゴミとして廃棄せずに傘へと再生し、その傘を貸出傘として入居企業のオフィスワーカーへのサービス※2として還元することはもちろん、ゴミの分別について意識を促すことも企図しています。
また、本プロジェクトは『環境で選ばれる商業施設・オフィスビルに向けたプロジェクト』の第2弾の取り組みであり、第1弾の「工事廃棄物の削減・再利用に向けた協業体制の構築」に続くものです。今後も中期経営計画で掲げた環境ブランドを高めることを目的に、3つの軸(脱炭素社会、循環型社会、生物多様性)をステークホルダーとの共創を通して、環境問題の解決に向けた取り組みを加速します。
※1 アスクル資源循環プラットフォーム https://www.askul.co.jp/kaisya/shigen/
※2 一部オフィスビルを除く
■ 本プロジェクトの概要
当社は「building smiles はたらく人を笑顔に」をスローガンに、オフィスワーカーの皆様に安心・安全・快適な空間を提供できるよう、オフィスビルの運営・管理を行っています。その一環として、2015年から「貸出傘サービス」を提供してきました。
そして、「オフィスビルから排出される資源で、人やまちに付加価値を提供できないか」という想いを起点に、アスクルの使用済みクリアファイルを回収しリサイクル素材(再生ペレット)に再生する仕組み、サエラの傘の製造技術、当社の貸出傘サービスを掛け合わせて、オフィスビル内で使われたクリアファイルを貸出傘に再生する構想が生まれました。
本プロジェクトで活用したクリアファイルは、日常的に業務で使用される一方、数度の使用で廃棄されることも多いプラスチック製品です。廃棄ではなく、施設利用者が気軽に使える傘へと再生させるという発想は、当社のオフィスビルに入居する企業の賛同をいただき、多くのクリアファイルを回収しました。それを受けて、アスクルが資源循環プラットフォームを通じてリサイクル素材(再生ペレット)に再生し、サエラが当社のオフィスビル入居企業のワーカーに向けた貸出傘の柄として2,400本を製造しました。傘は、2023年3月13日(月)より25物件にて貸出します。
■ 製品化された傘の特長
傘の柄の部分は使用済みクリアファイルを用いた素材で製造し、生地部分はリサイクルPETボトル素材を100%用い、環境負荷を軽減しています。
さらに、骨部分に伸縮性や耐久性に優れた壊れにくい強化プラスチックを使用することで、強い風にも折れにくい仕様であることに加え、本製品は全ての素材がプラスチックであり、分解が可能です。そのため、傘が壊れた際はパーツを部分的に取り替えて長く使い続けることが可能です。
なお、傘の柄は混合率100%のリサイクル素材(再生ペレット)に変換した上で製造されています。
【参考】アスクル資源循環プラットフォームについて
① 使用済みクリアファイルの送付
② 使用済みクリアファイルの分別・選別・重量計測
③ 再生原料(再生ペレット)の製造
④ 再生原料(再生ペレット)の販売
⑤ 再生原料(再生ペレット)を活用した商品の製造
■ 本プロジェクトの協力会社概要
<株式会社サエラ>
サエラは1991年の創業以来30年以上にわたり傘を取り扱っています。2006年に耐久性ビニール傘の「エバーイオン」を開発・販売。2017年に簡単に使い捨てられてしまうビニール傘とは似て非なる、壊れにくく、錆びない、そして金属を一切使わず、長く使える、「オールプラスチック」の新しい傘「+TIC」を開発。+TICビニール傘の普及とともにエシカル消費拡大への活動を行っています。人にも地球にやさしい循環型の傘メーカーです。
参加会員団体:エシカル推進協議会、気候非常事態ネットワーク、CLOMA
<アスクル株式会社>
1993年に事業所向け通販サービス「ASKUL」事業、2012年に個人向けEC 「LOHACO」を開始。全国10拠点の自社EC 物流センターから全国に当日・翌日配送「明日来る」を実現しています。商品開発からラストワンマイルまで担うバリューチェーンにおいて、メーカーやパートナーとの共創を通じ、ビジネスと社会課題の解決を両立する“エシカルeコマース”の実現を推進。当社のパーパス 〈仕事場とくらしと地球の明日(あす)に「うれしい」を届け続ける。〉を実現する社会インフラであり続けることをめざしています。
■ 入居企業のごみ分別の意識を促すその他の取り組み
キリンビバレッジ株式会社(以下、「キリン」)と協業し、共用部に設置する二種類のリサイクルボックス(①ラベル・キャップ・ボトルに分別可能なペットボトル用、②カン・ビン用)を、ペットボトルキャップを原料として製作に取り組みました。キリンと当社が2022年11月~2023年3月の5ヵ月間で、ペットボトルキャップ約234kg(約117,000個相当)を回収、リサイクルボックス76基を作成し、2023年3月、5物件(新目黒東急ビル、渋谷南東急ビル、日本橋フロント、品川東急ビル、恵比寿ビジネスタワー)に設置します。
また、株式会社都市環境エンジニアリング、株式会社ショーエイコーポレーションと協業し、共用部で使用するゴミ袋を、植物由来の原料で製作しました。本ゴミ袋はバイオマス素材100%※3で作られており、通常のゴミ袋よりCO2排出量が約70%削減できます。2022年12月より、2物件(渋谷ソラスタ、新目黒東急ビル)の可燃ごみのゴミ袋として利用しています。
※3 着色顔料を除く
■「環境で選ばれる施設」に向けたプロジェクト
当社は、都市事業で展開するオフィスビル・商業施設において「環境で選ばれる施設」をめざし、テナント企業をはじめとするステークホルダーとともに、様々なプロジェクトに取り組んでいます。第一弾では、オフィスビルや商業施設の改修工事等で排出される廃棄物を削減するため、14社のパートナー企業と2023年1月に「ゼロエミッション倶楽部」を設立し、協業体制を構築しました。
今後も、様々なステークホルダーと協業しながら、オフィスビルでの廃棄物の削減や再利用、既存施設でのZEB化や広域渋谷圏での更なる緑化推進など、環境問題の解決に向けた取り組みを推進し、共創による事業機会の拡大を図ります。
■ 長期ビジョン「GROUP VISION 2030」でめざす、「環境経営」と「DX」の取り組み
東急不動産ホールディングスは、2021 年に長期ビジョンを発表しました。「WE ARE GREEN」をスローガンに、誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来を実現し、価値を創造し続ける企業グループをめざします。
また、2022年5月には長期ビジョンに基づき「中期経営計画 2025」を策定、「環境経営」「DX」を通じた独自性のある価値創出を図ってまいります。
≪貢献するSDGs≫
東急不動産ホールディングス「GROUP VISION 2030」について
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/group-vision-2030/
東急不動産ホールディングス「中期経営計画2025」について
https://www.tokyu-fudosan-hd.co.jp/ir/mgtpolicy/mid-term-plan/
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