化粧品容器プラスチックキャップの水平リサイクル『Cap to Cap』を実現ナチュラグラッセ2022年4月限定品に採用・販売

株式会社ネイチャーズウェイ(本社：愛知県名古屋市、代表取締役：萩原吉晃)は、テラサイクルジャパン合同会社（本社：神奈川県横浜市、アジア太平洋統括責任者：エリック・カワバタ）、協和資材株式会社（本社：埼玉県鴻巣市、代表取締役：安藤裕二）、株式会社グラセル（本社：大阪府茨木市、代表取締役社長：石塚吾朗）と協働し、自社回収した使用済み化粧品容器キャップの水平リサイクルを実現しました。単一素材のペットボトルで既に浸透している『Bottle to Bottle（ボトルトゥボトル）』にあやかり、今回の水平リサイクルを『Cap to Cap（キャップトゥキャップ）』と名付けました。グローバルにリサイクル事業をけん引するテラサイクルとして、このようなプラスチック製化粧品容器の水平リサイクルはアジア太平洋地域で初の事例です。

 

 

この『Cap to Cap』容器を採用した最初の製品は「ナチュラグラッセ」の限定品「UVプロテクションベースM」です。2022年4月27日から全国のナチュラグラッセ取扱い店舗にて販売を開始します。
その後、「チャントアチャーム」、「サンダース・ペリー」からも『Cap to Cap』容器製品の発売を予定しています。

 

 

　　（↑）容器重量の約50％を占めるキャップが水平リサイクル由来の環境負荷の低い製品

ネイチャーズウェイは「自然との融和による美と健康の創造」という企業理念のもと、1974年の創業以来、サステナブル（持続可能性）な企業活動を推進し、自然素材にこだわった製品づくりだけではなく企業活動で生じる環境負荷を可能な限り低減するよう努力してきました。

2015年以降、ＳＤＧｓ（持続可能な開発目標）の世界的潮流により、今まで続けてきた弊社の事業活動そのものが持続可能な社会の創出につながっていたのだと実感すると同時に、守るべき未来のためには今まで以上に意欲的に、具体的に取り組まなければと決意し「ネイチャーズウェイサステナブルプログラム」の名のもと、「サーキュラーエコノミー」「カーボンニュートラル」「笑顔の共創」という３つのゴールを掲げ、再始動いたしました。

その活動の一環として、2019年12月、「捨てるという概念を捨てよう」をスローガンにリサイクル事業をグローバル展開しているテラサイクル社とパートナーシップを結び、使用済み容器の自社回収をスタートしたことで、これまでは廃棄されるしかなかった使用済み容器を再資源化していく、新たなサーキュラーエコノミーへの挑戦が始まりました。

集めた使用済み容器を原料にして再び元の容器に成型し、製品として販売するというのが今回の試みです。複合素材のプラスチック容器はペットボトルのような単一素材に比べるとリサイクルの難易度が高いのですが、本体容器よりもリサイクルしやすい「キャップ」に焦点を絞ることで、今の自分たちで成し得る水平リサイクルを形にすることが出来ました。

今回の『Cap to Cap』では、自社回収容器由来の原料を40％配合しており、残り60%も容器の製造工程から生まれた端材を利用して製造されています。そのため、新たなプラスチック原料を使用せずに製造が可能で、およそ300㎏のバージンプラスチック削減が達成できました。使用済み容器からつくられた再生樹脂は安全性試験を行い品質確保にも努めています。

『Cap to Cap』は、ネイチャーズウェイが販売した製品容器を、販売ルートを使って自社回収し、再びネイチャーズウェイ製品として世に送り出すという「完全循環」で実現されています。

日本では「プラスチック資源循環促進法」が2022年4月1日に施行となりますが、弊社ではこれに先駆け2020年からこの『Cap to Cap』に取り組んできました。実現までは簡単な道のりではありませんでしたが、お客様のリサイクル協力をはじめ、再資源化ではテラサイクルジャパン合同会社、協和資材株式会社、再生樹脂による容器成型では株式会社グラセルという素晴らしいパートナーシップに恵まれ、前例のない『Cap to Cap』を実現することができました。ネイチャーズウェイはこれからもステークホルダーの皆様とともに、サーキュラーエコノミーを共創していきます。
 

商品名：ナチュラグラッセ UVプロテクションベースM規格　：30ml
価格　：3,520円（税込）
発売日：2022年4月13日～全国のCosme Kitchen、Make↗Kitchen、
　　　　Biople by Cosme Kitchenにて先行販売
　　　　2022年4月27日～全国のナチュラグラッセ取扱い店舗にて販売




【これまでの活動実績】
・ネイチャーズウェイ 容器リサイクル回収プロジェクト（https://www.naturesway.co.jp/sustainability/activity/2981）
ネイチャーズウェイ全ブランドの使用済みのプラスチック容器・ガラス容器・アルミ容器を回収。
これまでの回収実績：7,099㎏（2022年1月までの累計）
・Loopプロジェクト（https://www.naturesway.co.jp/sustainability/reuse）
従来使い捨てされていたプラスチック製の一般消費財容器や食品パッケージを、ステンレスやガラスなど繰り返し利⽤が可能な耐久性の⾼いものに変えることで、サーキュラーエコノミーの実現を目指すシステムです。
対象ブランド：エレキュイール、ドクターブロナー
・SBT認証を取得（https://www.naturesway.co.jp/sustainability/sbt）
国内ナチュラルオーガニックコスメ企業としては初の事例として※、2021年7月20日に取得いたしました。
※TPCマーケティングリサーチ㈱調べ (2021年7月調査)

＜株式会社ネイチャーズウェイ＞
ネイチャーズウェイは1974年の創業以来、肌へのやさしさを追求し、自然素材にこだわった化粧品を提供し続けています。環境問題にもいち早く取り組み、「ネイチャーズウェイサステナブル基金」を設立。売上の一部を環境保護活動や、社会貢献活動に役立てています。また、製造や販売などの企業活動で生じる環境負荷を低減する取り組みも行っています。自然化粧品を通じ社会貢献を願うネイチャーズウェイは、これからも自然との関わりの中で歩んでまいります。また、SDGsの目標達成に向けても活動をしております。