7割以上の企業が「ジョブ型採用を導入していない」と回答。〜2025年卒業予定学生と企業を対象とした「入社後の配属先に関する調査」を発表〜

株式会社i-plug

2024年10月2日 12時00分

学生と企業をつなげる新卒オファー型就活サービス「OfferBox（オファーボックス）」を運営する株式会社i-plug（本社：大阪市淀川区、代表取締役 CEO：中野智哉）は、2025年卒業予定学生（以下、「25卒学生」）を対象に配属先の希望に関するアンケートを実施しました。

約8割の就活生が、配属先の部署を選考・内定時に知らせてほしいと回答。

Q1. 選考・内定時にすでに配属先の部署を知らせてほしいですか？（単一回答/学生対象）

80.1%の学生が「はい」と回答しました。これまでの同様の調査結果と比較して、昨年の24卒学生から0.5ポイント、一昨年の23卒学生から約5ポイント増加しています。選考・内定時に配属先を知りたい学生は、年々増加傾向にあることがわかりました。

Q2. （Q1.にて「はい」と回答した方に伺います。）その理由を教えてください。（複数回答/学生対象）

「入社までに配属先の部署を知ることで、働くイメージを持ちたいため」が最多の73.6%、次いで「入社までに配属先の部署を知ることで、心の準備ができるため」が59.4%でした。入社までに、できる限りの心づもりをしておきたい25卒学生が多いことがわかります。

Q3. 入社後、配属先が希望以外の部署・職種となった場合、転職を考えますか？（単一回答/学生対象）

「すぐ考える」と回答した25卒学生は9.8％。7割以上の学生が「わからない」「2-3年後に考える」と回答したことから、入社後の状況を踏まえたうえで、転職するか考えることが推察されます。

Q4. 希望部署に配属されるために取り組んだこと、取り組む予定のあることはありますか？（複数回答/学生対象）

「特に何もしていない」が最多の39.0%。また、「人事に希望を伝えた」と回答した学生が35.4%でした。希望部署に配属されるために、大学でその領域を専攻した学生や、アルバイトやボランティアなどの課外活動で希望部署に関わる業務を経験した学生もいるようです。

7割以上の企業が「ジョブ型採用を導入していない」と回答。

Q5. 新卒採用における「ジョブ型採用」導入について、もっとも近いものを選択してください。（単一回答/企業対象）

企業を対象に実施した「ジョブ型採用」の導入に関するアンケートでは、「導入しない」と回答した企業が最多の37.6%、次いで「未定」と回答した企業は36.1%でした。

「事前に配属先を知りたい」学生が約8割であり、大学の専攻や課外活動で希望配属先に関する取り組みを行っている学生が半数近くいる結果をみると、職務内容や求めるスキルを限定して採用する「ジョブ型採用」は、学生にとって需要が高まっていると推察されます。しかし、7割以上の企業が「ジョブ型採用」を導入していないことがわかりました。