【イベントレポート】「クールジャパンDXサミット2024 HOKKAIDO」が閉幕 #CJDX2024
クールジャパンDXサミット実行委員会(運営事務局:Vpon JAPAN株式会社、本社:東京都新宿区、代表取締役社長/クールジャパンDXサミットオーガナイザー:篠原 好孝)は、2024年8月30日(金)にあかん遊久の里 鶴雅にて、「クールジャパンDXサミット2024 HOKKAIDO」を開催しました。
第三回「クールジャパンDXサミット」の2024年特別企画として開催された「クールジャパンDXサミット2024 HOKKAIDO」。当日は会場/オンライン含め、約200名の方にご参加いただきました。
【セッション1】
北海道観光の高付加価値化と課題
〜インバウンド地域誘客の重要テーマエリア ひがし北海道、その魅力をどう伝えるのか〜
個々の施設の単価向上だけでなく、地域全体の収益最大化が重要視されています。北海道全体では、観光消費額の増加を目標に、ワインツーリズム、ケアツーリズム、ナイトタイムエコノミー、アドベンチャートラベルという4つの主要施策が展開されています。
一方、ひがし北海道では、コロナ後の観光動向の変化に直面し、特に、ダイナミックパッケージの流通拡大や、おひとり様旅行の増加といった新たなトレンドへの対応が課題となっています。これらの変化は、ひがし北海道の従来の観光モデルでは難しい側面があり、地域全体でこの新しい流れにどう適応していくかが問われています。
そして知床地域を代表する知床北こぶしリゾートでは過去10年以上にわたり、知床北こぶしグループのブランディングを根本から見直し、従来の「温泉地・和風旅館」というイメージからの脱却とステップアップを図ってきました。この継続的な努力は、知床地域を次の段階の観光地へと進化させ、ひがし北海道の特徴的な文化や環境を反映したブランディングに繋がっています。
北海道観光の未来を形作る重要な要素が詰め込まれた講演となりました。
【セッション2】
クールジャパンが聖地巡礼を盛り上げる!
〜海外でのコンテンツ認知がもたらす聖地巡礼インバウンドの拡大〜
エンタメコンテンツの成功事例の多くは、DXと体験型要素の二つです。
北海道の現在の「聖地巡礼」を知るため、現地調査が行われました。この調査では、二次交通、インターネット対応、決済システムなどの機能的側面に加え、特に訪日シェアの高い、台湾や中華圏の観光客の視点から見た課題や魅力的な要素が明らかになりました。
聖地巡礼が高付加価値化にどうつながるかを考える上で、重要なのは目に見えないものを信じる力です。ここで注目されるのが、SBNR(Spiritual But Not Religious:無宗教型スピリチュアル)の概念です。アメリカでは国民の約3分の1がこの傾向を示し、特にZ世代を中心に先進国で増加しています。
SBNRの視点から、観光客が求める体験、人生を変えたいと思う方向性、望む経験の本質を理解することが、新たな観光価値の創造につながる可能性があり、北海道がそれらを満たす文化的・歴史的な背景や環境を有していることから大きなポテンシャルがあるといえます。
この洞察は、従来の観光地や体験の枠を超えた、より深い精神的満足や自己実現を提供する新しい観光形態の発見のヒントとなる講演となりました。
〜ご参加いただきました皆様ありがとうございました!〜
〜会場ご協力いただきました、鶴雅リゾート様。ありがとうございました!〜
〜登壇者、運営スタッフで参加した「カムイルミナ」〜
運営事務局Vpon JAPANについて
Vpon JAPANは「日本の魅力をデータ&デジタルの力で世界へ届ける」をミッションに掲げ、独自のAI技術とデータソリューションの提供により、日本と海外のソフトパワーの発信と経済貢献を官民問わず支援しているクールジャパンDXカンパニーです。
【会社概要】
- 社名:Vpon JAPAN株式会社
- 本社所在地:東京都新宿区新宿4-1-6 JR新宿ミライナタワー18F
- 代表取締役社長:篠原 好孝
- 事業内容:独自AI技術によるビッグデータ解析事業、スマートフォン広告プラットフォーム事業、インバウンド・アウトバウンドマーケティング支援事業、DMP構築事業、クールジャパンDXサミット運営事務局
- 設立:2014年6月
- Webサイト:https://www.vpon.com/jp/
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