【大企業の人事・教育・DX推進担当者に聞いた!】DX推進スキル標準の中で、特に育成に注力したいロール 第1位は「ビジネスアーキテクト」に
〜ビジネスアーキテクト育成に注力したい理由として「新規事業開発の加速に繋がる」「技術と戦略の間の橋渡し役となる」などの声〜
その後、最多回答である「ビジネスアーキテクト」を選んだ方110名に対して、深掘り調査として「大企業のビジネスアーキテクトに関する意識調査」を実施しましたので、お知らせいたします。
調査サマリー
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調査概要
調査概要 :大企業のビジネスアーキテクトに関する意識調査
調査方法 :IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間 :2023年11月16日〜同年12月2日
∟事前調査:2023年11月16日〜同年12月1日
∟本調査 :2023年11月29日〜同年12月2日
有効回答数
∟事前調査:DX人材の育成を重視している大企業(従業員数1,000名以上)の
経営者・役員、人事/教育研修/デジタル戦略/DX推進担当者562名
∟本調査 :DX推進スキル標準におけるビジネスアーキテクト育成を強化していきたい
大企業(従業員数1,000名以上)の経営者・役員、人事/教育研修/
デジタル戦略/DX推進担当者110名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
事前調査パート
「DX推進スキル標準」の中で育成を強化したいロール、第1位が「ビジネスアーキテクト(23.7%)」、第2位が「データサイエンティスト(22.6%)」
「Q.あなたの会社において、特にどのようなDX人材の育成を強化していきたいと考えますか。DX推進スキル標準の5つのロール(人材類型)の中から1つお選びください。」(n=562)と質問したところ、「ビジネスアーキテクト」が23.7%、「データサイエンティスト」が22.6%という回答となりました。
・ビジネスアーキテクト:23.7%
・データサイエンティスト:22.6%
・ソフトウェアエンジニア:16.5%
・サイバーセキュリティ:13.7%
・デザイナー:6.6%
・わからない/答えられない:12.3%
・あてはまるものはない:4.6%
<DX推進スキル標準の5つの人材類型>
「DX推進スキル標準」とは、デジタル変革(DX)を推進するための主要な5つの人材類型、役割、必要なスキルを定義したものです。
①ビジネスアーキテクト
DXにおける新規事業開発や既存事業の高度化などを担当し、目的設定から導入、効果検証まで一気通貫で推進する役割を持ちます。関係者のコーディネートが重要です。
②デザイナー
ビジネスと顧客・ユーザーの視点を総合的に捉え、製品・サービスの方針や開発プロセスを策定します。その上で、製品・サービスのデザインを担います。
③データサイエンティスト
DX推進において、データ活用による業務変革や新規ビジネスの実現を目指します。データの収集・解析、その仕組みの設計・実装・運用を行います。
④ソフトウェアエンジニア
デジタル技術を用いた製品・サービスの提供に向けたシステムやソフトウェアの設計・実装・運用を担当します。技術的な知識とスキルが求められます。
⑤サイバーセキュリティ
デジタル環境におけるサイバーセキュリティリスクの管理を行い、業務プロセスを支えるための対策を講じます。
本調査パート
DX推進において「ビジネスアーキテクト」の育成を強化したい理由、「新規事業開発の加速に繋がるから」が61.8%で最多
「Q1.あなたの会社のDXを推進するために必要な人材のうち、特に「ビジネスアーキテクト」の育成を強化したい理由を教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「新規事業開発の加速に繋がるから」が61.8%、「技術と戦略の間の橋渡し役となるから」が56.4%、「ビジネスプロセスの改善や効率化を客観的に行えるから」が55.5%という回答となりました。
・新規事業開発の加速に繋がるから:61.8%
・技術と戦略の間の橋渡し役となるから:56.4%
・ビジネスプロセスの改善や効率化を客観的に行えるから:55.5%
・異なる部署間の関係構築を担う存在となるから:41.8%
・部署単位ではなく事業体全体の視点で推進を行う人材が必要だから:33.6%
・導入後の効果検証まで行える人材が必要だから:32.7%
・リスクの分析や課題の特定をスムーズに行えるから:28.2%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:4.5%
「企業力を高めたい」や「ニーズの明確化」などの理由も
Q1で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q2.Q1で回答した以外に、DXを推進するために必要な人材のうち、特に「ビジネスアーキテクト」の育成を強化したい理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=105)と質問したところ、「企業力を高めたい」や「ニーズの明確化」など51の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・40歳:競合他社も強化しているから。
・63歳:単なるIT推進に留まらず、DXを通じて業務改革を考えられる人材を欲しているため。
・60歳:DX化を長期にわたって対応出来る人材がどうしても必要であるから。
・59歳:越境人財が必要だから。
・48歳:企業力を高めたい。
・48歳:お客様の要望を形にできる人材は貴重であり今後も求められるため。
・58歳:ビジネスモデルのイノベーション。
ビジネスアーキテクト育成の現状、約3割が「施策を実施しているが、まだ育成成果には結びついていない」と回答
「Q3.あなたの会社における「ビジネスアーキテクト」の育成について、現状を教えてください。」(n=110)と質問したところ、「施策を実施しているが、まだ育成成果には結びついていない」が26.4%、「育成環境が整備されてきており、一部育成の成果が出ている」が22.7%、「全体的に育成環境が整備できており、成果も出ている」が10.9%という回答となりました。
・未だ実施を検討できていない:12.7%
・実施に向けた構想があるが、施策を進められていない:21.8%
・施策を実施しているが、まだ育成成果には結びついていない:26.4%
・育成環境が整備されてきており、一部育成の成果が出ている:22.7%
・全体的に育成環境が整備できており、成果も出ている:10.9%
・あてはまるものはない:0.9%
・わからない/答えられない:4.5%
8割以上が、ビジネスアーキテクト育成に「課題あり」と回答
「Q4.あなたの会社で「ビジネスアーキテクト」の育成を進めていく上で、課題はありますか。」(n=110)と質問したところ、「とてもある」が50.0%、「ややある」が34.5%という回答となりました。
・とてもある:50.0%
・ややある:34.5%
・あまりない:9.1%
・全くない:0.0%
・わからない/答えられない:6.4%
ビジネスアーキテクト育成の課題、「必要スキル・知識の不足」や「最適な教育が見つからない」、「測定・評価が難しい」等、育成計画設計に関するものが多い結果に
Q4で「とてもある」「ややある」と回答した方に、「Q5.あなたの会社の「ビジネスアーキテクト」育成における課題を教えてください。(複数回答)」(n=93)と質問したところ、「必要なスキルや知識が不足している」が59.1%、「実践力を養成する最適な教育が見つからない」が52.7%、「人材のビジネス系スキルの測定・評価が難しい」が52.7%という回答となりました。
・必要なスキルや知識が不足している:59.1%
・実践力を養成する最適な教育が見つからない:52.7%
・人材のビジネス系スキルの測定・評価が難しい:52.7%
・具体的な取り組み方が分からない:44.1%
・最適な人材を選ぶのが難しい:40.9%
・予算や時間が不足している:23.7%
・その他:2.2%
・わからない/答えられない:0.0%
「人材不足」や「効果がすぐにはでない」などの育成に関する課題も
Q5で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.Q5で回答した以外に、あなたの会社の「ビジネスアーキテクト」育成における課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=93)と質問したところ、「人材不足」や「効果がすぐにはでない」など48の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・40歳:人材不足。
・61歳:人事制度、評価体系。
・48歳:何から手をつけて良いかわからないのと、他の業務との兼ね合いで費やす工数が確保できないため。
・54歳:それ自体の概念が社内に浸透していない。
・44歳:効果がすぐにはでない。
・46歳:そもそも上層部の誰も理解できていない。
・44歳:技術の進歩についていける社員が少ない。
ビジネスアーキテクト育成において注力したいこと、第1位「社内システムの構築/見直し」、第2位「ビジネスアーキテクトに特化した教育制度の導入・実施」
「Q7.あなたの会社の「ビジネスアーキテクト」育成において、今後特に注力したいことを教えてください。(複数回答)」(n=110)と質問したところ、「社内システムの構築/見直し」が60.9%、「ビジネスアーキテクトに特化した教育制度の導入・実施」が52.7%、「最新のデジタル技術やツールに関するスキルの習得」が51.8%という回答となりました。
・社内システムの構築/見直し:60.9%
・ビジネスアーキテクトに特化した教育制度の導入・実施:52.7%
・最新のデジタル技術やツールに関するスキルの習得:51.8%
・社内全体のリテラシーの向上:44.5%
・リーダーシップスキルの習得:34.5%
・社内連携のためのコミュニケーションスキル強化:25.5%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:6.4%
「適材者の増員」や「育成の手順」などに注力したい企業も
Q7で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、あなたの会社の「ビジネスアーキテクト」育成において、今後特に注力したいことがあれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=103)と質問したところ、「適材者の増員」や「育成の手順」など47の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
・60歳:専門部署の設置とオーナーへの定期提案の仕組みづくり。
・41歳:リーダーシップ。
・63歳:育成の手順の構築。
・61歳:社外人材の活用。
・58歳:経営層のリテラシー向上。
・61歳:適材者の増員。
・48歳:最新のデジタル技術の習得。
まとめ
今回は、DX人材の育成を重視している大企業(従業員数1,000名以上)の経営者・役員、人事/教育研修/デジタル戦略/DX推進担当者562名を対象に事前調査を実施しました。その結果「DX推進スキル標準」の中で育成を強化したいロールの第1位は「ビジネスアーキテクト(23.7%)」、第2位は「データサイエンティスト(22.6%)」という結果になりました。
また、「ビジネスアーキテクト」育成を特に強化したいと回答した方110名に対して、深掘り調査として「大企業のビジネスアーキテクトに関する意識調査」を実施しました。ビジネスアーキテクトの育成を強化したい理由としては、「新規事業開発の加速に繋がるから」が61.8%で最多となりました。
「ビジネスアーキテクト」の育成状況については、「施策を実施しているが、まだ育成成果には結びついていない」(26.4%)、「育成環境が整備されてきており、一部育成の成果が出ている」(22.7%)が上位になっています。さらに、84.5%の企業が、ビジネスアーキテクト育成に課題を抱えており、課題の内容について、約6割が「必要なスキルや知識が不足」を挙げました。さらに、ビジネスアーキテクト育成において注力したいこととしては、第1位「社内システムの構築/見直し」(60.9%)、第2位「ビジネスアーキテクトに特化した教育制度の導入・実施」(52.7%)という結果が出ています。
今回の調査では、大企業においてビジネスアーキテクトの育成強化が重要視されてることが明らかになりました。一方で、多くの企業がビジネスアーキテクトの育成に課題を抱えている実態が浮き彫りになっています。適切な研修プログラムを導入することで、ビジネスアーキテクトを育成するとともに、自社のDX推進スキル向上が実現できるのではないでしょうか。
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設立 :2017年5月1日
代表者 :代表取締役社長CEO 齊藤 秀
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