料理家・坂田阿希子がひらく、お酒とサンドイッチ。だからこその「仕掛け」。『サンドイッチ・バー』2月17日発売
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解説
お酒に合わせて、サンドイッチだからこそできる「仕掛け」がある。
それを考えるのがたまらなく好きだ。
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introduction
サンドイッチを作るとき、私はいつも気持ちのいい緊張感に包まれる。
食べたときの食感や味の構造、アクセントになるような風味や香り。そしてなんといってもストンと切り分けたときの切り口の凛とした佇まいを考える。とにかく丹精込めて作るのだ。
パパッと朝食やランチに、気軽に作るサンドイッチというのもいいが、私はサンドイッチこそ、緊張感を高めて緻密な構造で作るべき料理ではないかと考えている。
だからこそ、とっておきのお酒に合わせて、ゆったりとした大切な夜の時間に合わせて作ってみてはどうだろうか。一日の疲れを癒やすような時間に、小さく切り分けたサンドイッチをつまむ。そんな時間にぴったり合うようなサンドイッチの本をいつか作りたいとずっと思っていた。
合わせるお酒はもちろんお好みで楽しんでもらえばいいのだが、なんとなくの私なりのルールを紹介しよう。
たとえば魚介類を使ったものなら、キリッとした辛口の白ワインがとても合うし、それをフライにしてマヨネーズやウスターソースが加われば、モルトの香りが効いたウイスキーを合わせるのもよし。フィッシュアンドチップスがあるくらいだもの、ギネスビールももちろん合いそう。
シュニッツェルのような薄いカツレツには、お国柄に合うモーゼルワイン。サワークリームとサーモンやタラモときたら、やっぱり清涼な生産地のワインが合うように思うし、じゃがいものサンドイッチなら、ウオッカもよさそうだ。
料理とお酒を楽しむときのように、肉のパテやステーキサンドなら、ちょっと重めの赤ワインが飲みたくなるし、フルーツサンドならシャンパーニュを合わせたい。チーズのサンドイッチには、そのチーズの生産地のワインならたぶんピタリとくるように思う。
頭を悩ませる必要はない。その日に飲みたいお酒を選んで、それに合わせてサンドイッチを考えるだけ。
ただ、少しの緊張感をもって、キリッとした佇まいのサンドイッチを作ろう。それだけでサンドイッチの完成度はまったく違ってくる。
端正に作られたサンドイッチの味わいについては、もちろん言うまでもない。
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著者情報
坂田阿希子(さかた あきこ)
フランス料理店やフランス菓子店での経験を重ねたのち、料理研究家として独立し、テレビやラジオ、書籍、雑誌などで活躍。2019年には東京・代官山に「洋食 KUCHIBUE」をオープンし、オーナーシェフとして厨房でも腕をふるう。「おいしさ」に対して手を抜かない姿勢にファンも多い。
Instagram @kuchibue.daikanyama
コンテンツ
PART1 カクテルサンドイッチ
サーモンペーストサンドイッチ
スモークサーモンサンドイッチ
たらこペーストサンドイッチ
ローストビーフサンドイッチ
ホースラディッシュサンドイッチ
ハムサンド3種
ハムとピクルスのサンドイッチ
ハムと糠漬けのサンドイッチ
ハムペーストサンドイッチ
ハムステーキサンドイッチ
ハムカツサンドイッチ
コンビーフサンドイッチ
コンビーフキャベツサンドイッチ
レバーペーストサンドイッチ
レバーコンフィのサンドイッチ
豚肉のリエットサンドイッチ
ザワークラウトサンドイッチ
クレソンサンドイッチ
野菜サンド3種
キャロットサンドイッチ
きゅうりサンドイッチ
フルーツトマトサンドイッチ
鯖のリエットサンドイッチ
かにサラダサンドイッチ
小鯛の笹漬けサンドイッチ
〆鯖サンドイッチ
変わりバターサンド3種
からすみバターと焼き海苔サンドイッチ
わさびバターとかまぼこ、ブルーチーズサンドイッチ
梅バターとおかかサンドイッチ
チーズサンド3種
シンプルチーズサンドイッチ
干し柿チーズサンドイッチ
グリルドチーズトースト
フルーツサンド3種
メロンのサンドイッチ
白桃のサンドイッチ
いちじくのサンドイッチ
卵サンド4種
オムレツサンドイッチ
タルタル卵サンドイッチ
ゆで卵のソースマリネサンドイッチ
こわし卵のサンドイッチ
ポテトサンド4種
マッシュポテトのオープンサンドイッチ
シンプルポテトサラダのサンドイッチ
じゃがいもガレットのサンドイッチ
薄切りポテトのサンドイッチ
PART2 ボリュームサンドイッチ
ビーフステーキサンドイッチ
ポークカツレツサンドイッチ
定番サンド2種
ハンバーグサンドイッチ
クラブハウスサンドイッチ
ローストポークのサンドイッチ
パテ・ド・カンパーニュのサンドイッチ
えびフライサンドイッチ
かきのブルゴーニュバタートースト
マッシュルームピザトースト
かにグラタントースト
小さいクロックムッシュ
コテージパイのクロック
<概要>
『サンドイッチ・バー』
■坂田阿希子/著
■定価2,200円(本体2,000円+税10%)
■B5変型・128頁
https://www.tokyo-shoseki.co.jp/books/81816/
東京書籍株式会社
東京書籍は1909(明治42)年創業。「教育と⽂化を通じて⼈づくり」を企業理念とし、新しい時代に挑戦する個性的、創造的な⼈材の育成を⽬指しています。⼩・中・⾼等学校の教科書発⾏部数が最多の教科書業界最⼤⼿の出版社です。近年、デジタル教科書など教育⽤デジタルコンテンツの開発・販売にも注⼒しています。その他、教育総合ポータルサイト運営、学⼒・体⼒テストなどの各種評価事業、⼀般書籍の発⾏など教育と⽂化に係る幅広い事業活動を⾏っています。
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