【Skyfall×山形大学】スマートフォン調査のリサーチパネルにおいて、 効果的な不正回答対策を実証実験で確認!

山形大学との共同研究を通じて、『SKYFLAGリサーチ』の品質向上を実証!

株式会社Skyfall

株式会社Skyfall(本社:東京都港区、代表取締役社長:長谷川 智一、以下Skyfall)は、国立大学法人山形大学(山形県山形市、学長:玉手英利、以下山形大学)と共同で、マーケティングリサーチにおける品質向上を目的とした取り組みに関する複数の検証実験を実施したことをお知らせします。

本研究では、近年マーケティングリサーチ業界において課題となっている「不正回答(不注意回答)」への対策に着目し、回答者の注意力を喚起し、より慎重な回答行動を促す有効な方法について実証的な検証を行いました。

■取り組みの背景

近年市場環境の変化が加速する中、企業が的確な意思決定を行うためには、リサーチデータの信頼性と精度が欠かせません。

マーケティングリサーチ業界では、不適切な回答や本人確認が不十分な回答者の混入により、調査データの信頼性が低下しつつあることが課題となっています。

こうした課題に対応し、データの精度を担保してより本質的な意思決定を支援することを目的に、今回は『SKYFLAGリサーチ』を用いて実証実験を実施しました。

■実験により確認できた主な効果

今回の実験では、スマートフォン調査での不正回答に対し、データ品質を高める手法を検証しました。その結果、以下の重要な知見が得られました。

<文章による注意喚起について>

アンケートの冒頭に「正直に回答してください」といった文章を表示する注意喚起は、従来のマーケティングリサーチ業界における不正回答対策に有効と考えられてきました。しかし、今回のスマートフォン調査では回答の質がほとんど改善されないことが明らかになりました。スマートフォン調査では画面が小さく、文章が読み飛ばされやすいことが要因と考えられます。

<回答の質を向上させる手法について>

一方で、表示された指示を読み、条件どおりに回答してもらう方法や、メッセージの内容を読み、指定された内容(数字など)を入力してもらう方法が回答の質を向上させるのか確認したところ、回答にかける時間が伸びるとともに、不正回答の割合が減少し、回答内容もより丁寧になる傾向が確認されました。

文章を提示するだけの場合に比べ、アンケート冒頭で回答者に簡単なアクションを求める工夫を加えることで、より丁寧な回答が得られることが明らかになりました。

さらに、フォローアップ実験の結果、アンケート冒頭文章に関しても、「読んだ文章を理解しているか」を確かめさせる工夫(例:冒頭文章の内容を問う設問など)を入れると、注意力が向上しました。

これらの結果から、スマートフォン調査では文章による注意喚起だけでなく、簡単なアクションを求めたり、文章による注意喚起をよく読んでもらう仕組みを取り入れたりすることで、データ品質を向上できることが明らかになりました。

※本分析では回答時間を主要な指標として用いていますが、複数の不注意回答指標と併せて検証しています。
※上記は実験で得られた統計的傾向に基づく知見であり、調査設計や対象によって最適な手法は異なります。

■『SKYFLAGリサーチ』での取り組み

『SKYFLAGリサーチ』においては既に今回の実証内容を、回答者の慎重さや回答精度を高める取り組みとして、パネル情報の定期的な更新や回答データの品質向上に活用しています。

調査データの信頼性を向上させることで、より代表性を追求したマーケティングリサーチの提供を実現し、本質的な調査結果によるビジネスの意思決定をサポートしています。

■コメント

山形大学 人文社会科学部 兼子 良久 教授

「『SKYFLAGリサーチ』の検証は、マーケティングリサーチの信頼性を高める上で非常に意義ある試みでした。データ品質の科学的な評価と改善を継続する姿勢に強い関心を持ちました。今後も、産学連携を通じてリサーチパネルの有用性がさらに高まることを期待しています。」

株式会社Skyfall リサーチ事業部 リサーチ本部長 野口 宗矩

「学術的な視点から客観的な検証を行えたことで、これまで社内で培ってきたリサーチ運用の有効性を改めて確認することができました。また、回答者の行動特性をより深く理解するきっかけにもなり、今後のパネル運用や調査設計の改善にも活かせる有意義な機会だったと感じています。今後も学術的な知見と実務的なノウハウの両面から、リサーチの品質向上に挑戦し続けていきたいと考えています。」

■今後の展望

Skyfallのマーケティングリサーチ事業では、本検証を用いて調査の精度や信頼性を科学的に検証・向上させることで、クライアントが意思決定に活用できるデータ基盤強化を図っています。今後も学術的知見と実務的ノウハウを組み合わせ、産学連携によるリサーチ改善に取り組むことで、回答精度やデータの信頼性をさらに高めてまいります。

こうした継続的な検証を通じて、クライアントが安心して意思決定に活用できる高品質なマーケティングリサーチを提供し、企業の戦略的判断を支えるデータ基盤の強化を目指してまいります。

■山形大学について

山形大学は、人文社会科学部・地域教育文化学部・理学部・医学部・工学部・農学部・社会共創デジタル学環の6学部1学環と6つの大学院研究科を備えた、東日本でも有数規模の総合国立大学です。

・ホームページ:https://www.yamagata-u.ac.jp/

■『SKYFLAGリサーチ』について

『SKYFLAGリサーチ』は、代表性を追求するマーケティングリサーチサービスです。従来活用されてきたポイントサイトに限らず、『SKYFLAG』を通した多様なメディアを活用してインターネットリサーチ調査の回答機会を拡大することで、本質的な調査結果によるビジネスの意思決定をサポートいたします。

・サービスサイト:https://research-skyflag.info/

■株式会社Skyfallについて

Skyfallは「いいモノが広がっている世の中を創造する」と掲げ、ユーザー体験に寄り添ったリワードマーケティングプラットフォーム『SKYFLAG』を運営しております。

さらに、本格派オンラインポーカーゲームである『ポーカーチェイス』、好きなゲームを遊ぶだけでポイ活できるアプリ『ポケットプレイ』などの運営を行っております。

企業名   :株式会社Skyfall

代表者   :代表取締役社長 長谷川 智一

所在地   :(東京オフィス)東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー19階

       (新潟オフィス)新潟県新潟市中央区東大通2丁目4番10号 日本生命新潟ビル7階

事業内容  :リワードマーケティングプラットフォーム事業・アプリメディア事業

設立    :2017年10月

従業員数  :200名(2025年9月末)

資本金   :7,939万3,750円

ホームページ:https://skyfall.co.jp/

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会社概要

株式会社Skyfall

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URL
https://skyfall.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー19階
電話番号
03-6869-9143
代表者名
長谷川智一
上場
未上場
資本金
7939万円
設立
2017年10月