【PMSと付き合うには】心身に辛さを感じつつも、どうしても我慢をしてしまう「月経前症候群」
イライラや不安感など心の不調と、頭痛や腹痛、だるさなど身体の不調、辛さを伴う「月経前症候群(PMS:premenstrual syndrome)」は、女性にとって悩ましい症状です。日常生活へも影響がありつつも、周囲に気遣うあまりに、我慢をしてしまう人が多いようです。心身に負担があることですから、「辛い」と感じたら、婦人科へ相談しましょう。
「月経前症候群」は、月経開始とともに改善する傾向が多いのですが、女性ホルモンの変動によって、症状が重くなる場合があります。排卵を抑える「低用量経口避妊薬(低用量ピル)」、鎮痛薬や精神安定剤、または漢方薬を用いて、症状を緩和する治療があります。
また症状がある時は、リラックスする時間を作る、ストレッチなどの軽い運動をする、睡眠など休養を心がけることで軽減していきます。症状日記をつけて状態を把握しておくと、症状への心構えや対処に役立ちます。
◆テーマ
「上手に付き合おう 月経前症候群(PMS)」
◆解説者
中田孝明
株式会社Smart119 代表取締役
千葉大学大学院医学研究院 救急集中治療医学 教授
◆監修協力
新井久美子(救急科専門医)
横山達郎(麻酔科/集中治療科専門医)
◆印刷用資料ダウンロードリンク
https://smart119.biz/manga/000674.html
◆PMSとは?
月経の3~10日ほど前から始まる、様々な身体・精神症状のことをいいます
月経の開始とともに改善傾向を示すことが多いですが、重症の場合には症状が強く現れ、日常生活に支障をきたすことが多いです
原因は、女性ホルモンの変動が関わっていると考えられています
◆どんな症状がおこる?
心の症状:イライラ、不安感、うつ症状、無気力など
身体の症状:疲れ、だるさ、頭痛、腹痛、体重増加、乳房痛、眠気・不眠など
◆治療
低用量経口避妊薬などで排卵を抑える
痛み止め、精神安定剤など症状に対し内服を行う
漢方薬を飲む
◆上手に付き合う方法
症状日記をつけ、今の状態を把握する
気分転換やリラックスする時間をつくる
カフェイン、アルコール、喫煙は控える
ストレッチなど軽い運動をする
休養をしっかりとる
◆辛いときは我慢しないで
ほとんどの女性が経験するといわれるPMSは、心、身体に大きな負担となります
辛いと感じていたら我慢しないで、必ず婦人科を受診しましょう
◆参考資料
日本産科婦人科学会
https://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=13
日本産婦人科医会
https://www.jaog.or.jp/note/(2)月経前症候群(pms:premenstrual-syndrome)/
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<株式会社Smart119について>
株式会社Smart119は「現役救急医が設立した、千葉大学発スタートアップ」です。
『今の「119」を変える』ため、音声認識とAIを活用した救急医療情報システム「Smart119」を開発・運用。
千葉市において、日本医療研究開発機構 (AMED) の救急医療に関する研究開発事業を実施。
緊急時医師集合要請システム「ACES」、災害時をはじめ、医療事業継続支援システム「レスポンサム(respon:sum)」の開発・運用を行っています。Smart119は「安心できる未来医療を創造する」を目指します。
【株式会社Smart119概要】
会社名: 株式会社Smart119
住所: 千葉県千葉市中央区中央2丁目5-1千葉中央ツインビル2号館 7階
設立: 2018年5月
代表者: 中田 孝明
事業内容:
音声認識とAIを活用した救急医療支援システム「Smart119」の開発・運用
緊急時医師集合要請システム「ACES」の開発・運用
医療事業継続支援システム「レスポンサム(respon:sum)」の開発・運用
URL: https://smart119.biz
Twitter: https://twitter.com/Smart119_jp
メールアドレス: press@smart119.biz (担当:中村)
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