【福島・医療創生大学で初】看護DX人材育成講義をeWeLLが実施

看護学科2年生41名が学ぶ「訪問看護ICT実学講義」

株式会社eWeLL

在宅医療現場でICTの活用が進む中、個人情報を守りながら、関係者間で情報を共有することの重要性が高まっています。

在宅医療の質と生産性の向上をDXで推進する株式会社eWeLL(イーウェル 証券コード:5038 本社:大阪市中央区)は、2026年10月27日、医療創生大学(福島県いわき市)で、看護学科2年生を対象に「訪問看護ICT実学講義」を実施しました。同大学での開催は今回が初めてとなります。

eWeLLが無償で提供しているこの講義は、授業「地域ケアシステム論」の一環として、オンラインで105分間行われました。訪問看護の現場における情報共有やICTの安全な活用について、電子カルテの画面実演を交えて説明しました。

■講義を企画した背景

在宅医療では、患者の病状など、慎重な取り扱いが求められる個人情報を扱います。今回の講義は、学生が情報セキュリティやICT活用の基礎を学び、3年次の在宅看護実習に備える機会として企画されました。

福島県いわき市に本部を置き、看護・薬学・リハビリテーションなど医療分野の人材を育成する医療創生大学では、在宅でのケアを支える地域ネットワークや多職種連携を学ぶ授業の一環として、この「訪問看護ICT実学講義」を初めて取り入れました。

ICTを積極的に活用できる「看護DX人材」の育成を目指した取り組みです。

医療創生大学 看護学科 前川一恵教授のコメント

本学が立地する福島県いわき市は、東日本大震災により甚大な被害を受けた地域のひとつです。

特に福島県では、福島第一原発の事故により避難生活を余儀なくされた方が多く、いまも仮設住宅で暮らしておられる方もいるなど、被災の影響が色濃く残っており、地域住民の支援体制には多職種連携が不可欠です。

在宅看護での情報共有も、施設とケアの現場が離れているため、ICTツールが必須となっています。一方、本学の教員は在宅でのICT活用の実際を講義でお伝えできず、学生はツールを用いた情報共有の実際を見たことがなく、十分な説明を受ける機会がないまま、在宅実習で初めてICTを使用する現状があります。

本講義では、在宅におけるICT(DX)の必要性と多職種連携の実際を理解することを期待しています。そこで、地域包括ケアシステムを構築する多職種連携を学ぶ一環として、DXを用いた実際の現場の仕組みについて、実習前の学生が学修することを目的に、本講義をこのたび導入いたしました。

■実例、画面実演、学生が現場イメージを具体化できる講義を

講義では、よく知られる企業が2026年9月以降に公表した情報漏えいの事例を取り上げるなど、学生にも身近な話題を入口に、医療情報を扱う際のリスクとセキュリティ対策を解説しました。

eWeLLが提供する訪問看護専用電子カルテ「iBow(アイボウ)」の多要素認証も例に、情報を守りながら共有する仕組みを紹介しました。

「訪問看護ICT実学講義」(過去の講義風景)

ICTを活用した看護業務事例としては、「iBow」の画面を使い、訪問に必要な情報の確認や記録方法、職員間の共有、AIを活用した訪問予定・ルートの作成支援機能などを披露しました。

さらに、日々の訪問記録など電子カルテに蓄積したデータを活かし、生成AIが訪問看護計画書や報告書の下書きをワンクリックで自動作成する様子を実演しました。加えて、AIが作成した内容を看護師が確認する仕組みや、AI任せでなく専門職の判断のもとで活用する重要性も説明しました。

ツールのリスクとメリットを理解し、看護に生かすことの大切さを伝えました。

■看護教育と臨床現場をつなぐ実践的な学びへ

講義後、学生からは、看護師一人ひとりに求められる情報の扱い方やリテラシーが大切だと感じた、訪問看護が少子高齢化社会において担う役割や事業がどのように成り立っているのかが分かったなどの感想が寄せられました。

学生の感想

個人情報の漏洩は、医療現場では尚更防いでいく必要があるものだと思う。そのために、必要な知識をICTを活用している職員個人個人が認識している必要があると感じた。

高齢化となり看護師の人手不足となっているなか、ICTを利用することで看護の質や業務の効率化といった働きやすくなることがわかった。またiBowといった電子カルテはAIを使われており、すごいなと感じた。これからのためにもICTを使いこなせるようにしていきたいと感じた。

ICTの活用によって事務作業や情報共有が簡単になり、業務の効率化が進んでいることを知った。業務の負担を減らし、患者さんと関わる時間を確保することにつながると感じた。これから看護師になるにあたって、ICTについての知識を身につけ、活用できるようにしていきたい。

前川一恵教授のコメント

「今回の講義では、訪問看護ステーションの現状や課題について統計データで示し、看護の質を上げるためのICT活用について分かりやすく解説して頂きました。

また、個人情報保護におけるセキュリティの高いツール活用の必要性や、AIで煩雑な書類作成を処理できることなど、学生は在宅の現場でのICTの重要性を理解する機会となりました。

さらに、マンパワーの不足している過疎地域におけるICTの果たす役割についてもご説明頂き、不足しているマンパワー問題の解決にもICTの普及が求められていることが分かりました。次年度も宜しくお願い致します」

オンラインでの講義風景

■eWeLLの看護教育 無償支援

eWeLLが無償で提供する「iBow看護教育支援プログラム」は、看護学生が臨地実習や就職を迎える前に、訪問看護におけるケア(手技)だけでなく、業務の流れやICT活用について実践的な理解を深め、現場への円滑な適応を目指す看護教育支援プログラムです。全国の看護学部を持つ大学・看護学校など、累計30校・8,000人以上の学生に提供しています。

全国3,700以上の訪問看護ステーションで利用されている電子カルテ「iBow」等を教育目的で提供し、模擬データを使った演習の環境を整え、学生が訪問看護の現場で実際に使われているICTに触れる機会づくりを支援しています。

学生は実在する在宅療養者の情報を扱うことなく、必要な情報の確認、アセスメント、看護計画・記録の作成、多職種間での情報共有までを一連の流れとして体験し、システムを通じて業務フローを体感できます。単なる操作方法の習得ではなく、現場と同じ環境で、たくさんの情報の中から必要なものを自ら取捨選択し、看護師として判断する力を育みます。

「iBow」は訪問看護に特化し、訪問看護師が行う日々の業務全般を支える電子カルテです。訪問看護記録や計画書などの情報を一元管理し、事業所内での情報共有を支援します。


さらに、「訪問看護ICT実学講義」を組み合わせることで、ICTの利点と情報セキュリティリスクに加え、訪問看護運営の背景や、現場でどのようにICTが活用されているかについても学べます。(時間や内容は応相談)

今後も教育機関からの相談を受け付け、看護教育と臨床現場をつなぐ学びを支援してまいります。

講義や教育目的でのiBow活用をご検討の教育機関は、下記までお問い合わせください。

「iBow看護教育支援プログラム」のお問い合わせはこちら: ml-sec@ewell.co.jp

訪問看護専用電子カルテ「iBow」

■今回の講義概要 「訪問看護ICT実学講義」

実施日:2026年10月27日
大学:医療創生大学
授業名:地域ケアシステム論
対象:看護学科2年生
実施形式:オンライン
講義時間:105分
内容:訪問看護におけるICT・情報セキュリティ、業務の流れ、業界背景、事業の成り立ち、多職種連携、電子カルテ画面・AI活用の実演


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■eWeLLについて

「ひとを幸せにする」をミッションに、DXで在宅医療の業務を支援し、医療従事者の生産性と患者QOLの向上に寄与するサービスを提供しています。

訪問看護専用電子カルテ「iBow」、地域全体の医療リソースを最適化し病院の退院支援を効率化するマッチングプラットフォーム「けあログっと」、訪問看護専用求人情報サイト「カエドキ」などを展開。全国47都道府県で6万8千人以上の看護師等に日々ご利用いただき、累計100万人以上の在宅療養者と累計1億件超の訪問を支えながら、誰もが住み慣れた地域で暮らせる社会の実現に貢献しています。(※1)

社名:株式会社eWeLL
上場市場:東京証券取引所グロース(5038)
代表者:代表取締役社長 中野剛人(ナカノノリト)
本社:大阪市中央区久太郎町4-1-3 13F
設立:2012年6月11日

事業内容 :在宅医療分野における業務支援事業(「iBow」等のSaaS型業務支援ツールの提供、診療報酬請求業務代行サービスなど)

URL:eWeLL公式サイト https://ewell.co.jp
   eWeLL IR情報  https://ewell.co.jp/ir
   iBow公式サイト  https://ewellibow.jp
   けあログっと公式 https://carelogood.jp

   カエドキ公式  https://kaedoki.jp

※1 看護師等ご利用人数は、2026年6月末時点におけるiBow上で稼働中職員の看護師、准看護師、専門看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、精神保健福祉士、看護助手等の総数。在宅療養者数は、2026年5月末時点における発行されたiBow上の訪問看護指示書の累計対象患者数。訪問件数は、2026年4月末時点の訪問看護記録書Ⅱの累計数。

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会社概要

株式会社eWeLL

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URL
https://ewell.co.jp
業種
情報通信
本社所在地
大阪府大阪市中央区久太郎町4丁目1-3 大阪御堂筋ビル13F
電話番号
06-6243-3355
代表者名
中野剛人
上場
東証グロース
資本金
4億2600万円
設立
2012年06月