~「命の母」発売開始120周年~ 女性特有の悩みに寄り添うために行ってきた過去6年間の意識調査を初発表 更年期に対するイメージは2022年が転換期に
これからも女性たちに寄り添い続けるために、身体の不調に対してどのように悩み、どのように感じているのか意識調査を行ってきました。今回、「命の母」120年を迎え、蓄積してきた更年期に対する意識調査結果を初めて発表します。
(左から)
「命の母ホワイト」第2類医薬品 販売名:女性薬 命の母ホワイト
「命の母A」第2類医薬品 販売名:女性保健薬 命の母A
「更年期に対する意識調査(2018年から2023年)」
調査結果のまとめ
①2022年から、更年期は「乗り切るのに苦労すること」よりも「うまく付き合える」症状と捉える方が多数派に
②更年期と付き合うには周囲の理解も必要。2022年から「周囲の理解が得られること」の意識が多数派に
③更年期への理解度も2022年に急速に進む。経験のない方でも6割以上が「理解している」と回答
(調査結果に対する全体考察)
月経や出産、更年期など女性の健康課題をサポートするツールを「フェムテック」や「フェムケア」とし、注目が高まっています。これまでひとりで悩んでいた女性特有の問題が社会課題化されたことで、誰もがオープンに話すことができたり、企業や自治体を含めた周囲の人たちが理解しようとする姿勢へと変化しました。さらにはSNS等の普及により、正しい情報が発信、収集できるようになり、情報環境も大きく進化しています。また、更年期についての実態やリテラシー、受診状況や日常生活に及ぼす影響などについて、厚生労働省による初の実態調査 (「更年期症状・障害に関する調査」2022年3月)や、女性が働きやすい環境を作る施策である「女性活躍推進法」改正の全面施行(2022年4月)など、日本全体で女性の心身や社会環境に寄り添う意識が高まっています。過去6年間の調査を見ると、このような背景のある2022年から更年期の経験有無に関わらず意識が大きく変化していることが分かりました。
調査企画の詳細
調査名:更年期に対する意識調査(2018年から2023年)
調査対象:全国の20代~50代の女性
調査方法:インターネット調査
サンプル数および調査実施時期:累計96,000サンプル (2018年から2023年)
2018年…16,000サンプル (2018年9月14日~9月16日 調査)
2019年…16,000サンプル (2019年9月4日~9月5日 調査)
2020年…16,000サンプル (2020年8月26日~8月27日 調査)
2021年…16,000サンプル (2021年9月3日~9月5日 調査)
2022年…16,000サンプル (2022年9月7日~9月8日 調査)
2023年…16,000サンプル (2023年8月8日~8月9日 調査)
※上記サンプルを「更年期の症状を経験したことがある方」と「ない方」に分けて集計
調査結果の詳細
①2022年から、更年期は「乗り切るのに苦労すること」よりも「うまく付き合える」症状と捉える方が多数派に
更年期に対するイメージに関して、「うまく付き合えること」と「乗り切るのに苦労すること」で、どちらと捉えているかを継続的に調査してきました。調査を開始した2018年から2021年までの4年間、「更年期:経験あり」では「うまく付き合えること」と回答する方が平均54.3%で多数派、「更年期:経験なし」では「乗り切るのに苦労すること」と回答する方が平均59.2%で多数派という傾向でした。
その中、2022年に傾向の変化がありました。「更年期:経験あり」で「うまく付き合えること」と回答した方の割合が前年の2021年から8.8ポイント増の61.9%、「更年期:経験なし」でも「うまく付き合えること」が前年から18ポイント増の59.0%の回答割合なり、多数派となりました。2023年の最新調査では、「うまく付き合えること」と回答した方が、「更年期:経験あり」で64.9%、「更年期:経験なし」で59.6%と、いずれも過去最高となりました。
質問①:更年期に対する「付き合い方」のイメージ
②更年期と付き合うには周囲の理解も必要。2022年から「周囲の理解が得られること」の意識が多数派に
更年期は、自分だけではなく、会社の同僚や家族といった周囲の理解を得ながら付き合っていく必要があります。そこで更年期に対するイメージに関して、「周囲の理解が得られること」と「周囲の理解が得られないこと」で、どちらと捉えているかも調査してきました。「更年期:経験あり」と「更年期:経験なし」では調査初年度の2018年から2021年まで、どちらも「周囲の理解が得られないこと」が多数派という傾向が続きました。
その中で質問①と同じく、2022年に傾向の変化があり、更年期の経験ありとなしの双方で更年期を「周囲の理解が得られること」と捉える方が18ポイント以上も増加し、多数派となりました。この傾向は2023年も続き、「周囲の理解が得られること」と回答した方の割合は、「更年期:経験あり」で58.1%、「更年期:経験なし」で59.1%となりました。
更年期は「うまく付き合えること」であり、「周囲の理解が得られる」からだの不調であるという認識が定着してきたと言えます。
質問②:更年期に対する「周囲からの理解度」のイメージ
③更年期への理解度も2022年に急速に進む。経験のない方でも6割以上が「理解している」と回答
では、更年期に対するイメージの転換期となった2022年には何があったのでしょうか。関連性のある質問として、更年期のイメージを「どういうものか理解していること」と「情報が少なく、よくわからないこと」という理解度に関する2択から選んでもらった結果を見てみます。2018年から2021年まで、「更年期:経験あり」では「どういうものか理解していること」と回答する方は平均48.5%、「更年期:経験なし」では平均31.7%の回答割合に留まっていました。
この理解度に関する質問③も、質問①、②と同じく2022年に転換期を迎えました。「どういうものか理解していること」の回答割合が、「更年期:経験あり」では前年2021年から12.8ポイント増の60.5%、「更年期:経験なし」では前年から30.9ポイントの大幅増で63.1%となりました。更年期を「どういうものか理解していること」と捉える方が多数派という傾向は2023年の調査でも続き、「更年期:経験あり」で62.7%、「更年期:経験なし」で62.1%でした。
フェムテック元年と呼ばれる2020年以降、社会全体で更年期やフェムテックに関する情報発信が盛んになりました。2022年のイメージ転換にはこのような社会の変化が影響していると考えられます。また、その中で、当社が継続的に行ってきた更年期に関する正しい知識の啓発もその一助となっているかもしれません。
質問③:更年期に対する「自身の理解度」のイメージ
「命の母AIお悩み相談」について
2021年(令和3年)から開始した「命の母AIお悩み相談」( https://www.kobayashi.co.jp/brand/inochinohaha/chatbot/ )は、命の母の長年の研究で培ったビッグデータを活用し、AIチャットによって、タイプ分類や監修医によるアドバイス、適した商品とのマッチングを行うサービスです。症状の出方が人ぞれぞれであるため、同性・同世代でも共感を得ることが難しい、相談しにくいといった悩みに寄り添う同サービスの利用者は増え続け、現在は月間平均3万人以上の方に利用されています。
「更年期に対する意識調査(2018年から2023年)」での転換期が、「命の母AIお悩み相談」を開始した翌年2022年でしたので、このサービスが更年期に対する正しい知識の啓発、そしてポジティブなイメージとして捉える方の増加に寄与したものと考えています。
また、「命の母AIお悩み相談」は、更年期ではない若い世代にも利用されています。AIチャットで入力されたお悩みをみると、20代以下でココロの症状にあたる「情緒不安定」「落ち込む・不安」が多く挙がっており、年齢ごとの特徴や症状スコアの変化が明らかになりました。「命の母AIお悩み相談」では、更年期だけではなく、PMSなどの若い世代のお悩みとも向き合っていきます。
「命の母AIお悩み相談」で蓄積したデータによる年代別キーワード解析
「命の母」ブランド担当者コメント
2023年9月16日に発売120周年を迎える「命の母」の歴史は、移り変わりが激しい時代を生きてきた日本の女性とともに歩んできた歴史とも言えます。生理の始まりから終わり、その終わった後まで、ライフステージの変化に伴い異なる症状が起こり得ます。そんな様々な症状に対応する商品のラインアップの拡充や、ライフスタイルに取り入れやすい錠剤への進化など、展開してまいりました。
その中で気になったことは、PMSなどの生理トラブルや更年期症状に対するネガティブなイメージです。今回、発表した調査を初めて行った2018年時点では、更年期は「乗り切るのに苦労すること」であり、「周囲の理解が得られないこと」といったネガティブなイメージとして捉える女性が多数派でした。そのようなイメージの改善に取り組むため、近年、商品開発だけではなく、正しい知識の発信にも取り組んでおり、「命の母AIお悩み相談」はその象徴となるサービスです。
女性ホルモンの影響による症状は、自分の意思ではコントロールするのが難しいことがあります。女性ホルモンは、生理が始まってから閉経後まで約50年もの長い期間乱れたり減少したりしていきます。そんな女性ホルモンに振り回されずに、気持ちよく過ごすために、ありたい自分でいられるように、「命の母」は、『いまも、ずっと、自分らしく。女性のこころとからだに健康を』をブランドスローガンにかかげています。商品やサービスの提供、情報発信を行っていくことで、すべての女性の健康に寄り添い、今後も応援し続けてまいります。
「命の母」ブランド120周年キャンペーン
「命の母AIお悩み相談」を体験してくださった方に、120周年にちなみ、120名様にえらべるPay1万円分が当たるキャンペーン(オープン懸賞)を10月から実施します。詳細は追って告知いたします。
「命の母」ブランド商品ラインアップ
生理前からのPMSなどを含む血の道症※を改善「命の母ホワイト」
女性ホルモン調節作用や鎮静作用などのある生薬11種配合。生理前~生理中のココロとカラダの不調に効いていきます。
※命の道症の症状には、例えば、生理3~10日位前にあらわれて、生理開始とともに消失するイライラなどの精神症状や身体症状である月経前症候群(PMS)も含まれます。
効能・効果:月経痛、月経不順、血の道症
第2類医薬品
販売名:女性薬 命の母ホワイト
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生理前などの眠気にネムルナ「命の母ホワイトシリーズ ホワイトルナ加味逍遙散錠」
ホルモン変化で乱れがちな眠りのリズムを整えて異常な眠気を起こりにくくします。
効能・効果:不眠症、血の道症
体力中等度以下で、のぼせ感があり、肩がこり、疲れやすく、精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときに便秘の傾向のある方に
第2類医薬品
販売名:ホワイトルナ 加味逍遙散錠
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生理前などの異常な食欲にタベルナ「命の母ホワイトシリーズ ホワイトルナ 香砂平胃散錠」
ホルモン変化によって乱れた食欲中枢を正常化して異常な食欲を抑えていきます。
効能・効果:食欲異常、消化不良
体力中等度で、食べ過ぎて胃がもたれる傾向のある方に
第2類医薬品
販売名:ホワイトルナ 香砂平胃散錠
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更年期のココロとカラダの不調に「命の母A」
ホルモンバランス調整作用や自律神経調整作用や自律神経調整作用などのある生薬を13種類配合。さらにビタミン類やカルシウム、タウリンなどで健康をサポート。更年期のさまざまな不調を改善していきます。
効能・効果:更年期障害、血の道症
第2類医薬品
販売名:女性保健薬 命の母A
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更年期のハダとカラダの不調に「命の母メグリビ」
血流の滞りを改善する「加味逍遙散」と血を補う「四物湯」を配合。全身のすみずみまで血を巡らせ、内側から肌の基礎を整えます。
効能・効果:湿疹・皮膚炎、シミ、更年期障害、血の道症
体力中等度以下で、皮膚があれてかさかさし、ときに色つやが悪く、胃腸障害はなく、肩がこり、疲れやすく精神不安やいらだちなどの精神神経症状、ときにかゆみ、便秘の傾向のある方に
第2類医薬品
販売名:メグリビa
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55歳頃からの更年期後の不調に「命の母アクティブ」
血流促進作用、骨・筋肉の補強作用などのある生薬を10種類配合。更年期後のホルモンの減少による不調を改善していきます。
効能・効果:更年期障害、血の道症、月経不順、冷え性及びそれらに随伴する次の症状:月経痛、腰痛、頭痛、のぼせ、肩こり、めまい、動悸、息切れ、手足のしびれ、こしけ、血色不良、便秘、むくみ
第3類医薬品
販売名:女性保健薬 命の母アクティブ
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