内定辞退の方法は「電話」が1位!内定辞退について正社員1,000人に調査、年代別に比較し調査レポートを公開
内定辞退の方法を選んだ理由は30代から60代は「失礼に当たらないから」、20代は「採用担当者と顔を合わせなくて済む」が1位
株式会社キュービック(本社:東京都新宿区、代表取締役:世一英仁)は、内定辞退の「方法」や「その理由」などについて正社員1,000人に調査し、転職活動や新しいキャリアの選択を支援するサービス『ミライトーチ』にて公開しました。
「内定辞退の方法は電話が一番多い【正社員1,000人調査】内定辞退の理由や辞退した企業数について年代別に比較」
https://www.hop-job.com/job-change/post-40079/
■調査の背景
就活における内定辞退は当たり前の時代となりました。複数社から内定をもらってうれしい反面、辞退するとなれば何かと心苦しく気が重いものです。
このたび『ミライトーチ』では、20代から60代の正社員1,000人を対象に、「内定辞退の方法」や「内定辞退方法を選んだ理由」、「トラブルはあったか」などについて調査を実施し、年代ごとに回答を分析しました。
■調査からわかること
・内定辞退の方法ランキングで圧倒的に多かったのが「電話」。2番目に多かった「メール」については、年代が上がるごとに減少していく
・内定辞退の方法を選んだ理由ランキングの1位は「失礼に当たらない」。年代別だと唯一20代のみ「採用担当者と顔を合わせなくて済む」が1位となった
・トラブルについては「特にない」が断トツで1位。年代別に細かく見ると、20代から40代では深刻なトラブルに発展するケースも一定数ある
・内定辞退の経験は「ある」49.7%、「ない」50.3%と全体的にほぼ半々。年代別だと「ある」が一番多かったのは30代の58%で、一番少なかったのは50代の40%
■調査概要
1-1. 調査期間
2024年7月19日~22日
1-2. 調査機関(調査主体)
調査主体:ミライトーチ編集部
調査委託先: アイブリッジ株式会社
1-3. 調査対象
調査対象:20~60代の正社員
1-4. 有効回答数(サンプル数)
1,000(20~60代/各200人)
1-5. 調査方法(集計方法、算出方法)
インターネット調査
■アンケート調査結果(一部)
調査結果の一部をご紹介します。調査結果全体は、以下の記事にてまとめています。
https://www.hop-job.com/job-change/post-40079/
・内定辞退の方法は1位の「電話」が圧倒的多数
「内定辞退の方法」について聞いたところ、1位「電話」、2位「メール」、3位「直接口頭」というランキング結果となりました。
年代別に見ても「電話」での辞退方法が圧倒的に1位でしたが、2番目に多かった「メール」については、年代が上がるごとに減少していきます。この理由として、50代と60代はメールが一般的でない時代にも就活をしていたからと分析できます。
・内定辞退の方法を選んだ理由は20代を除き「失礼に当たらないから」が1位
「内定辞退の方法を選んだ理由」について聞いたところ、1位「失礼に当たらない」、2位「採用担当者と顔を合わせなくて済む」、3位「誠意を見せたかった」というランキング結果となりました。
年代別では、唯一20代の1位が「採用担当者と顔を合わせなくて済む」となりましたが、社会人経験が少なく対応の仕方がまだよくわかっていないことが理由の一つとして挙げられます。
・内定辞退によるトラブルは全体と年代別ともに「特にない」が断トツで1位
「内定を辞退してトラブルはあったか」については、圧倒的多数で「特にない」が1位、2位が「辞めてほしくないと粘られた」、3位は「辞退の連絡が遅すぎてトラブルになった」というランキング結果となりました。
年代別に見ても「特にない」が断トツで1位でしたが、細かく見ると、20代から40代では深刻なトラブルに発展するケースも一定数あるようです。
・内定辞退経験者は30代が58%で一番多く一番少ないのは50代で40%
「内定を辞退したことはあるか」を聞いたところ、「ある」49.7%、「ない」50.3%と全体的にほぼ半々という結果となりました。
年代別だと、「ある」が一番多かったのは30代の58%で、一番少なかったのは50代の40%でした。40代と50代前半といえば就職氷河期とも呼ばれた時代です。そのため就職市場における世代間ギャップが内定辞退の割合に影響していると分析できます。
記事では、ほかにも「内定辞退の際の心情」や「内定辞退の理由」、さらには「内定辞退にまつわるエピソード集」などについてもまとめています。
■『ミライトーチ』編集部より
「内定辞退」について正社員1,000人に調査を実施したところ、内定を辞退した経験の「ある人」と「ない人」は全体で半々に割れましたが、20代や30代など年代が低くなるほど経験者が増える傾向となりました。
また「辞退方法を選んだ理由」ランキングでは、全体で「失礼に当たらない」が1位となる一方、年代別では唯一20代の1位が「採用担当者と顔を合わせなくて済む」でした。
こうした世代間のギャップは、就職氷河期など世代ごとの就職市況や、社会人経験の差が関係していると分析できます。
今回の調査での気づきは、世代が高くなるほど、内定を辞退した企業への誠意や思いやり、謝意が垣間見える回答結果が目立ったこと。そしてそれに比例するかたちで、深刻なクレームに発展するケースが比較的少なかったということです。
内定先を辞退するとはいえ、最後まで社会人としてのマナーをもって対応することが、就活や転職活動を平穏に終わらせるカギとなりそうです。
■キュービックについて
2006年10月24日設立。キュービックは「インサイトに挑み、ヒトにたしかな前進を。」をミッションに掲げ、ヒト起点のマーケティング×デザインでビジネスを前進させる会社です。比較サイトを中心としたデジタルメディア事業を行っており、新しい価値を見つける比較サイト『your SELECT.』、暮らしをおいしく便利にするウォーターサーバーの比較サイト『ミズコム』、転職活動や新しいキャリアの選択を支援するサービス『ミライトーチ』 を運営しています。フィールドワークを重視し、表面的なニーズではなくインサイト(深層心理)を的確に捉え、人々をよりスムーズな課題解決体験へと導いています。
■記事についての問い合わせ先
ミライトーチ編集部問い合わせフォーム:https://www.hop-job.com/contact/
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