ファッションテック・エアークローゼットが産学連携プロジェクト開始 データサイエンス人材の育成を通して、ファッション業界の変革を推進
明治大学・高木研究室とエアークローゼット・データサイエンスチームで実応用に向けた共同研究を実現
株式会社エアークローゼット(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:天沼 聰)は、計算型人工知能で世界トップクラスの研究者である明治大学・高木友博教授を迎え、産学連携での実応用に向けた共同研究を開始いたします。ファッションテック企業として、業界の変革を担うデータサイエンス人材の育成を推進してまいります。
■産学連携での実応用に向けた共同研究で、データサイエンス人材育成への貢献を目指す
経産省が発表した「IT 人材需給に関する調査(2019年3月)」によると、日本国内において「AI 人材※1」は2030年には最大12.4万人の需給ギャップが生じると試算されており、人材育成が急務となっています。
こういった背景を受け、当社はファッションテック企業として、データサイエンス人材育成への貢献を目指し、教育機関との取り組みに力を入れてまいりました。代表天沼を中心に、大学・専門学校等での登壇や、インターン生の受け入れを継続的に行っている他、21年には服飾系教育機関である学校法人 杉野学園様にてデータサイエンスに関する特別講義も開講しています。
今回の産学連携プロジェクトでは、将来のデータサイエンス人材が有機的につながり合い、エアークローゼット社が蓄積したデータの提供により人材の育成、ひいては先端的人工知能の社会実装を前に進めることを目指します。
明治大学・高木研究室とタッグを組み、本共同研究を通して、企業、大学、お客様が「三方よし」の産学連携プロジェクトを実現します。
※1) AI 人材=AI を実現する数理モデルについての研究者(ただし、学術・研究機関を除く)やAI 機能を搭載したソフトウェアやシステムの開発者、AI を活用した製品・サービスの企画・販売者
【明治大学・高木友博教授コメント】
●産学連携プロジェクトについて
通常の大学内のアマチュアの世界と、ビジネスを進めるプロの世界とでは、緊張感やスピード感、責任感に非常に大きな差があり、普通の学生はその認識が甘いまま大学生活を送っています。共同研究の枠組みでは、業界のプロと対等の立場で責任を持った回答を示す立場に置かれるため、それまでの感覚では通用しないことをひしひしと感じ、将来の自分に必要な能力や、足りない事、また技術的にも何を目指して成長しなければいけないかが見えてくるかと思います。その結果、自分で目標を持ち、自分から成長に向かった行動をとるようになるため、教育効果は非常に大きい。今回の取り組みを通した学生たちの成長に期待しています。
●共同研究内容について
パーソナルスタイリング領域での共同研究は世界的にも珍しく、最先端技術を使った取り組みではまだ未着手な技術課題が多い。またその分様々な可能性を秘めている。今回、エアークローゼットの情報基盤や技術基盤に、我々の最先端の研究能力を融合させる事で、これまで不可能であったレベルのサービスを生み出すことができると考えています。
■スタイリスト×AIの協働を実現する、「スタイリングサポートA I」を次のレベルへ
当社は創業より「発想とITで人々の日常に新しいワクワクを創造する」をミッションに掲げ、ITを徹底活用したファッションテック企業を目指しています。そのため、データ解析・AI開発を主導する専門チームとして『データサイエンスチーム』を設け、マーケティングやスタイリング、物流、新規事業推進といった幅広い分野で、データの力を活用し事業の健全な成長を後押ししてきました※2。
データサイエンスチームは、スタイリストが担うお洋服のスタイリング領域において、スタイリスト×AIの協働でお洋服を提案する「スタイリングサポートA I」を開発し、日々高精度化を進めています。
弊社「スタイリングサポート AI」は2017年に高木教授にアドバイスをいただきながらAIシステムの構築に着手。それからの3年間で蓄積した膨大なデータを利用し、当基盤を次のレベルへ押し上げていきたいと考えています。
そこで、新たな取り組みとして、計算型人工知能で世界トップクラスの研究者である明治大学・高木教授とともに、産学連携での実応用に向けた共同研究を開始いたします。本研究では、エアークローゼットが6年間かけて蓄積した、300万コーディネートにおよぶパーソナルスタイリングに関する独自データと、明治大学・高木研究室の最先端AIの知見をかけ合わせ、最新の推薦手法を開発することでスタイリングサポートAIの高精度化を目指します。国内最大級の月額制ファッションレンタルサービスとして、レンタル利用特有の「まず試す」というパーソナルな体験における最高のUX実現を目指します。
【明治大学・高木研究室との共同研究の概要】
目的:最新の推薦手法による、高度なパーソナルスタイリングサポートシステムの実現
内容:
①お客様へのアイテム推薦の高精度化
お客様ご自身の画像から得られる雰囲気や細かい好み等を考慮し、お客様とアイテムのマッチ度を超高精度に算出しアイテムを推薦するシステムを開発します。この技術を応用し、お客様の好みを考慮した最適在庫数の推定の実現も目指します。
②アイテム同士のマッチング(コーディネートの推薦)
アイテム同士の特徴を基に、相性の良いコーディネートを学習し、あるアイテムに対して適したコーディネートを推薦するシステムを開発します。
[共同研究内容のイメージ図]
■プロフィール
明治大学 理工学部 情報科学科 教授
高木 友博(たかぎ ともひろ)
計算型人工知能の世界トップクラスの権威であると同時に、DXやデジタルマーケティングにも精通。超高精度ターゲティング及びマーケティング全体の高度デジタル化に関する先端的研究を行う。これまで、米国石油資本など国内外の企業との様々な共同研究実績とともに、また多くの企業の顧問としてDX戦略やAIプロジェクトを主導した実績を持つ。カリフルニア大学バークレー校コンピュータサイエンス学科客員研究員、松下電器産業、日本学術振興会プログラムオフィサーなどを経て現任。日本ファジィ学会元会長。国際ファジィ学会元副会長及びフェロー。工学博士。
※2)エアークローゼットのデータサイエンスに関する取り組み『airCloset Data Science Collection』
2020年6月に公開した特設LPでは、『airCloset』のスタイリストによるパーソナルスタイリングの提供実績に紐づく、データを解析する上での「独自の着眼点」について一部ご紹介しています。
『airCloset Data Science Collection』特設ページ:https://corp.air-closet.com/data-science-collection/
●01:Styling Support AI
スタイリスト×AI(人工知能)について:スタイリストに関するデータ活用
●02:Styling Matching System
スタイリストとお客様のマッチングにおけるデータ活用
●03:Inventory Optimizer
在庫最適化に対するデータ活用
●4:Logistics Forecast
『airCloset』のレンタルサービスに紐づく物流・メンテナンスでのデータ活用
株式会社エアークローゼット
日本初・国内最大級、女性向けの月額制ファッションレンタル『airCloset(エアークローゼット)』をメインとするプロのスタイリストによるパーソナルスタイリングサービスの運営会社です。
その他、実店舗の『airCloset×ABLE(エアクロエイブル)』、自宅完結型の新しい購買体験をしていただける『airCloset Fitting(エアクロフィッティング)』で、全国の女性のライフスタイルに寄り添うファッションとの新しい出会い体験をご提案し続けています。2020年4月にはメーカー公認月額制レンタルモール『airCloset Mall(エアクロモール)』でファッション以外の分野でも事業展開をスタート。全国のみなさまに、"ワクワクする自分にぴったりな良いモノとの出会い"をお届けします。
<エアークローゼットのサービス>
月額制ファッションレンタルサービス『airCloset』:https://www.air-closet.com/
ファッションレンタルショップ『airCloset×ABLE』:http://aircloset.able.co.jp/
提案型ファッションEC『airCloset Fitting』:https://fitting.air-closet.com
メーカー公認月額制レンタルモール『airCloset Mall』:https://mall.air-closet.com/
<会社概要>
社名 : 株式会社エアークローゼット (airCloset, Inc.)
設立 : 2014年7月15日
代表者 : 代表取締役社長 兼 CEO 天沼 聰
役員 : 取締役副社長 兼 COO 前川 祐介/取締役 小谷 翔一
社外取締役 榊原 健太郎/社外取締役 月森 正憲
所在地 : 〒107-0062 東京都港区南青山3-1-31 NBF南青山ビル5F
URL : https://corp.air-closet.com
<本件に関するお問い合わせについて>
株式会社エアークローゼット PR担当:鈴木・中野
TEL:03-6452-8654 MAIL:pr@air-closet.com
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