国際自動車・大和自動車交通が、モビリティ車窓メディア「Canvas」を活用した訪日客向けのタクシーの乗り方啓発に関する実証実験を実施
〜 新型コロナ禍を経て訪日客が増加。春節を迎える中スムーズ且つ快適な移動体験の提供を目指す 〜
取り組みの背景
昨年より訪日客が増加しており、JNTOの推計によると、2023年11月の訪日外客数は2,440,800人(前年同月比+161.2%)、1-11月の累計は2,233万人で、新型コロナ禍以降4年ぶりに年間2,000万人を超えています。また2024年1月17日に観光庁が発表した、2023年10-12月期の「訪日外国人消費動向調査」結果によると、2023年10-12月期の訪日外国人旅行消費額は1兆6,688億円(2019年同期比+37.6%)で過去最高を更新し、全体の消費額に対して交通費は11.6%を占めています。
【出典】JNTO インバウンド 訪日外国人動向・観光庁 訪日外国人消費動向調査の結果
2023年6月に、国際自動車及び大和自動車交通がタクシー車両100台で「訪日客のタクシー乗車率に関する調査」を実施したところ、全体の乗車に対して外国籍の方の乗車が14%を占める車両も確認できました。訪日客の増加に伴いタクシー利用も増える中で、タクシーにおいては、各国で乗車のマナーやルールが異なるため「どのタクシーが空車なのか見分けがつかない」「どのような支払い方法が可能なのか分からない」など、訪日客がタクシーを利用する際に、一部ハードルや課題を感じるケースもあります。タクシー事業者にとっても、双方にとってスムーズな乗車に繋げるために、東京でのタクシーの乗り方を伝えていくことの必要性を感じており、本取り組みの実施に至りました。
取り組み内容
1. モビリティ車窓メディア「Canvas」に行灯の識別方法を表示
訪日客がタクシーをつかまえる際に、どの車両が空車なのか見分けがつかないという課題に対して、タクシーの車窓をメディア化したモビリティ車窓メディア「Canvas」を活用し、街行く人に行灯の判別方法を訴求する静止画を掲出します。
通常タクシーの車両前方にある「空車」「貸切」「回送」などステータスを掲出した表示板で判別しますが、夜間においては表示板に加えて、タクシーのルーフに設置されている行灯の点灯が空車であることを示しています。夜間に行灯は視認性が高く、ルールを知っていることで言語関係なく認識することができます。
▼行灯点灯イメージ(夜間 空車時)
▼「Canvas」投影イメージ(英語・中国語)
2. 東京のタクシーに関する知識を4言語で記載したガイドブックを配布
国際自動車・大和自動車交通が保有する「Canvas」搭載車両100台限定で、訪日客向けに、知っておくと便利な東京のタクシーに関する知識を記載したガイドブックを配布します。中でも決済方法に関しては、諸外国と比較して東京のタクシーは多様な決済ツールに対応しており、訪日客からの質問が多いため、ガイドブックで詳細を記載しています。JNTOの推計で2023年11月の訪日外客数を国・地域別にみると、韓国が649,900人と最も多く、台湾が403,500人、中国が258,300人と続くことから、英語訳のほか、中国語と韓国語の翻訳を準備しています。
▼ガイドブック「HOW TO RIDE A TAXI IN TOKYO」
【走行概要】
走行期間:2024年2月12日(月)〜2024年2月25日(日)
台数:国際自動車・大和自動車交通が保有するCanvas搭載車両100台
エリア:東京都23区、武蔵野、三鷹地区
4社は、人々の「移動」に伴う体験価値の向上、豊かな社会に繋がるモビリティサービスを追求していきます。
国際自動車株式会社
会 社 名 :国際自動車株式会社
住 所 :東京都港区赤坂2-8-6
設 立 :1920年(大正9年3月)
代 表 者 :代表取締役社長 石井 仁
大和自動車交通株式会社
会 社 名 :大和自動車交通株式会社
住 所 :東京都江東区猿江2丁目16番31号
設 立 :1939年9月13日
代 表 者 :大塚 一基
株式会社ニューステクノロジー
会 社 名 :株式会社ニューステクノロジー
住 所 :東京都港区南青山3-1-34 3rd MINAMI AOYAMA 10階
設 立 :2014年10月1日
代 表 者 :三浦 純揮
事業内容:モビリティプラットフォーム事業、デジタルサイネージ事業、コンテンツクリエイティブ事業
S.RIDE株式会社
会 社 名 :S.RIDE株式会社
住 所 :東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター5階
設 立 :2018 年 5 月 31 日
代 表 者 :橋本 洋平
事業内容:タクシーアプリ「S.RIDE」の提供およびタクシー事業者等に向けた配車ソフトウェア・システム他の企画・開発・サービス提供
*タクシーアプリ「S.RIDE」はソニーグループ株式会社が保有するAIとIT技術を活用し開発しています。
*“S.RIDEエス ライド”はS.RIDE株式会社の登録商標です。
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像