ライトワークス、インターネットイニシアティブとの協業で従業員の人的リスクを最小化する「ラーニングハブ for セキュリティ」を提供開始
~「分散学習メソッド」で、知識、意識の定着とリスクの可視化を同時に実現~
クラウド型学習管理システム(LMS)市場で売上シェアNo.1*の「CAREERSHIP」およびeラーニングコンテンツを開発・提供する株式会社ライトワークス(本社:東京都千代田区、代表取締役:江口夏郎、以下ライトワークス)は、情報セキュリティ教育における現代社会の課題に対応するため、新サービス「ラーニングハブ for セキュリティ」をリリースします。本サービスは、様々なセキュリティサービスで大きなシェアを持つ株式会社インターネットイニシアティブ(以下、IIJ)との提携により、IIJが持つ最新の知見と専門性を盛り込んだコンテンツを提供し、組織の情報セキュリティ対策をより強固なものにします。
*出典:ITR「ITR Market View:人材管理市場2025」LMS市場:ベンダー別売上金額シェア(2024年度予測)

■高まる情報セキュリティリスクと企業が抱える課題
国立研究開発法人情報通信研究機構が公開した大規模サイバー攻撃観測網(NICTER)での観測レポート(NICTER観測レポート2024)において、2024年に観測したサイバー攻撃関連通信数が、2015年と比較して10.9倍となったデータが示されるなど、情報セキュリティに対する攻撃は増加の一途を辿り、その手口は複雑化し続けています。企業が大きな損失を被る事態もあり、情報セキュリティは企業の重要な経営課題といえます。
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公表した「情報セキュリティ10大脅威 2025 [組織]」においても、従業員への教育は情報セキュリティの多くの脅威に対して有効であることが示唆されています。一方で、IPAの調査*によると、多くの企業では「情報セキュリティ対策を行うための人員不足」、「情報セキュリティ対策の知識を持った従業員の不在」、「従業員の情報セキュリティに対する意識の低さ」といった問題点を抱えています。
既存の情報セキュリティ教育は、実施頻度が年に数回程度で、コンテンツの網羅性や専門性にも課題があるケースが多く見られました。エビングハウスの忘却曲線理論によれば、1か月で約80%の記憶が失われるとされており、この頻度では学習効果の持続が難しいのが実態です。結果として、従業員が情報セキュリティ事故の最大のリスク要因となりうる状況が生まれていました。
*「2023年度 SECURITY ACTION宣言事業者における情報セキュリティ対策の実態調査」 報告書
■「ラーニングハブ for セキュリティ」で実現する“常時教育 × 常時防御”
このような背景を踏まえ、ライトワークスは、マイクロコンテンツを頻度高く学習する「分散学習メソッド」によって、知識や意識の定着を促しつつ、学習が進んでいない組織を可視化できる情報セキュリティ教育サービス「ラーニングハブ for セキュリティ」を開発しました。本サービスは、以下の特長を通じて、従業員の人的リスクを最小化し、情報セキュリティ体制の強化に貢献します。
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IIJ協力による高度な専門性と最新の情報鮮度、隔週更新されるコンテンツ
本サービスの根幹をなす啓発型マイクロコンテンツ「セキュリティ アンカー」は、IIJ制作協力のもと、最新トレンドを押さえた3分前後の動画教材です。短いスパンの中で網羅的かつリアリティを持って繰り返し伝えることで、単なる「騙しの手口」の把握ではなく「誰もが狙われているという事実」に関する深い意識づけを目指します。それにより、さまざまな手口の攻撃に動じない「セキュリティの錨=アンカー」を従業員の中に構築します。
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「煩わしさのない」学習体験と効率的な管理
受講必須の従業員には、コンテンツが更新される都度、自動的にメールが届き、受講者はURLから専用サイトに遷移してスムーズに受講できます。これにより、教育担当者の負担を軽減しながら、従業員の受講を促進することができます。受講履歴はLMS「CAREERSHIP」に自動連携・一元管理され、さらにライトワークスにて定期的にレポーティングを行うため、受講率の低い組織など、潜在的なリスクを可視化することができます。本レポートは、内部統制報告書にも活用でき、学習管理業務の効率化につながります。
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標的型攻撃メール訓練も実施可能
ラーニングハブ for セキュリティをご契約いただいたお客様には、標的型攻撃メール訓練もオプション利用いただけます。日々の受講履歴と訓練結果を共にデータで把握することにより、リスクの可視化をさらに精度高く行うことができます。
「ラーニングハブ for セキュリティ」は、「一時的な教育」によって「一時的な防御」に留まってしまっている従来の課題に対し、「常時教育」による「常時防御」を実現する新たな教育ソリューションです。ライトワークスは、本サービスを通じて、企業の持続的な成長と安全な事業運営を支援してまいります。
<株式会社インターネットイニシアティブについて>
株式会社インターネットイニシアティブ(IIJ) は、1992年に設立され、1994年に国内初の本格的なインターネット接続サービスを開始しました。現在、IIJグループは約16,000社の国内外企業に対し、インターネット接続、クラウド、セキュリティに加え、IoTや動画配信、さらにシステム構築や運用アウトソーシングなど総合的なネットワーク・ソリューションを提供しています。また個人向け通信サービス「IIJmio」を展開しています。IIJに関する詳細はhttps://www.iij.ad.jp/をご覧ください。
<株式会社ライトワークスについて>
株式会社ライトワークスは、最新のICTや独自の教育手法を駆使した学習管理システム(LMS)「CAREERSHIP」や、eラーニング教材、人材育成コンサルティング等を提供しています。これにより、組織と個人が呼応しながら健全な成長を図れる仕組みを構築し、企業内人材の開発・即戦力化、サービスレベルの向上をサポートします。
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