曖昧な評価を嫌い、成長チャンスが欲しい!20代~50代のビジネスパーソン対象の「キャリアとビジョンに関する認識調査」から見えてきた

識学

独自の経営メソッドである「識学」を使った経営・組織コンサルティングや従業員向け研修を展開する株式会社識学(本社:東京都品川区、代表取締役社長:安藤広大)は、2025年5月9日から5月13日まで20代から50代までのビジネスパーソンを対象にした「キャリアとビジョンに関する認識調査」を行い、このほど結果をまとめました。今回の調査で、会社に勤務する従業員が、「曖昧な評価制度を嫌い」、自身のキャリア形成において「成長できる機会が欲しい」と考えている様子が見えてきました。人材確保が容易ではなくなった日本の産業界においては、会社の魅力を上げ、離職率を下げ、長期にわたって勤務し、キャリアアップしていく従業員を増やしていくことが喫緊の課題です。従業員の誰もが容易に理解できる評価制度を整え、従業員が成長できる環境を作っていくことが解決の一歩になります。

■成長機会の有無

調査では、現在所属する会社において「成長できていると感じていない」人が57.0%という結果になり、多くの人が現在の職場において成長を実感できていないと考えている実態が浮かび上がりました。

問:今の会社で自分は成長できていると感じますか。

□ 非常に感じる→5.2%

□ やや感じる→37.8%

□ あまり感じない→43.3%

□ 全く感じない→13.7%

一方、成長を実感している人の理由としては、「できることが増えたから」が最多で44.9%。このことから、多くの人が「できなかったことができるようになったとき」に成長を実感することが分かります。そして、「長く勤めたい会社」の条件に関する設問では、「福利厚生の充実」に次いで、「成長できる環境」となりました。従業員が職場においてキャリア形成していく過程において、成長できる環境を整備していくことが重要であることが分かりました。

■評価制度の明確化

評価に関する以下の設問では、全世代において、「何で評価が決まっているか分からない」の回答が3割以上を占めました。

問:会社からの自分に対する評価はどのように決まっているとおもいますか(全世代合計)

□ 何で評価が決まっているか分からない→36.7%

□ 頑張ったうえで結果出せているかどうかで評価が決まる→26.1%

□ 上司の好みで評価が決まる→15.5%

□ 頑張っているかいないかは関係なく、結果が出ているかどうかで評価が決まる→14.1%

□ 結果が出なくても頑張っているかどうかで評価が決まる→7.6%

 上記から、「自身がどういう評価をされているか分からない」ことが、成長を阻害する要因になっており、成長を実感しにくい環境を醸成する要素の1つになっていると考えられます。

<<結論>>

今回の調査結果から、従業員が長期にわたって活躍できる環境を作る要素として「成長環境の有無」と「評価制度の明確化」があると考えられます。

成長とは「できなかったことができるようになる」ことです。つまり、成長のためには自身の不足を知ることが必要不可欠になります。そして、この環境をつくるために、まず期限と目標を設定します。期日が来た時に、その結果に対して「○:できた」か「×:できなかった」を判定し、「できなかった」時は目標に対して何がどれだけ足りなかったのか、どうすれば「できる」のかを考えさせる。これを繰り返すことで従業員は「できなかったことができるようになる」ため、継続的に自律的に成長することができます。

評価制度が明確であれば、従業員は何をすれば評価されるのかが分かるため、会社が求める結果を出すために行動できます。一方、評価制度が曖昧な場合は、何をすれば評価されるのかが不明確であるため、従業員は会社が求める方向と異なる「無駄な努力」に陥り、組織全体の衰退につながります。故に、会社は、従業員の離職数を最少化するためには、従業員が何をすれば評価され、昇給、昇給・出世につながるのかを明確にする必要があります。

会社は、期限と目標を設定して、成長環境を構築し、明確な評価制度を整備することで、従業員一人ひとりが迷うことなく会社の求める方向に向かって自律的に成長できる環境を確立することができます。従業員一人ひとりが成長を実感し、自身の評価につながる行動をとる。このような環境が整うことで、より多くの従業員が今の会社で自身のキャリアビジョンを描き、長期にわたって貢献し続けることができます。この個人の成長の総和こそが、企業の長期的な発展を支える土台となるのではないでしょうか。

■調査アンケート仕様

実施会社:株式会社識学

調査対象:全国の20歳~59歳の会社員

有効回答数:1,249名

調査期間:2025年5月9日~5月13日

調査方法:インターネット調査
※本調査では、小数点第2位を四捨五入しています。そのため、数字の合計が100%とならない場合があります。

今回の調査は会社員1,249名を対象に実施し、主にキャリアや現在の職場環境について回答をいただきました。なお、姓年代別の数は以下の通りです。

▶ 20代 男性148人、女性147人、合計295人

▶ 30代 男性157人、女性159人、合計316人

▶ 40代 男性161人、女性160人、合計321人

▶ 50代 男性162人、女性155人、合計317人

<設問一覧>
問1: あなたは今何社目ですか。

問2: 今後転職を考えていますか。

問3: 前問で「転職を考えている」とご回答した方にお伺いします。それはなぜですか。

問4: 現在の給料について"妥当"であると感じますか。

問5: 前問で「現在の給与について妥当とは思わない」と回答した方にお伺いします。その理由は何ですか。

問6: どのような会社であれば居続けたいとおもいますか。

問7: 将来のご自身のキャリアの目標はありますか。

問8: 会社の評価と給与に関して違和感を感じたことはありますか。

問9: 前問で「会社の評価と給与に関して違和感を感じる」とご回答した方にお伺いします。どこに最も違和感を感じましたか。

問10: 会社からの自分に対する評価はどのように決まっているとおもいますか

問11: 今の会社で自分は成長できていると感じますか。

問12: 前問で「今の会社で自分は成長できているとあまり感じない、あるいは、全く感じない」とご回答いただいた方にお伺いします。それはなぜですか。

問13: 前問で「今の会社で自分は成長できていると非常に感じる、あるいは、やや感じる」とご回答いただいた方にお伺いします。それはなぜですか。

問14: あなたは役職者(今役職者の方はより上の役職)になりたいですか。


■調査結果と引用・転載時のクレジット表記のお願い

調査レポートの詳細はこちら(あるいは下のQR)をご覧ください。


調査データの引用頂く際は、以下の仕様でクレジットを表記していただきますようお願い申し上げます。
<例>「株式会社識学が実施した調査結果によると……」

■識学について
https://corp.shikigaku.jp/

会社名:株式会社識学(SHIKIGAKU. Co., Ltd.)
本社所在地:〒141-0032 東京都品川区大崎2-9-3 大崎ウエストシティビル1階
電話番号:03-6821-7560
事業内容:「識学」を使った経営、組織コンサルティング

     「識学」を使った従業員向け研修
     「識学」をベースとしたwebサービスの開発、提供
     「識学」関連書籍の出版

設立:2015年3月
代表者:代表取締役社長 安藤 広大
従業員数:236名(※役員・パートアルバイト除く) ※2025/8/31 時点
支店情報:

■大崎分室 〒141-0032 東京都品川区大崎2-11-1 大崎ウィズタワー8階

電話番号:03-6821-7560

■大阪支店 〒541-0052 大阪府大阪市中央区安土町3-3-9 田村駒ビル3階

電話番号:06-4400-6231

■名古屋支店 〒460-0003 愛知県名古屋市中区錦1-20-30 伏見フロントビル10階

電話番号:052-990-6577

■福岡支店 〒810-0001 福岡県福岡市中央区天神4-6-7 JRE天神クリスタルビル2階

電話番号:092-600-7990

■仙台支店 〒980-0803 宮城県仙台市青葉区国分町1-4-9 enspace4階

以上

=この件に関するお問い合わせ先=

株式会社識学 広報担当:藤原、安村

TEL:03-6821-7488 メールアドレス:pr@shikigaku.com

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会社概要

株式会社識学

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URL
http://shikigaku.jp/
業種
サービス業
本社所在地
東京都品川区大崎2丁目9−3 大崎ウエストシティビル 1階
電話番号
03-6821-7560
代表者名
安藤広大
上場
東証グロース
資本金
-
設立
2015年03月