視聴者をくぎづけにした最新テレビCMはこれだ!6月のテレビCMアテンションランキングを公開
Snow Man向井康二さん出演で話題の『味の素 Yum Yum「タイ本場」篇』をCスコア毎秒波形で詳しく解説
ご家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンの「注視」を測るREVISIO株式会社(旧TVISION INSIGHTS株式会社、所在地 :東京都千代田区、代表取締役社長 郡谷 康士、以下REVISIO)は、 2025年6月に放送されたテレビCMを独自の「アテンション(注視)データ」で分析し、視聴者の視線をくぎづけにしたテレビCMのランキングを公開しました。

テレビCM「アテンション」ランキングとは
地上波関東キー局で放送されたテレビCMを対象に、クリエイティブの評価指標「Cスコア(クリエイティブスコア)」を基に作成。Cスコアが高いほど、アテンション(=注視)を獲得していた(視聴者の目線を画面にくぎづけにしていた)CMであることがわかります。

6月トップはコスモ石油「SAFの音」篇

※集計対象期間:2025年6月1日~6月30日
※期間内に250GRP(REVISIO計測)以上放送があったCMがランキング対象
1位を獲得したのはコスモ石油「SAFの音」篇でした。こちらのCMは4月に放送が開始され、6月のランキングで初のランクインとなりました。賀来賢人さんが天ぷら店「こすも亭」の店主役で登場。「サクッ」という音を響かせて、揚げたての天ぷらを頬張る男性客を相手に、食用油の意外な再利用法を明かすストーリーです。2025年4月、持続可能な航空燃料「SAF(サフ)」の量産化にコスモが日本で初めて成功し、新エネルギーが誕生することを伝えています。
(出展:COSMOホームページ https://www.cosmo-energy.co.jp/ja/information/topics/2025/250403-01.html)
(動画引用元:COSMO公式チャンネル/SAFの音篇 https://www.youtube.com/watch?v=9oNkS30MzHI)
2位にランクインしたアコム「Acom Stories~#01 妹の結婚式・式場」篇は、5月のランキングで1位、4月のランキングで3位を獲得しており、高いCスコアを維持しています。ドラマを見ているようで思わず画面を見入ってしまう内容になっていることが、注視獲得の要因でしょう。ストーリー性を重視したドラマ仕立ての演出は、アテンション獲得に有効な手段の一つであることがわかります。
(動画引用元:アコム公式チャンネル/Acom Stories #01「妹の結婚式」篇 30秒 https://youtu.be/9GSpRUsdkqw)
4位の任天堂 スーパー マリオパーティ ジャンボリー Switch 2 Edition+ジャンボリーTV「スゴロク」篇にも注目です。今田美桜さん、岡崎紗絵さん、矢本悠馬さん、宮世琉弥さんがオンラインでゲーム対戦をするというCMで、ゲームの実況中継の様な内容となっています。4人が楽しそうにゲームをプレーしていて、最後に今田美桜さんがクッパにスターを取られてしまいます。Switch 2は6月5日に発売されたばかりなので、今後新しいソフトのCMも注目されそうです。
(動画引用元:Nintendo公式チャンネル/スーパー マリオパーティ ジャンボリー Nintendo Switch 2 Edition + ジャンボリーTV CM スゴロク篇 https://youtu.be/skeejUp1zk0)
こちらの資料では、6月の週間ランキングも公開しています。
ぜひご覧ください。
最新の「テレビCMアテンションレポート」のダウンロードはこちらからどうぞ。
今月のピックアップCM:味の素 Yum Yum「タイ本場」篇
味の素から発売された本格エスニック即席麺シリーズ「Yum Yum」のCMです。CMはSnow Manの向井康二さんが出演していて、今回が初のCM単独出演となりました。
(動画引用元:味の素KK公式チャンネル/Yum Yum®「タイ本場」篇 15秒 向井康二 https://www.youtube.com/watch?v=EsLguJGMNbA)
では、同CMを毎秒Cスコアの波形データで詳しく確認してみましょう。

【アテンションポイント】
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【冒頭】特徴的なBGM:日本ではあまり聞き慣れない、タイを想起させる(?)音楽で視聴者を惹きつける。そこに向井さんが登場し『本場のタイの味がご家庭で食べれるでー!』と叫ぶ。人気グループのメンバーというタレントパワーに加えて、視聴者に呼び掛けるようなセリフが、興味を引く要素として機能した。
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【4秒目以降】鐘の音×シズル感のあるカット×向井さんのセリフ:男性が麺を啜るカットの背景には、美味しそうなトムヤムクンヌードルが。鐘の音や『スパイスも本場やでー!』という向井さんらしい元気な口調の呼び掛けが相まって、視聴者は聴覚・視覚から刺激を受け、画面を注視。
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【10秒目以降】これまでの向井さんの呼びかけではなく、別の男声ナレーションで商品紹介コメントを挿入:向井康二さんのセリフが挿入されるのではという期待感を裏切る意外性を醸成することができたからか?終盤まで高い注視を維持することができた。
CM全体を通して注視を集めるポイントがいくつもありました。アテンション獲得に有効な演出を要所に散りばめていたことで、最後まで視聴者の視線をくぎづけにすることができています。
テレビCMの効果を最大化する「しっかり視られるCM」とは

テレビCMを制作する際、多くの人が直観と経験を頼りにしているのではないでしょうか。このような制作方法では、パフォーマンスの再現性や確実性に不安が残ります。
REVISOでは、14万本以上のCMのアテンションデータを蓄積しているため、「CMの視られる要素」と「視聴者に視られるためのCMづくり」のノウハウを持っています。
詳細はこちらの資料からご確認いただけます。
<本件に関する問い合わせ先>
REVISIO株式会社 広報担当 安武
東京都千代田区大手町1丁目6番1号大手町ビル
E-mail info@revisio.com
Tel(担当直通) 050-5897-4931
【REVISIO株式会社について】
REVISIO株式会社(2022年10月にTVISION INSIGHTS株式会社から社名変更)は、人体認識技術によってテレビ番組・CMの視聴態勢データを取得し、BtoB向け視聴分析サービスを提供しています。ご家庭のテレビに、REVISIOが独自に開発した人体認識技術を搭載した調査機器を設置し、調査参加者の視聴態勢を毎秒で自動的に取得。「誰がテレビの前にいて、ちゃんと見ているか」というREVISIO独自の注視データを広告主・広告会社・放送局など国内累計200社以上のクライアントにご活用いただいています。
現在、国内では関東エリア2,000世帯・関西エリア600世帯の地上波全番組の視聴データ、ならびにコネクテッドTVの注視データを提供しています。
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