【25卒就活「業界・企業選び」意識調査】業界選びは「やりがい」、企業選びは「社風」「社員」重視。キャリア形成を望む傾向が明らかに｜インタツアー（キャムコムグループ）

『25卒生対象　就活における「業界・企業選び」についての調査』2023年11月実施　株式会社インタツアー

インタツアー

2023年12月25日 11時00分

働くに関する社会課題をビジネスで解決するキャムコムグループの株式会社インタツアー（本社：東京都港区浜松町、代表取締役：作馬誠大、以下インタツアー）は、25卒学生を対象とした調査『就活における「業界・企業選び」についての調査』の結果を発表しました。同調査では就活生の「業界・企業選び」について意識調査しました。
就活生にとって「業界選び」「企業選び」は大きなキーポイントの一つです。「業界選び・企業選びの軸」という言葉がよく聞かれるとおり、学生はそれぞれ軸を定めて業界・企業を絞っていきます。しかし、世相やトレンドの影響を受け、学生の軸は変化していく傾向にあります。企業側は、学生が何を基準に業界・企業を選んでいるのか、最新の状況を知っておくべきでしょう。
当調査では25卒学生を対象として、業界選びの状況、企業選びで重視するポイントなどを聞き、データにまとめました。

25卒のホンネを調査！「業界・企業選び」のポイントは？就活における「業界・企業選び」についての意識調査-資料ダウンロード

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就活生にとって「業界選び」「企業選び」は大きなキーポイントの一つです。「業界選び・企業選びの軸」という言葉がよく聞かれるとおり、学生はそれぞれ軸を定めて業界・企業を絞っていきます。しかし、世相やトレンドの影響を受け、学生の軸は変化していく傾向にあります。企業側は、学生が何を基準に業界・企業を選んでいるのか、最新の状況を知っておくべきでしょう。

当調査では25卒学生を対象として、業界選びの状況、企業選びで重視するポイントなどを聞き、データにまとめました。

調査結果のポイント

●志望業界の候補、約半数が「メーカー」を志望。「まだ決めていない」は5.4％

●業界選択の軸は「やりがい」が「働きやすさ」を上回りキャリア重視の傾向

●志望企業の規模・歴史は「大企業」「老舗企業」寄りの志向が強い

●企業選びで重視するポイントは「社風」「社員」の魅力。個人のキャリア意識も色濃い

●業界・企業選びの課題は「絞り込めない」「自分とマッチしているかわからない」

調査概要

『25卒対象就活における「業界・企業選び」についての意識調査』

調査機関：株式会社インタツアー

調査対象者：25卒大学生

調査母数：14,299名（文系学生13,291名、理系学生1,008名）

回答数：643名

調査方法：『インタツアー』マイページまたはSNS経由によるWebアンケート

調査期間：2023年11月15日～2023年11月27日

25卒対象就活における「業界・企業選び」についての意識調査設問構成

Q1. 就職活動で候補にしている業界をすべて教えてください

Q2. 業界を選択するときに重視していることを教えてください

Q3. どのくらいの企業規模（従業員数）の企業を候補にしていますか

Q4. どのくらいの歴史の企業を候補にしていますか

Q5. 企業を選ぶときに重視したいことを教えてください

Q6. 業界・企業選びについて感じていること、悩んでいることなどを教えてください

志望業界の候補、約半数が「メーカー」を志望。「まだ決めていない」は5.4％

設問1～2では志望業界について聞いています。

設問1では、就職活動で候補にしている業界を複数選択で聞きました。

最も多かった業界は「メーカー」49.0％と、半数近くの学生が選択肢としていました。次いで多

かった業界は「IT・ソフトウェア・情報処理」29.4％で、以下「広告・出版・マスコミ」21.5％、「サービス」20.1％、「商社(総合)」17.4％、「人材」17.1％と続きます。

近年の傾向として、志望業界にメーカーを選ぶ学生が多く、IT、広告、サービス、商社なども志望者が増えています。特に当調査は文系大学生の比率が高いため、その傾向が強く出ていると考えられます。

一方、以前は人気が高かった金融、不動産といった業界は比較的人気が低い傾向となっています。また、人手不足が伝えられる建設や介護といった業界は回答が少なくなっています。

25卒生は3年生11月の時点で志望業界を「まだ決めていない、わからない」と回答した学生は5.4％で、多くの25卒生は既にある程度業界選びを進めていることがわかります。

業界選択の軸は「やりがい」が「働きやすさ」を上回りキャリア重視の傾向

設問2では、志望業界を選択するときに重視する『業界選択の軸』について複数選択で聞きました。

最も多かった回答は「やりがいを感じる」58.0％でした。次いで多かった回答は「働きやすい」44.5％、以下「自分の能力を活かせる」40.0％、「人に魅力を感じる」32.8％が続きました。回答傾向の特徴としては、「やりがい」「能力を活かせる」といった仕事満足度や個人の成長に関わる項目の回答が多く、「社会貢献」「社会への影響」といった社会的な業界の意義や役割については比較的少ない点が挙げられます。

近年、労働環境は厳しくないが、やりがいや成長が感じられない『ゆるブラック企業』が避けられる傾向について指摘されており、個人のキャリア形成が重視されていることが伺えます。

また、「働きやすさ」は強く意識されていて、いわゆる『ブラック企業』を避けたい意図が伺えます。

志望企業の規模・歴史は「大企業」「老舗企業」寄りの志向が強い

設問3～5では、企業選びの条件について聞いています。

設問3では、志望企業の企業規模の条件について複数選択で聞きました。最も回答が多かったのは「1,000人以上」52.4％、次いで「501～1,000人」38.1％が上位の回答となっています。企業規模が大きい企業の方が高い傾向ですが、中小企業（300人以下）を選択肢としている学生も少なくありません。また、「まだ決めていない、わからない」26.9％も回答が多く、4人に1人は企業規模について未定となります。

設問4では志望企業の歴史について、「老舗」「ベンチャー」という軸で5段階で聞きました。

「老舗（歴史が古い企業）」を希望する割合は7.9％、「やや老舗」は35.0％に対し、「ベンチャー（歴史が浅い企業）」は0.8％、「ややベンチャー」は8.7％、そして最も回答が多かったのは「どちらでもない」47.6％でした。全体的に歴史の古い企業の方が志向されているようです。