静岡県におけるペロブスカイト太陽電池の導入実証の開始について

~県有施設でのモデル導入を通じた普及促進と県内企業の参入支援~

積水化学工業株式会社

 鈴与商事株式会社(本社:静岡県静岡市、代表取締役社長:伊藤正彦、以下、「鈴与商事」)と

積水化学工業株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:加藤敬太、以下、「積水化学」)およびフィルム型ペロブスカイト太陽電池の製品設計・製造・販売を担う積水ソーラーフィルム株式会社(代表取締役社長:上脇太)は、静岡県(県知事:鈴木康友)と共同で、2025年4月1日よりフィルム型ペロブスカイト太陽電池による導入実証(以下、「本事業」)を開始いたしました。

 本事業は、鈴与商事を受託事業者とする静岡県との業務委託契約に基づき、ペロブスカイト太陽電池の普及促進や静岡県内企業の関連ビジネスへの参入促進を図ることを目的とし、清水港沿岸部の県有施設の屋根において、約1年間のモデル導入実証を行うものです。ペロブスカイト太陽電池による実証事業としては、静岡県内初の試みとなります。

 脱炭素社会の実現に向けてエネルギーのクリーン化が求められる中、フィルム型ペロブスカイト太陽電池はその軽量性と柔軟性により、従来のシリコン系太陽電池では設置が難しかった場所への設置を可能にし、再生可能エネルギーの導入拡大に貢献すると期待されております。

 本事業では、沿岸部での耐風圧や塩害環境下での耐久性等の検証を行い、更なる耐久性向上や製造技術の確立に向けた開発に生かしていきます。

■本事業の内容

設置場所

興津13号上屋(屋上)

静岡県静岡市清水区興津清見寺町1375-35

フィルム型ペロブスカイト太陽電池:14枚設置

*通常時、設置現場はご見学頂けません。

実証期間

2025年4月1日~2026年3月31日まで

実証内容

清水港沿岸部の県有施設の屋根において、

沿岸部での耐風圧や塩害環境下での耐久性等について検証

■実証状況の写真

                                             提供:積水化学工業(株)

■鈴与商事について

鈴与商事は、石油・ガス・電気といったエネルギーの供給に加え、太陽光発電・蓄電池・ 

CO2可視化サービスなど、お客様の脱炭素化に資する商材やサービスを提供しております。

また建設資材や化学品、製造現場の省人化・自動化、事務所内の業務デジタル化を支援する

ソリューション提案など、総合商社として様々な商材やサービスを展開しています。

■積水化学について

 積水化学グループは、長期ビジョン「Vision 2030」において、「Innovation for the Earth」をビジョンステートメントとして掲げ、イノベーションにより「サステナブルな社会の実現に向けて、LIFEの基盤を支え、“未来につづく安心”を創造していく」ことを宣言しています。
これからも、持続可能な社会の実現と積水化学グループの成長の両立を目指して社会課題解決に貢献し、ステークホルダーの皆様に信頼される企業であり続けるための取り組みを進めていきます。
積水化学におけるフィルム型ペロブスカイト太陽電池に関するこれまでのリリースは、下記Webサイトをご参照ください。
https://www.sekisui.co.jp/news/PSC/

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


ダウンロード
プレスリリース素材

このプレスリリース内で使われている画像ファイルがダウンロードできます

会社概要

積水化学工業株式会社

26フォロワー

RSS
URL
https://www.sekisui.co.jp/
業種
製造業
本社所在地
大阪市北区西天満2丁目4番4号
電話番号
03-6748-6460
代表者名
加藤 敬太
上場
東証プライム
資本金
1000億200万円
設立
1947年03月