【日経225企業調査】合理的配慮の提供義務化に対応するwebアクセシビリティ対応状況の調査レポートを公開、対応状況の公表は全体で約4割の結果に(調査期間:2024年8月26日〜9月20日)

2024年10月30日(水)15時から本調査レポートをもとに、現状の対応レベルやアクセシビリティに注力している企業の取り組みについてオンラインセミナーを開催します。参加費は無料となっております。

STYZ

株式会社STYZ(東京都渋谷区、田中辰也 代表取締役社長)が運営するインクルーシブデザインスタジオCULUMU(くるむ)では、2024年4月1日から事業者による障害のある人への合理的配慮の提供が義務化され、企業からの問い合わせをいただく機会が増えたことから、日経225企業のwebアクセシビリティ対応状況をリサーチし、一斉調査レポートを公開しました。

また2024年10月30日に調査レポートから得られたアクセシビリティ対応状況など、オンラインセミナーで解説いたします。加えてデザインスタジオCULUMUでこれまで取り組んできたアクセシビリティ事例をもとに、アクセシブルなウェブサイトを実現するための取り組み方をご紹介します。参加方法は以下の「オンラインセミナーのお申し込みはこちら」からお願いします。


調査レポートの目次

・近年のウェブアクセシビリティのトレンド

・日経225企業のアクセシビリティ対応状況

・アクセシビリティへの取り組み

・デザインスタジオ CULUMU について

【調査サマリー】

1、webアクセシビリティ方針および対応状況

・「素材」や「資本財・その他」、「消費」業種を中心に、多くの業界でアクセシビリティ対応が依然少ない

・試験を実施している企業でも、「等級 A A」に準拠している企業は少なく、全体的な等級の向上が必要

・比較的多くの「技術」業種の企業がアクセシビリティに取り組んでおり、他業界への良い例となっている

2、webアクセシビリティ試験の実施結果と適合及び対応度

・多くの業種で試験実施率が低く、特に消費者と直接接する機会の多い業種では、アクセシビリティへの取り組みを強化する必要がある

・試験を実施した企業でも、完全な準拠を達成している企業は少なく、各企業はアクセシビリティ基準への準拠を目指す必要がある

3、企業ごとの axe DevTools Totalでの Issue数

・多くの企業で少なくとも1つの課題が見つかっていることから、全体的なアクセシビリティの改善が必要

・特に60箇所以上のIssueがある企業は6つあり、早急な対応が必要

・定期的にアクセシビリティの評価を行い、改善を続けることが重要

【ウェブアクセシビリティが求められる背景】

デジタル技術の普及により、ウェブサイトを通じたサービスの提供が一般化し、今まで以上によりアクセシブルなウェブサイトを構築する必要が出てきています。デジタル庁がウェブアクセシビリティ導入ガイドブックの公表をおこなうなど、より幅広い分野、業界からウェブアクセシビリティを踏まえたデザインや開発支援が求められています。

また、障害者差別解消法が改正され、2024年4月1日からは民間企業であっても、障害のある方に対して、申し出があった場合に合理的配慮を提供することが義務化されることになりました。合理的配慮を的確に行なうための環境の整備として、ウェブアクセシビリティの必要性は一段と強まっています。

インクルーシブなプロダクト・サービスを実現するためには、多様な人々と共創していくことが重要ですが、作り上げるものに対しても様々な人々が障壁なく利用できるようにすることも必要だと言えます。 アクセシビリティについても、様々な人々と共創的に取り組むことで原理原則だけでなく、より本質的な使いやすさの実現を目指すことができると言えます。

【近年のウェブアクセシビリティのトレンド】

近年、サイトやアプリのリニューアルをおこなった企業の多くは、アクセシビリティを踏まえたリニューアルを行っています。また、アクセシビリティの対応状況や方針をコンテンツ化し、顧客に発信しているケースも増えてきており、対外的な発信の重要性は今後も増えてくると言えます。

以前から合理的配慮への対応が義務化されており、環境の整備についてももとめられていた公的機関においては、障害者差別解消法の合理的配慮以外の点でもwebアクセシビリティの対応が進められています。

【日経225企業のアクセシビリティ対応状況】

webアクセシビリティ方針ページの存在を調査した結果、技術に分類される「医薬品」「電気機器」「自動車」「精密機器」「通信」では46%(企業数63のうち29社)の企業が対応済みとなってました。また目標とするレベルについては約20%(企業数29のうち6社)の企業が「なし」という結果になりました。

「技術」以外の業種カテゴリー「保険」「消費」「素材」「資本材・その他」「運輸・公共」の調査もしてます。詳細は「調査レポート特設ページ」からご覧ください。

調査項目は「w e bアクセシビリティ方針および対応状況を公表しているか」、「w e bアクセシビリティ試験の実施結果と適合及び対応度」、「axe DevTools Totalでの Issue数」になります。

【デザインスタジオCULUMUのアクセシビリティへの取り組み方】

情報設計や画面デザインを検討している段階から、アクセシビリティを考慮した設計をおこないます。実装をおこない、出来上がったものに対して基準に基づく評価やリードユーザーによるチェックをおこないます。リリース前に改善をおこない、様々な人々が分け隔てなく利用できるサービスにします。また、オプションとしてアクセシビリティ試験の実施とその結果の公表をおこなうことも可能です。

webアクセシビリティ評価項目による、基準に基づいた評価

・webアクセシビリティに関する世界的な基準にもなっているWCAG(Web Content Accessibility Guidelines)の評価項目に則り、アクセシビリティの評価をおこないます。

・診断ツールだけではなく、実際にスクリーンリーダーや画面拡大等の支援技術を使った検証もおこない、基準に基づいた評価と改善をおこないます。

リードユーザーによる定性的な評価

・障害当事者の方や高齢者の方に実際に操作してみてもらい、課題点、改善点の抽出をおこないます。

・ツールや一般的な基準だけでは判別できない実際の当事者の声を取り入れることで、より実態に即した、実用的なものにすることができます。


ホワイトペーパーの内容を紹介するオンラインセミナーの開催が決定

日経225企業を対象に実施されたアクセシビリティ対応状況の調査結果をもとに、現状の対応レベルやアクセシビリティに注力している企業の取り組みについて解説します。

また、デザインスタジオCULUMUでこれまで取り組んできたアクセシビリティ事例をもとに、アクセシブルなウェブサイトを実現するための取り組み方をご紹介します。

【開催概要】

日時:
2024年10月30日(水)15:00〜16:00
定員:
オンライン参加 100名
参加費:
無料(事前予約制)


【インクルーシブデザインスタジオ CULUMUについて】

インクルーシブデザインスタジオ CULUMUは、株式会社STYZが運営する「多様な人々・社会と共創する インクルーシデザインスタジオ」です。4,000を超えるNPO・NGOのリレーションとともに業界をリードするデザイナー、エンジニアが連携が可能です。高齢者や障がい者、外国人など、これからの社会において多様な人々の声を取り入れられる(モノづくりの上流プロセスから巻き込む) ユーザー中心のアプローチをモノづくりの当たり前にします。

STYZ 会社概要

社名

株式会社STYZ

代表者

代表取締役社長 田中 辰也

資本金

5,725,000円

売上高

非公開

設立

2016年3月

従業員数

60名(業務委託含む)

HP

コーポレートサイト(https://styz.io/

ドネーションプラットフォーム事業(https://syncable.biz/

インクルーシブデザイン事業(https://culumu.com/

所在地

〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102​​

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会社概要

株式会社STYZ

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URL
https://styz.io
業種
情報通信
本社所在地
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-59-4 クエストコート原宿102
電話番号
-
代表者名
田中辰也
上場
未上場
資本金
550万円
設立
2016年03月