【外国籍社員のコミュニケーションに関する実態調査】 一緒に働く会社員の6割以上が、外国籍社員の「孤独感」を懸念、その要因とは?
~8割以上から「日本語コミュニケーションスキル研修」に期待の声~
ビジネス特化型オンライン英会話事業「Bizmates」(https://www.bizmates.jp/)を展開するビズメイツ株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:鈴木 伸明 、以下「当社」と言う。)は、外国籍社員と協働している会社員431名を対象に外国籍社員のコミュニケーションに関する実態調査を実施しました。
◼️半数以上が、勤務先の外国籍社員の平均勤続年数は、同時期に入社した日本人社員と比較して「短い」と回答
「Q1.あなたのお勤め先の外国籍社員の平均勤続年数は、同時期に入社した日本人社員と比較してどの程度ですか。」(n=431)と質問したところ、「短い」が11.9%、「やや短い」が39.2%という回答となりました。
・短い:11.9%
・やや短い:39.2%
・同程度:27.6%
・やや長い:7.4%
・長い:1.6%
・わからない/答えられない:12.3%
◼️勤務先の外国籍社員の平均勤続年数が短い理由、「日本の企業文化への適応の難しさ(勤務時間、仕事の進め方など)」が50.0%で最多
Q1で「短い」「やや短い」と回答した方に、「Q2.あなたのお勤め先の外国籍社員の勤続年数が、同時期に入社した日本人社員より短くなる理由として、考えられる退職理由を教えてください。(複数回答)」(n=220)と質問したところ、「日本の企業文化への適応の難しさ(勤務時間、仕事の進め方など)」が50.0%、「キャリアアップや昇進の機会の不足」が34.1%、「仕事の内容や職務に対する満足度の低下」が29.1%という回答となりました。
・日本の企業文化への適応の難しさ(勤務時間、仕事の進め方など):50.0%
・キャリアアップや昇進の機会の不足:34.1%
・仕事の内容や職務に対する満足度の低下:29.1%
・給与や福利厚生への不満:27.3%
・日本語によるコミュニケーションの困難さ:25.0%
・職場での人間関係の難しさや孤立感:15.5%
・職場環境や雰囲気への不満:11.4%
・家族の事情(配偶者の転勤、子どもの教育など):10.9%
・他社からのオファー:9.1%
・ビザや在留資格に関する問題:6.8%
・その他:0.5%
・わからない/答えられない:2.3%
◼️6割以上が、勤務先の外国籍社員が「職場内でなんとなく孤立している/孤独感を抱いている」と感じる
「Q3.あなたは、お勤め先の外国籍社員が、職場内でなんとなく孤立している/孤独感を抱いていると感じたことはありますか。」(n=431)と質問したところ、「ある」が60.1%、「ない」が30.4%という回答となりました。
・ある:60.1%
・ない:30.4%
・わからない/答えられない:9.5%
◼️勤務先の外国籍社員が、職場内でなんとなく孤立している/孤独感を抱いている理由、「日本の職場における暗黙のルールや習慣への適応の難しさ」「日本語によるコミュニケーションの困難さ」が上位に
Q3で「ある」と回答した方に、「Q4.お勤め先の外国籍社員が、職場内で孤立している/孤独感を抱いている主な原因は何だと思いますか。(複数回答)」(n=259)と質問したところ、「日本の職場における暗黙のルールや習慣への適応の難しさ」が62.5%、「日本語によるコミュニケーションの困難さ」が40.2%、「日本人社員の異文化理解や受容の不足」が38.6%という回答となりました。
・日本の職場における暗黙のルールや習慣への適応の難しさ:62.5%
・日本語によるコミュニケーションの困難さ:40.2%
・日本人社員の異文化理解や受容の不足:38.6%
・母国と日本の業務の進め方の違いによる疎外感:32.0%
・外国籍社員向けのサポート体制の不足:22.0%
・メンターの不在:12.4%
・社内イベントや懇親会に参加することへの躊躇:4.6%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.0%
◼️67.8%が、勤務先で外国籍社員に対し、「日本語力や日本語でのコミュニケーションスキル向上のための研修を実施している」と回答
「Q5.あなたのお勤め先では、外国籍社員に対し、日本語力や日本語でのコミュニケーションスキル向上のための研修を実施していますか。」(n=431)と質問したところ、「定期的に実施している」が38.1%、「不定期に実施している」が29.7%という回答となりました。
・定期的に実施している:38.1%
・不定期に実施している:29.7%
・実施していないが、今後実施する予定:3.9%
・実施していなく、今後も実施予定はない:13.9%
・わからない/答えられない:14.4%
◼️勤務先で、日本語力や日本語でのコミュニケーションスキル向上のために行っている(または行う予定の)取り組み、第1位「社内での日本語コミュニケーション研修」
Q5で「定期的に実施している」「不定期に実施している」「実施していないが、今後実施する予定」と回答した方に、「Q6.あなたのお勤め先で、外国籍社員に対し、日本語力や日本語でのコミュニケーションスキル向上のために行っている(または行う予定の)取り組みについて教えてください。(複数回答)」(n=309)と質問したところ、「社内での日本語コミュニケーション研修」が57.9%、「社内での日本語研修」が38.5%、「外国籍社員と日本人社員の相互文化理解の研修」が34.3%という回答となりました。
・社内での日本語コミュニケーション研修:57.9%
・社内での日本語研修:38.5%
・外国籍社員と日本人社員の相互文化理解の研修:34.3%
・社外の日本語学校での学習機会の提供:31.1%
・チームまたは部内での定期的なミーティング:29.1%
・上司との1on1面談の実施:19.4%
・日本人社員との交流イベントの企画・実施:10.7%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:0.6%
◼️63.6%が、勤務先で日本人社員に対し「外国籍社員と働く上での語学研修等を実施している」と回答
「Q7.あなたのお勤め先では、日本人社員に対し、外国籍社員と働く上での語学研修等を実施していますか。」(n=431)と質問したところ、「定期的に実施している」が35.8%、「不定期に実施している」が27.8%という回答となりました。
・定期的に実施している:35.8%
・不定期に実施している:27.8%
・実施していないが、今後実施する予定:7.4%
・実施していなく、今後も実施予定はない:16.2%
・わからない/答えられない:12.8%
◼️勤務先で日本人社員に対し、外国籍社員と働く上で実施している(または実施する予定の)取り組み、「オフラインでの英語研修」が60.1%で最多、「オンライン学習ツールを使用した英語学習」や「異文化コミュニケーション研修」なども
Q7で「定期的に実施している」「不定期に実施している」「実施していないが、今後実施する予定」と回答した方に、「Q8.お勤め先で、日本人社員に対し、外国籍社員と働く上で実施している(または実施する予定の)取り組みについて教えてください。(複数回答)」(n=306)と質問したところ、「オフラインでの英語研修」が60.1%、「オンライン学習ツールを使用した英語学習」が39.9%、「異文化コミュニケーション研修」が36.9%という回答となりました。
・オフラインでの英語研修:60.1%
・オンライン学習ツールを使用した英語学習:39.9%
・異文化コミュニケーション研修:36.9%
・外国籍社員の母国語や文化に関する勉強会:31.7%
・外国籍社員とのランチ交流会などの機会:9.2%
・その他:0.0%
・わからない/答えられない:2.3%
◼️8割以上が、日本語力や日本語コミュニケーションスキル向上のための研修が「外国籍社員の孤独感軽減や離職防止につながる」と評価
「Q9.あなたは、日本語力や日本語コミュニケーションスキル向上のための研修の充実が、外国籍社員の孤独感軽減や離職防止につながると思いますか。」(n=431)と質問したところ、「非常にそう思う」が28.1%、「ややそう思う」が53.4%という回答となりました。
・非常にそう思う:28.1%
・ややそう思う:53.4%
・どちらともいえない:15.3%
・あまりそう思わない:2.3%
・全くそう思わない:0.9%
◼️まとめ
今回は、外国籍社員と協働している会社員431名を対象に外国籍社員のコミュニケーションに関する実態調査を実施しました。
調査の結果、外国籍社員の平均勤続年数が日本人社員よりも「短い」と感じる社員は51.1%であり、その主な理由として「日本の企業文化への適応の難しさ」が50.0%で最多となっています。また、6割以上が外国籍社員が職場で「孤立感」や「孤独感」を抱いていると感じており、その原因として「日本の職場における暗黙のルールや習慣への適応」が62.5%で最も多い結果でした。最後に、約8割の回答者が、日本語力や日本語コミュニケーションスキル向上のための研修が「外国籍社員の孤独感軽減や離職防止につながる」と回答し、これらの研修を評価していることがわかりました。
今回の調査では、日本特有の職場文化への適応の難しさや日本語でのコミュニケーションの壁が、日本の職場で働く外国籍社員に孤立感を感じさせる要因となっていることが示唆されています。この状況を改善し、多様な人材の潜在能力を最大限に引き出すためには、企業によるサポート体制の構築が不可欠といえるでしょう。外国籍社員の日本語能力の向上だけでなく、日本のビジネス慣習や暗黙のルールを理解するための研修プログラムの提供とサポート体制を整えることで、異文化間の相互理解を深め、外国籍社員が自信を持って能力を発揮できる環境が整います。こうした取り組みは、単なる社内の調和にとどまらず、グローバル市場での企業の競争力強化につながる重要な要素となり、長期的な成功と持続可能な成長をもたらす鍵となるのではないでしょうか。
◼️ビジネス特化型オンライン日本語研修「Zipan」とは
Zipanは、外国籍人材が日本企業で活躍するために必要な日本語コミュニケーションスキルを修得できる、実践的なオンライン日本語修得サービスです。日本語力はもちろん、日本特有のビジネス文化やビジネスマナーを包括的に身につけることができます。
オンラインビジネス日本語会話「Zipan」:https://www.zipan.biz/corp/
◼️調査概要
調査概要:外国籍社員のコミュニケーションに関する実態調査
調査方法:IDEATECHが提供するリサーチPR「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
調査期間:2024年8月30日〜同年8月31日
有効回答:外国籍社員と協働している会社員431名
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
≪利用条件≫
1 情報の出典元として「ビズメイツ株式会社」の名前を明記してください。
2 ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、下記リンクを設置してください。
URL:https://www.bizmates.co.jp/
◼️ビズメイツ株式会社とは
グローバルタレントと企業の成長支援を担うテックソリューションカンパニーです。ビジネス特化型オンライン英会話「Bizmates」、外国籍ITエンジニアの転職エージェント「G Talent」、グローバルIT人材の採用マッチングサイト「GitTap」、そして外国人向けビジネス特化型オンライン日本語会話「Zipan」の提供を通して、国内と国外双方のグローバルタレント、および日本企業の成長を支援しています。
【会社概要】
会社名:ビズメイツ株式会社(英名:Bizmates, Inc.)(コード番号:9345 東証グロース市場)
代表:代表取締役社長 鈴木 伸明
本社:東京都千代田区神田須田町2-19-23 Daiwa秋葉原ビル11階
設立:2012年7月3日
URL:https://www.bizmates.co.jp/
【事業内容】
1.ランゲージソリューション事業
・オンラインビジネス英会話「Bizmates」:https://bizmates.jp/
・オンラインビジネス日本語会話「Zipan」:https://www.zipan.biz/corp/
2.タレントソリューション事業
・外国人ITエンジニアの転職エージェント「G Talent」:https://gtalent.jp
・グローバルIT人材の採用マッチングサイト「GitTap」:https://www.gittap.jp/client
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