トップシーズン到来!群馬県の人気スキー場とGALA湯沢、初雪観測前後で来場者の傾向を調査
※本プレスリリースはレイ・フロンティアが運営する「Rei Frontier Tech Blog」の転載となります。
Rei Frontier Tech Blog:https://tech-blog.rei-frontier.jp/entry/2024/01/29/142611
1.初雪観測の遅れとスキー場来場者の変動
気象庁の発表によれば、今年の群馬県の初雪観測は例年よりも遅く、1月7日に確認されました。スキー場来場者の動向にどのような影響をもたらしたのか見ていきましょう。
出典:気象庁ホームページ -群馬県の気象特性(https://www.jma-net.go.jp/maebashi/kishou/gunmakikou.html)
2.調査元データ
データは弊社アプリ「SilentLog」から匿名化されたものであり、推定情報に基づいています。
※データはあくまで弊社サービスで収集したもので、実際とは異なる場合がございます
<データ概要>
【調査対象期間】
12月(2023/12/6−12/31)、1月(2024/1/1−1/26)
※年末年始を起点として前後26日間
【調査対象エリア】
丸沼高原スキー場(群馬県)、たんばらスキーパーク(群馬県)、GALA湯沢スキー場(新潟県)
【来訪者数】
12月の来訪者数を100とした時の比率
【推定居住地】
弊社アプリSilentLogより収集したデータに当社独自の機械学習推定処理を利用
【結果まとめ】
スキー・スノボのトップシーズンは年明けから2月頃と言われており、弊社の人流データからも年明けの来場者数が増加していることが明らかとなりました。
トップシーズンの同時期に調査してもGALA湯沢スキー場の来場者数は圧倒的であり、理由としてはガーラ湯沢駅に直結しているアクセスの良さと推測されます。
車やバスが必須となる群馬県のスキー場と比較すると2倍以上の来場者数がありました。
3.スキー場来場者の初雪観測前後の差異
弊社で取集したデータはAI(機械学習)を用いて各種移動方法を自動で判別して記録しております。この技術はスマートフォンのGPSとセンサーから元となるデータを細かく取得しているので、どういった手段で移動しているか、移動距離や速度、経路をもとにユーザーの行動種別を推測するものです。
マップ上の黄色い点は「自転車」、オレンジの点は「車」、緑の点は「徒歩」、白い点は「滞在」を示しています。
スキー場のゲレンデにおける「車」「自転車」はコースを滑走していたり、リフトに乗っているユーザーと推測できます。
丸沼高原スキー場
たんばらスキーパーク
群馬県に位置するたんばらスキーパークおよび丸沼高原スキー場において、初雪観測前後の来場者数に差異が見られました。特に初雪観測後の1月において来場者数が増加しています。この傾向は、冬季スポーツのシーズン到来に伴い、スキーヤーやスノーボーダーが増加する傾向があることがわかります。
群馬の沼田をさらに北へ進むと新潟県に突入します。
そこには利便性がよく、人気のスキー場『GALA湯沢スキー場』があります。
GALA湯沢スキー場
GALA湯沢スキー場では、群馬県のスキー場には見られなかったマップ上の赤い点があります。これは「電車」を示しており、線路沿いに点在しています。このことから来場者は電車で来ている方も多いということがわかります。
12月来場者数を100とした場合、それぞれのスキー場における1月来場者数を比較しました。
丸沼高原スキー場:1月の来場者数、300%増加
たんばらスキーパーク:1月の来場者数、250%増加
GALA湯沢スキー場:1月の来場者数、14%増加
群馬県のスキー場と比較するとGALA湯沢スキー場は来場者の増加率が低めですが、このスキー場は駅から近く、都心から最短71分という電車でのアクセスも容易であるため、トップシーズン前から多くの人々に利用されています。電車を利用することで、冬の交通渋滞を避けながら気軽に訪れることができ、来場者数の増加に影響していると考えられます。
4.来場者の自宅推定
弊社は位置情報データを匿名化した形で収集し、推定情報に基づいて分析を行っています。特に来場者数の多いGALA湯沢スキー場に焦点をあて、どの地域からスキー場へ来ているかを見てみましょう。
GALA湯沢スキー場
12月も1月も東京からの来場者が1番多いですが、2番目に多い来場者の自宅推定を見ると、12月は地元の新潟県が多く、トップシーズンに入った1月は神奈川県からの来場者数が上回りました。
県外に居住のある方はトップシーズンに入ってからスキー場へ行く傾向が見えました。
群馬県のスキー場も12月と比較して他県からの来場者数が増加しています。
丸沼高原スキー場
たんばらスキーパーク
5.結論と今後の展望
初雪観測前後でのスキー場来場者数の変化を分析することで、季節や気象条件がスポーツ施設の利用に与える影響を理解する一助となります。また来場者がどの地域から多く来ているかを理解することで、効果的な広告の配信やイベントの企画、観光バスの調整など様々な施策に活用することができます。
今後も位置情報データを活用し、各種施設の利用傾向や地域の特性を探ることで、より効果的な施策やサービスの提供に貢献していきます。レイ・フロンティアは、最新の技術を駆使し、地域社会と連携しながら、より良い未来の構築に取り組んでまいります。
【追記】
2024年1月29日に公開した記事ですが、一部GALA湯沢スキー場のデータ概要について詳細を追記して2024年2月1日に再度公開しました。
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◾️レイ・フロンティア株式会社
「現実と仮想をつなぐ世界一のサービスを創る」をミッションとして、2008年に事業を開始し、現在は人工知能による位置情報分析プラットフォーム事業、行動分析支援、アプリ開発、新規サービス開発、実証実験支援の提供(OEM提供も含む)も手掛けております。
所在地:東京都台東区台東2-26-8 KSビル 3階
代 表 者:代表取締役 田村建士
設立:2008年
事業内容:
■人工知能による位置情報分析プラットフォーム「SilentLog Analytics」の開発・運営
1. スマートフォンアプリ向け 移動分析特化型のSDKの提供(データ分析、情報配信)
2. 移動データの分析ツールの提供(ペルソナ分析、移動情報の可視化)
3. クライアント向けスマートフォンアプリケーション企画・開発・運用
4. 自社アプリケーションの開発運営(SilentLog)
5. スマートフォンアプリおよびシステム導入に関わるコンサルティング事業
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