助太刀総研、建設業における中途採用状況調査を発表
建設業界に従事する全ての人たちを支えるマッチングプラットフォーム「助太刀」を運営する株式会社助太刀(所在地:東京都新宿区 以下 「当社」)が運営する助太刀総合研究所(以下、「助太刀総研」)は、建設事業者のうち直近1年間に中途採用活動の実績のある責任者および担当者を対象に、中途採用の状況について調査を行いました。この度、調査結果レポートを公開しましたので、概要をお知らせいたします。
調査結果レポート:https://souken.suke-dachi.jp/blog/2024_mid_career_survey
■調査概要
調査方法:『助太刀』アプリ内におけるWebアンケート調査
調査対象:『助太刀』アプリユーザーで調査回答した建設事業者313社のうち、
採用に関わったことのある172社の採用責任者・実務担当者
実施期間:2024年6月24日〜2024年7月31日
実施主体:助太刀総合研究所
◾️調査結果
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中途採用を実施する理由は「受注拡大のため」が73.3%と最も高く、旺盛な建設需要は継続と見られる一方で、「社員の労働時間の抑制のため」という働き方改革や2024年問題への対応と想定される理由も28.5%と高く見られた。
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直近1年間の中途採用人数は、94%が3人以下、43%が1人も採用できなかったと回答。今回の調査回答者の8割が20人以下の事業者であることを鑑みると、小規模事業者における採用難易度の高さが伺える。
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採用経路について最も多かったのは「人伝て(縁故)」で61%、「ハローワーク」が49%、「求人広告」が31%と続く。建設業の技能労働者は人材紹介が職業安定法により禁止されていることもあり、人材紹介会社の利用は13%にとどまっている。
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採用施策として効果的なのは「未経験採用」「直行直帰」「給与水準」「休暇の整備」「寮・住宅手当の整備」となった。採用できている企業がそうでない企業よりいずれも高い結果となっており、給与や福利厚生、働き方を改善している企業は採用が進んでいると見られる。
◾️まとめ
建設業界では深刻な人手不足により他の産業と比較して採用難易度が高まっており、建設業の採用状況について明らかにするため調査を行いました。
採用経路はいまだに「人伝て」が最も多く、有効であるとも捉えられていますが、今後の労働供給制約の中では、知り合いの紹介だけでは必要な時に採用することがさらに難しくなっていくと考えられます。
他業界では、転職サイトやダイレクトリクルーティング、企業説明会など多様な採用手法を用いて採用活動を行っています。また、求職者に対して自社の魅力を発信していく「採用広報」も採用を成功させる上で非常に重要な取り組みになっており、近年注力している企業が増えています。そういった中途採用全体のトレンドを捉え、多様な採用経路を確保することが、採用力を高めるために建設業にも求められていると考えます。
本年は2024年問題への各企業の対応も注目され、賃金の行き渡りなど労働者に対する各社の対応によって、選ばれる企業とそうでない企業の二極化が進むことが想定されます。
企業は、給与や福利厚生、働き方といった処遇改善を進めるなど、魅力的で求職者に選ばれる企業となる努力が必要になります。
助太刀総研では、今後も建設業で働く方にフォーカスして調査、発表をしてまいります。
■助太刀総合研究所について
『助太刀総研』は、「建設現場を魅力ある職場に。」というミッションのもと、外部の有識者および第三者機関と共に、建設業界の潮流を捉え、現状や可能性をあらゆるデータを用いながら可視化し未来における建設業界の在り方を研究する組織です。
当社が提供するサービスで得た知見を活用しながら、トレンドや実態調査を含むマーケットリサーチ、有識者を招聘しての勉強会や対談などを通じて、建設業界を魅力ある職場にするべく取り組んで参ります。
『助太刀総研』:https://suke-dachi.jp/souken/
◾️会社概要
社名:株式会社 助太刀
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 我妻 陽一
所在地:東京都新宿区西新宿6-18-1 住友不動産新宿セントラルパークタワー14階
設立:2017年3月30日
資本金:90,000,000円
事業内容:インターネットを利用したサービスの企画、制作および運営
URL:https://suke-dachi.jp/company/
■本プレスリリースに関するお問い合わせ先
助太刀総研
担当:植村
TEL:03-6258-0906
Email:pr@suke-dachi.jp
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