動物繊維で緑化を促進。羊毛から生まれた植生シート「エコシープ」発売

前田工繊株式会社

土木・建築資材及び各種不織布を製造・販売する前田工繊株式会社(本社:東京都港区、社長:前田尚宏、以下「前田工繊」)は、この度、動物繊維製土壌流出防止工「エコシープ」を発売いたしました。

動物繊維製土壌流出防止工「エコシープ」

頻発する豪雨災害などにより侵食を受けやすい土壌や、乾燥等による植生不良の懸念がある法面に。

・生分解性でプラスチックフリーの環境配慮型

・確かな浸食防止性能と植生性能

従来廃棄されていた羊毛を原料の一部として活用したエコシープは、

元は廃棄物であったものが防災・減災製品として生まれ変わり、施工後は植物の成長を助け、CO2削減に寄与するといった効果を発揮し、持続可能な未来へ繋がるサステナブルな製品です。

製品の特長

  • 環境負荷が低い

    原料に石油由来の素材を用いておらず、土壌微生物により完全に分解されます。

  • 侵食防止性能が高い

    羊毛の柔らかなフェルト構造が土壌に密着し、雨水等による法面侵食を抑制します。

  • 植生性能が高い

    エコシープは保水性や断熱性が高いため、植物を乾燥・温度のストレスから守り、生育環境を改善します。また、羊毛繊維は主にタンパク質から構成されているため、分解後は肥料成分として植物の生育を促進します。

対侵食試験
植生試験

環境に配慮した持続可能な製品

マイクロプラスチックフリーで地球に優しく

エコシープは、動物性の羊毛不織布と植物性の麻ネットでできており、全ての素材が生分解性の環境配慮型資材です。

施工後、現場の土壌微生物によって分解され、マイクロプラスチックなどの有害物質を発生させないため、生態系への悪影響を及ぼしません。

※施工後の分解速度は地域や気候、土壌環境によって異なります

CO2削減効果

エコシープは、副産物羊毛を主原料とした植生シートで、従来の化学繊維製品と比べ製造時のCO2排出量を約25%削減可能であると推定しています(自社試算)。

また、羊毛繊維には天然の肥料効果があり、化学肥料の配合量を低減します。化学肥料は製造時に大量のCO2を排出するものであるため、羊毛繊維を用いることでCO2排出削減に貢献します。

製品仕様

1m

長さ

25m

素材(不織布)

羊毛

素材(表面ネット)

製品カタログ

https://www.maedakosen.jp/wp/wp-content/uploads/44ba6be5b03627b0c5e781bf2ecb66f6.pdf

製品詳細はこちらから

https://www.maedakosen.jp/products/43476/

前田工繊株式会社

前田工繊株式会社

1972年の設立以来、インフラ(社会資本)の整備・維持に携わる会社として、土木資材の製造・販売ならびに各種繊維を原料とした産業資材および不織布の製造・加工・販売を行うことで業容を拡大してまいりました。
「ジオシンセティックス」の総合企業として、地域の皆様の安心・安全で豊かな社会づくりや、より災害に強い国土づくりに貢献しています。

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会社概要

前田工繊株式会社

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URL
https://www.maedakosen.jp/
業種
製造業
本社所在地
福井県坂井市春江町沖布目38-3
電話番号
0776-51-3535
代表者名
前田尚宏
上場
東証プライム
資本金
64億2234万円
設立
1972年11月