AKKODiS、【リスキリングに関する調査】企業の8割以上がリスキリング施策を「未実施」で「実施予定はない」と回答
-「ノウハウがない」、「費用対効果・必要性を感じない」などが障壁となり、施策が進まず-
世界30ヵ国でデジタルとエンジアリングを融合させたソリューションを提供するグローバルリーダーであるAKKODiSの日本法人で、企業および組織へエンドツーエンドのコンサルティングサービスを提供するAKKODiSコンサルティング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:川崎 健一郎、「以下、AKKODiS」)は、リスキリングに関する実態を企業へ調査し、レポートを公開しました。
【調査の背景】
近年では、ビジネス環境の変化やビジネスモデルのライフサイクル短期化に伴い、企業は新たなスキルを持つ人財を求めています。しかし、労働人口は減少の一途を辿っていることから、社内の従業員に新たなスキル習得の機会を提供する「リスキリング」が注目されています。
また、近年のビジネスシーンでは、デジタル技術の進化やITの活用などが進んでおり、DXに対応するための最新のデジタル知識やノウハウへの需要が高まっています。そしてDX推進には、デジタル技術を活用し、業務や組織を変革するためのナレッジや推進力が必要です。このような背景から、特にDX推進・IT活用を遂行するにあたって学び直しの機会を提供する企業も増えつつあります。
AKKODiSでは、DX推進やDX戦略策定のコンサルティング、DX時代に必要な「デジタル化」と「課題解決」を結びつけられる人財の育成やリスキリングをサポートしています。今回の調査により、DX推進における課題や悩みを抱える企業に対して、課題解決へと導くヒントを提示します。
▼レポート全文はこちら
リスキリングの罠 ~事業と組織への投資対効果を検証~
https://www.akkodis.co.jp/client/useful/reskilling_trap
【調査結果サマリー】
調査対象企業のうち、全体の約8割超(82.8%)が、リスキリング施策の実施について「実施したいが、見通しは立っていない」「実施予定はない」と回答。さらに、全体の約5割以上(54.3%)が「実施予定はない」と回答し、企業・組織での対策優先度が低い認識である現状。
リスキリング施策を実施している企業のうち、約5割(48.3%)が「(リスキリング施策実施の)年間の予算規模は100万円未満」であると回答。特に300名以下の企業に関しては14社中11社(78.5%)の割合で予算規模100万円未満との回答があり、潤沢な予算があるとはいえない現状。
リスキリング施策を実施していない企業は、施策が進まない理由として、約5割が「ノウハウがない(44.8%)」「費用対効果が見合わない,見込めない(20.1%)」「必要性を感じない(23.4%)」と回答。リスキリングのメリットや効果を理解できていない企業や、社内の体制や制度づくりのノウハウがない企業が多い現状。
リスキリング施策の領域として重要視されているのは「DX」「AI」「ITリテラシー」などが上位を占める結果に。多くの企業・組織がデジタル領域に関心を持っている。
【本調査からの提言】
リスキリング施策を成功させるためには、リスキリングによって得られたスキルやノウハウを正しく評価に反映し、適切なポジションに登用する仕組みづくりが大切である。その環境整備を行うのが、企業の役割だ。裏を返せば、評価・登用の仕組みがないリスキリング施策は、リスキリング本来の効果を得られないため、一時的な取り組みとして形骸化し、持続的な事業経営・組織形成にはつながらない。
今回の調査結果から「リスキリングの成果を定量化することが難しいから」、「シニア層の特性やニーズを理解した上で、リスキリング施策を設計することが難しいから」、「リスキリングに関するノウハウを持ち合わせていないから」という3つの理由によって、多くの企業がリスキリングに関する評価・登用の仕組みづくりにつまずくと考えられるが、企業にとって従業員の成長をもたらすリスキリングは今後も重要な施策となる。将来を見据え、早期にリスキリングに必要な環境を整備し、リスキリングで得たスキルやノウハウを評価して適切なポジションに登用できる仕組みを構築することが大切だ。
【調査概要】
調査対象:企業の人事担当者
サンプル:186社
実施期間:2023年9月5日~9月21日
調査方法:インターネット調査
調査主体:AKKODiSコンサルティング株式会社
▼プレスリリース
https://prtimes.jp/a/?f=d10295-181-8527fcd08150b83a3748db2fc8ed279f.pdf
AKKODiSコンサルティング株式会社について
AKKODiSは、コネクテッドデータの力を活用し、デジタルとエンジニアリングを融合させたソリューションを世界30ヵ国で提供するグローバルリーダーです。
AKKODiSコンサルティング株式会社は、「日本を、課題解決先進国に。」というビジョンを掲げ、日本において事業を展開しています。戦略、プロジェクトマネジメント、テクノロジー、アカデミー等、多岐にわたる領域のコンサルタントを10,000名以上擁し、企業および組織のイノベーションを支援するエンドツーエンドのコンサルティングサービスを提供しています。 上流領域のコンサルティングから、システム開発、教育、現場の保守・運用までを包括した、Consulting、Solution、Academy、Talentの4つのサービスを提供することで、組織の変革を伴走しながら支援しています。
【AKKODiSウェブサイト】 https://www.akkodis.co.jp/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像