東北初!ジェイアールバス東北が運行する仙台・松島を巡る2階建て定期観光バスにてユーグレナ社のバイオ燃料を使用開始
燃料となるバイオ燃料は、ユーグレナ社のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(以下「バイオ燃料製造実証プラント」)で製造され、JRバス東北に提供されたものです※1。
※1 今回の導入は化石燃料由来の軽油とバイオ燃料の混合燃料
バイオ燃料は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ、以下「ユーグレナ」)と使用済み食用油を原料に使用し、バス自体の内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料です。
バイオ燃料は、燃料の燃焼段階ではCO2を排出しますが、原料となるユーグレナも使用済みの食用油の原材料である植物も成長過程で光合成によってCO2を吸収するため、燃料を使用した際のCO2の排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されています。
JRバス東北は、「安全レベルの向上」に全社として取り組んでおり、貸切バス事業者安全性評価において最高の『三ッ星』認定を継続取得しております。今後も、「安全・安心」を追求しつつ、環境対策にも積極的に取り組む方針で、施策の一つとして『仙台お散歩号・松島お散歩号』にバイオ燃料の使用を開始するとともに、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す『GREEN OIL JAPAN』宣言に賛同することを決定しました。
一方、ユーグレナ社は、バイオ燃料製造実証プラントで製造するバイオ燃料の供給を昨年から開始しています。バイオ燃料を使用する企業や自治体数は拡大しており、さまざまな車両・船舶で利用が開始されています。
JRバス東北とユーグレナ社は、今回の共同の取り組みを通じて、地球環境に配慮したサステナブル・ツーリズムを推進していきます。
●『GREEN OIL JAPAN』宣言について
ユーグレナ社は、2018年10月のバイオ燃料製造実証プラントの竣工を機に、「日本をバイオ燃料先進国にする」ことを目指す『GREEN OIL JAPAN(グリーンオイルジャパン)』を宣言しました。ユーグレナ社のバイオ燃料製造実証プラントで製造したバイオ燃料を陸・海・空における移動体に導入すること、そして2030年までにバイオ燃料を製造・使用するサポーターを日本中に広げることで、バイオ燃料事業を産業として確立することを目標に掲げています。目標実現を通じて、SDGs「GOAL7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」「GOAL13:気候変動に具体的な対策を」「GOAL17:パートナーシップで目標を達成しよう」に貢献します。
ユーグレナ社では、『GREEN OIL JAPAN』宣言に賛同し、バイオ燃料の利用、原料の供給や普及をともに推進する協力企業・団体等(輸送関連、飲食関連、地方自治体など)を募っています。
『GREEN OIL JAPAN』宣言 HP:https://euglena.jp/greenoiljapan/
『GREEN OIL JAPAN』に関するお問い合わせ:https://www.euglena.jp/contact/b09/
<『仙台お散歩号・松島お散歩号』ついて>
JRバス東北では杜の都仙台で、伊達政宗ゆかりの地などを午前中に効率良く巡る市内コース『仙台お散歩号』と、午後出発で日本三景松島の優美な景色を堪能し、2021年3月に開業した「JRフルーツパーク仙台あらはま」にも立ち寄れる近郊コース『松島お散歩号』を、感染防止策実施のうえ5月14日から運行再開。特定日を除き毎日運行。2020年7月から期間限定で、希少な国産2階建てバスで運行中。
<株式会社ユーグレナについて>
2005年に世界で初めて石垣島で微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養技術の確立に成功。石垣島で生産したミドリムシ・クロレラなどを活用した機能性食品、化粧品等の開発・販売を行うほか、バイオ燃料の生産に向けた研究を行っている。2012年12月東証マザーズに上場。2014年12月に東証一部市場変更。「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」をユーグレナ・フィロソフィーと定義し、事業を展開。https://euglena.jp
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