【現代女性の体型認識とやせ願望に関する意識調査】「標準体重」の若年女性の7割以上が自身の体型を「太っている」と回答
〜SNSなどでの「他者との比較」が食行動に影響する実態が明らかに〜

累計会員数1,200万人超・国内No.1*¹のAI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営を行う株式会社asken(東京都新宿区、代表取締役社長 中島洋、以下「当社」)は、『あすけん』の女性ユーザー12,882名を対象に「現代女性の体型認識とやせ願望に関する意識調査」(以下「本調査」)を実施いたしました。
本調査の結果、特に若い世代において、医学的には「標準」にあたる体重であっても、ご自身の体型を「太っている」と認識している割合が7割以上にのぼり、さらに「痩せたい」と願う心理も非常に強いことがわかりました。その背景には、SNSなどで他者と自分を比較し、理想化された外見のイメージに強く影響されている傾向が見られました。あわせて「他者との比較」が実際の食行動、特にエネルギー摂取量の低下にまで及んでいる実態が見え、年齢が低くなるほど顕著にその傾向が見られました。
当社は「ひとびとの明日を今日より健康にする」をミッションに掲げ、多くの方の健康的な食生活の実現を目指しています。
『あすけん』では、ダイエットをサポートするコースも提供していますが、過度なダイエットではなく、健康を最優先した上で、それぞれの目標に合わせたダイエットを推奨しています。サービス開始以来、目標体重にBMI18.5未満は設定できないようにしているほか、妊娠・授乳期の「やせ」などの課題から生まれた「あすママコース」を提供するなど、ライフステージに応じた健康づくりを支援してきました。
当社は本調査結果をもとに、さらに皆さまがご自身にあった生活習慣が実現できるよう、サービスの改善や情報提供の強化に努めてまいります。
■「現代女性の体型認識とやせ願望に関する意識調査」調査結果サマリー
・現在のご自身の体型について、どのように感じているかという問いに対し、29歳以下および30歳〜39歳でBMIが標準範囲(18.5以上25未満)のグループでは、7割以上が「とても太っている」「やや太っている」と回答
・理想とする体型は今よりどうなりたいかという問いに対し、BMIが標準範囲(18.5以上25未満)で29歳以下および30歳〜39歳のグループの9割以上が「少し痩せたい」「かなり痩せたい」と回答。またBMIが「やせ」(18.5未満)の29歳以下のグループでも半数以上が「少し痩せたい」「かなり痩せたい」と回答
・痩せたい理由について、29歳以下では約4割が「周囲からの印象が気になる」と回答
・SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度も、年齢やBMIのグループが低くなるほど高くなる結果となった
・SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度が高い人ほど、1日の平均エネルギー摂取量は低い結果に。特に29歳以下のグループにおいては30代、40代以上のグループよりも顕著に平均エネルギー摂取量の低下幅が大きい結果となった
■本調査の背景
厚生労働省の「令和5年国民健康・栄養調査」によると、日本の20歳~30歳代女性における約2割が体格指数(BMI)が18.5未満の「やせ」に該当します。(※1)低体重や低栄養は骨量の低下や月経周期異常など、女性の健康に関わるさまざまな問題と関連していることが知られており、2025年4月には、日本肥満学会が痩せすぎによる健康リスクを新たな疾患概念「女性の低体重/低栄養症候群(FUS)」として提唱しました。(※2)
SNSやファッション誌などを通じて「痩せていることが美しい」という価値観が定着し、多くの人が過度に「やせ」を追い求める傾向が問題視されています。また、近年では糖尿病や肥満症に用いる「GLP-1受容体作動薬」が「ダイエット薬」として紹介されるなど、社会問題にまで発展しています。
昨今の状況を受け、『あすけん』の女性ユーザーの皆さまを対象に、実際の体型と自己認識のギャップ、その背景にある心理などについて実態を把握し、今後のサービス開発・改善、また社会に向けた啓発活動に活かすべく、本調査を実施いたしました。
※1:厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査報告」:https://www.mhlw.go.jp/content/001435384.pdf
※2:一般社団法人日本肥満学会「閉経前までの成人女性における低体重や低栄養による健康課題―新たな症候群の確立について―」:https://www.jasso.or.jp/data/Introduction/pdf/academic-information_statement_20250416.pdf
■調査結果
1. 「標準」BMIであっても7割以上が自分は「太っている」と認識。また9割以上が「痩せたい」と回答
現在のご自身の体型について、どのように感じているかという問いに対し、29歳以下および30歳〜39歳でBMIが標準範囲(18.5以上25未満)のグループでは、7割以上が「とても太っている」「やや太っている」と回答しました。

理想とする体型は今よりどうなりたいかという問いに対し、BMIが標準範囲(18.5以上25未満)で29歳以下および30歳〜39歳のグループの9割以上が「少し痩せたい」「かなり痩せたい」と回答しました。またBMIが「やせ」(18.5未満)の29歳以下のグループでも半数以上が「少し痩せたい」「かなり痩せたい」と回答しています。

2. 若年層ほど「他者からの評価」を強く意識し、SNSなどで他者と体型を比較する傾向
「理想とする体型(上記)を選んだ理由」については、全ての年齢グループで「見た目を良くしたい」「着たい服を楽しみたい」「自信を持ちたい」という回答が上位にのぼりました。29歳以下では約4割が「周囲からの印象が気になる」と回答し、若年層では他者からの評価を強く意識する傾向が見られました。
一方、年齢を重ねるごとに「健康や将来への不安」と回答する割合が増加する結果となりました。

SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度について、全体平均で約24%が「ほぼ毎日」「よくある」と回答しました。なかでも、年齢グループが下がるほど、他者と体型を比較する頻度が高くなる傾向が見られました。

3. 他者との比較が実際の食行動に影響。若い世代ほど顕著に
SNSや友人、芸能人などと自分の体型を比べる頻度ごとに、回答者の直近1ヶ月の『あすけん』への食事記録データから平均エネルギー摂取量を抽出しました。その結果、全年齢グループにおいて、比較する頻度が高いほど、平均エネルギー摂取量が低いという傾向が見られました。
特に29歳以下の年齢グループにおいては、「ほぼ毎日」比較する人は、「ほとんどない」人と比べて1日あたり約129kcalも平均エネルギー摂取量が少ないことがわかりました。この差は30代(約80kcal差)、40歳以上(約62kcal差)と比較して突出しており、若い世代ほどSNSなどでの比較が実際の食行動に与える影響の大きさを示唆しているのではないかと考えています。

食事への罪悪感を感じる頻度について、約半数近くが「よくある」「ほぼ毎日」と回答しました。一方、食事への罪悪感という心理的な問題は、実際のエネルギー摂取量とは大きく関連していないことがわかりました。
このことからも、実際の食行動に影響を与える「他者との比較」という心理的な負担の強さがうかがえます。

調査概要
調査概要:現代女性の体型認識とやせ願望に関する意識調査
調査対象者:食事管理アプリ『あすけん』の女性ユーザーで、今回の定量調査への参加を了承した方
有効回答者数:
・全体:12,882名
・BMIに関する分析:12,844名
・平均エネルギー摂取量に関する分析:12,841名
調査方法:インターネット調査+『あすけん』登録データ
調査期間:2025年8月18日(月)~2025年8月21日(木)
※構成比は小数点以下第2位を四捨五入しているため、合計しても必ずしも100とはなりません。
※調査情報利用の際は以下のご対応をお願いします。
1. 情報の出典元として「AI食事管理アプリ『あすけん』」と明記してください。
2. ウェブサイトで使用する場合は、出典元として、以下リンクを設置してください。
■『あすけん』管理栄養士・道江美貴子コメント
今回の調査で明らかになったのは、医学的には「標準」とされる体重であっても、自分を「太っている」と感じてしまう女性が非常に多いという現実です。特に若い世代では、SNSなどで目にする理想化された外見と自分を比べる意識が強く、それが実際の食行動にまで影響していることが示唆されました。
「美しさ」や「理想の体型」は、人の数だけ違っていてよいものです。本調査を通じて、自分らしい心地よさや健康を大切にする考え方が、これからもっと広がっていけばと願っています。
当社は「ひとびとの明日を今日より健康にする」というミッションのもと、創業以来一貫して過剰なダイエットを推奨しないサービス設計を守り続けてきました。これからも『あすけん』を通じて、「食べることを楽しみながら健康になる」体験を多くの方に届けていきたいと思います。
<道江美貴子 プロフィール>
AI食事管理アプリ『あすけん』管理栄養士。女子栄養大学栄養学部卒業後、大手フードサービス企業に入社。100社以上の企業で健康アドバイザーを務めた後、2007年、新規事業の立ち上げメンバーとして株式会社askenに参画し、以後『あすけん』の企画・コンテンツ制作・開発に携わる。現在、株式会社asken取締役としてあすけん事業統括責任者を務める。イベント・講演会・メディアへの出演経験多数、著書も多数出版。

■『あすけん』の取り組み
1. BMI18.5未満の目標体重設定ができない仕様
『あすけん』では、皆さまの「健康的な食生活の実現」をサポートしたいという強い想いから、サービス開始当初の2007年から今も変わらず、痩せすぎによる健康リスクが懸念されるBMI18.5未満の目標体重は設定できない仕様になっています。

2. 妊娠期・授乳期の女性にも適切な体重管理を。「あすママコース」
妊娠前のやせ・妊娠中の体重増加の抑制は、低出生体重児の要因となるため、赤ちゃんの将来の健康のために適切に体重管理をすることが重要です。日本国内において若い女性のやせや低出生体重児の割合増加など、女性や妊産婦を取り巻くさまざまな課題が生じていること、また妊娠中や出産経験のある『あすけん』の既存ユーザーを対象にしたアンケートにて、体重や栄養管理の負担を軽減したいという意見が寄せられたことから、2022年6月より、『あすけん』内に、妊娠・授乳期の女性の健康的な食事・体重管理をサポートする新しいアドバイスコース【妊娠・授乳期に!あすママコース】を開始しました。
2023年には「日本子育て支援大賞2023」を受賞したほか、複数の自治体にて、妊婦さん向けの支援策として導入していただきました。(※1)サービス提供開始以来のべ約9.3万人(2025年6月30日時点)の方にご利用いただき、妊娠・授乳期の皆さまの健康をサポートしてまいりました。
※1:【プレスリリース】江戸川区、妊娠中の栄養・体重管理をアプリでサポートへ『あすけん』「あすママコース」を区内在住の妊婦へ半年間無償提供:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000058653.html

■AI食事管理アプリ『あすけん』
『あすけん』は、食事画像やバーコードを読み取るだけで、食べた食事のカロリーや栄養素が表示され、ご自身に合った目標摂取エネルギーや各種栄養素に対する過不足が一目でわかるAI食事管理アプリです。管理栄養士が監修した食事内容に対するフィードバックや食生活のアドバイスを提供し、これによりユーザーの皆さまがご自身の食事を振り返り、次の食事で何を食べればよいかがわかる「食事の選択力」を高めるためのサポートをいたします。
『あすけん』はテクノロジーの力ですべての人の「専属栄養士」となり、あらゆるライフステージにおける健康的な食生活の実現を目指します。
・ダウンロード数&売上4年連続 国内No.1*¹
・会員数1200万人*²以上
・メニュー数は15万件以上
・カロリーと各種栄養素14項目*³の過不足をグラフ表示
・AIで自動表示されるアドバイスパターンは20万以上
・食事記録件数は90億件以上*⁴
*1:日本国内App StoreとGoogle Playストア合算の「ヘルスケア(健康)/フィットネス」カテゴリにおける、2021年~2024年のダウンロード数および収益(2025年1月、data.ai調べ)
*2: 2025年4月時点の累計会員数
*3:あすけんダイエット基本コースの場合。食事アドバイスコースによって表示される種類は異なります。
*4:2025年6月時点の累計食事記録件数
食事管理アプリ『あすけん』公式サイト:https://www.asken.jp
<アプリ概要>

名称 |
AI食事管理アプリ『あすけん』 |
利用料金 |
ダウンロード無料(App内課金あり) |
対応OS |
iOS/Android |
ストアURL |
【App Store】https://apps.apple.com/jp/app/id687287242 |
<主な受賞歴>
2020年:「革新的な優れたサービス」への内閣総理大臣表彰制度、第3回日本サービス大賞「優秀賞」を受賞。
2022年:『あすけん』内の食事アドバイスコース「妊娠・授乳期に!あすママコース」がBabyTech® Awards2022[妊活と妊娠部門] 大賞を受賞。Google Play ベスト オブ 2022において、アプリ「ユーザー投票部門」大賞、「自己改善部門」大賞をダブル受賞。
2023年:食事アドバイスコース「妊娠・授乳期に!あすママコース」が第4回日本子育て支援大賞を受賞。

■株式会社asken
当社は、栄養学の知見とテクノロジーをかけあわせ「ひとびとの明日を今日より健康にする」ことをミッションに、以下の事業を展開しています。
<個人向け>
・AI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営
・オンラインストア『あすけんSHOP』の企画・運営
<法人向け>
・『あすけん』内の広告企画・制作:商品・サービス等のプロモーションを目的とした各種広告・タイアップ施策の企画・制作・実施
・『あすけん』の法人向け提供:企業の従業員や自治体の住民の食生活改善、健康増進を目的とした団体利用、『あすけん』を活用したオンライン特定保健指導
<その他>
・治療用アプリの開発:食事療法を補助する治療用アプリ(プログラム医療機器)の開発
設立:2007年10月1日
所在地:〒163-1442 東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー42F
株主: 株式会社グリーンハウス(100%出資)
コーポレートサイト: https://www.asken.inc
記載されている会社名、商品またはサービス名は、各社の商標、登録商標または商号です。
Ⓒasken Inc.
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像