長崎の海の再生を支援する「長崎産冷凍むらさきうに」を新発売【生活クラブ生協連合会】
限定2,500個を生活クラブ生協の組合員に届けます。長崎の漁場の「藻場」を再生する支援金付きです。
全国的に「藻場(もば)」が消失する「磯焼け」が発生しています。「藻場」とは沿岸域の海底で海藻が茂っている場所で、様々な生きものの産卵場所や隠れ場所となるなど、沿岸の生態系に重要な役割を果たしています。
長崎市三重町にある長崎市新三重漁協では、増えすぎた「うに」に海藻が食べられてしまうことで磯焼けが発生し、貝類の生育が悪化するなどの被害が出ています。そこで、生活クラブ生協連合会と長崎県漁連、長崎市新三重漁協の三者は協同して、磯焼け対策で採取したムラサキウニを「長崎産冷凍むらさきうに」として製品化し、生活クラブ組合員向けに供給します。
「長崎産冷凍むらさきうに」の価格には、1個あたり50円の藻場造成支援金が含まれています。この支援金で人工漁礁(1基約2万5000円)を設置し、藻場の早期回復を目指します。おおぜいの生活クラブ組合員が「長崎産冷凍むらさきうに」を食べることで、豊かな海の再生を支援します。
※漁獲量に限りがあるため2,500個限定となります。今後は毎年、同様の取り組みを行なう予定です。
【製品概要】
品名:長崎産冷凍むらさきうに
内容量:50g
価格:1,400円(税込1,512円)
製造元:長崎県漁連・長崎漁港加工センター
*50円の藻場造成支援金を含みます。支援金は人工漁礁の設置に充てられます。
*限定 2,500個
*北海道を除く各地の生活クラブ生協の配送組合員向けの企画です。生活クラブのデポー(店舗)では取扱いはありません。
生活クラブ組合員が長崎市新三重漁協の活動を視察
2015年9月、生活クラブ生協の組合員が長崎県を訪問、長崎県漁連との交流会を開催し、長崎市新三重漁協の藻場再生の活動を視察、学習しました。
長崎市新三重漁協は、藻場を再生するために海底でウニの生息数を調査し、藻が食べ尽くされないように、藻が残っている場所へウニを移したり、また磯焼けが進んでしまった海底に海藻がつきやすい人工漁礁を設置しています。
視察した組合員は「広い海で地道に活動する生産者の苦労がわかりました。『長崎産冷凍むらさきうに』の利用を呼びかけていきたい」と語りました。
【参考】生活クラブ活動情報「長崎県漁連を訪問し産地交流会を開催 豊かな漁場の再生めざし「藻場」の回復を共同購入で支えます!」2015年10月
http://seikatsuclub.coop/activity/20151006.html
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