鹿児島高専学生がデザインコンペの一般部門で入賞
~第22回CSデザイン賞 優秀賞を獲得~
鹿児島工業高等専門学校(鹿児島県霧島市 校長:氷室昭三 以下「鹿児島高専」)都市環境デザイン工学科高安ゼミの学生達(林佳音さん 他)は、第22回CSデザイン賞(注)に応募して、見事に優秀賞を受賞しました。このコンペは学生部門もありますが、今回は一般部門に応募しての受賞です。
学生の取り組み
学生達は、学校の施設整備事業に参画し、部材の選定等から積極的に関わってきました。アンケート結果に基づいてデザインに工夫を凝らし、階段室の改修を完成させました。「廊下及び階段」に存在する 、普段は素通りしてしまう何気ないスペースを魅力あるものに変化させることで、創造力を広げる「場」を創出し、 学生や教職員のモチベーションを向上させることを目的としたものです。
審査書評
(原研哉審査委員長)
(注)CSデザイン賞とは
CSデザイン賞とは、カッティングシートのデザインアワードです。Cutting Sheet という英語の頭文字が、賞の名称になっています。カッティングシートを作った中川ケミカル社は、この装飾用シートを用いた適切かつ創造性に優れたデザインを社会全体へ発信・共有する活動が急務だと考え、CSデザイン賞を設立しました。1982年のアワード創設以来、30年以上が経ち、現在は2年に1度アワードを開催し、多くのクリエイターが参加しています。
指導教員(ディレクター)の声
学校内の階段や廊下は、単なる移動の為の物であり、どの建物であっても同じようなもので特徴が無く、無機質な存在です。時には自分が何処にいるのかわからなくなる時もあり、そこをデザインでハッキリさせ、かつ特別な空間に変えようと考えました。18種類のカラーパターンを作成し、文化祭等でアンケートを取りました。単にアンケートで人気があったデザイ ンを単純に採用するのではなく、理由を分析してアンケートの意図を読み取り、その分析結果を作品に反映させていく作業を行いました。
実際にデザインして、それを形として実現することは、「ものづくり」に関わる学生にとって、非常に意義のあることです。また施設係の打合せにも同席し、サンプルを取り寄せ、それを実際に見ながら選定にも関わっていくという、実際の仕事に近い体験をしながら進められたのは、学生にとって社会に出た時に、大いに役立つ経験となりました。
指導教員(ディレクター)
高安 重一:鹿児島高専 都市環境デザイン工学科 准教授/一級建築士
教育研究分野:建築学
主な担当科目:都市計画
鹿児島県霧島市総合都市計画審議会委員
鹿児島高専について
所在地:鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1
校長:氷室 昭三
設立:昭和38年4月
URL:http://www.kagoshima-ct.ac.jp/
教育理念
・幅広い人間性を培い、豊かな未来を創造しうる開発型技術者を育成する。
・教育内容を学術の進展に対応させるため、また、実践的技術の発展のため、必要な研究を行う
地域貢献の基本方針
(1) 地域社会及び地域産業界が抱える課題の把握に努め、地域が必要とする取組みや地域に実りある結果をもたらす活動を推進する。
(2) 産学官連携活動及び地域企業や機関等に対する技術開発支援等を集約的に推進するための組織を設置する。
(3) 教職員及び学生は、地域社会の一員として、地域住民や団体、自治体、他の教育機関等との相互協力に努め、地域社会との共生を図る。
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鹿児島工業高等専門学校 総務課企画係
TEL:0995-42-9020 e-mail:kikaku@kagoshima-ct.ac.jp
~2022年度、高等専門学校制度は創設60周年を迎えます~
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/
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