価値観や考え方、生き方の違う10人が「ジェンダーと多様性」をテーマに対話した、LIFULLのドキュメンタリーフィルム第二弾『ホンネのヘヤ』公開
ジェンダーについて「議論したくない」人が約6割の日本。
ソーシャルエンタープライズとして、事業を通して様々な社会課題の解決に取り組む株式会社LIFULL(ライフル)(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:井上高志、以下LIFULL)は、コーポレートメッセージ「あらゆるLIFEを、FULLに。」のもと、あらゆる人が自分らしく生きられる社会を実現したいという想いから、一人ひとりが抱える様々な課題に光を当てたドキュメンタリーフィルムを制作しました。「ラベリングではなくその人らしさを見つめ、声を聞き、ありのままを認める」ことを伝えていくために第二弾として2021年9月27日(月)に価値観や考え方、生き方の違う10人が「ジェンダーと多様性」をテーマに対話した記録『ホンネのヘヤ』を特設サイトで公開します。
特設サイト「ホンネのヘヤ」
URL:https://media.lifull.com/campaign_2021092705/
『ホンネのヘヤ』で用いたオープンダイアログ の構成
しかし、お互いを知ろうとしないことがステレオタイプや偏見、差別を生み、その人らしくいることを難しくさせています。
だからこそ、まずは一人ひとりの「違い」を知ること。
人の間にある多様なグラデーションを受けとめること。
LIFULLが見つめているもの。
それは、この世界に暮らす一人ひとりが抱える課題です。
最も多様性を認め、社会課題に向き合う企業として、あらゆる人が自分らしく生きられる社会の実現に取り組みます。
※出典:マッキャン・ワールドグループ ホールディングス, TRUTH ABOUT GENDER IN JAPAN
しかし同時に、日本ではあまり議論が進んでいないこのテーマに、少しでもやれることがあるかもしれないとも考え、どう他者を傷つけることなく、本質的な対話を生み出し得るかについて議論を重ねました。
同時に、これは企業がこれまでの広告という文脈を超えられるかという挑戦でもあると感じていました。現在は、企業が公正な社会目標を掲げているフリをするような広告が蔓延している時代。だからこそ、嘘の無い、リアルな人々の生の声をそのままに映像化し、企業が社会に貢献するオルタナティブな手法を少しでも模索できたら、と考えました。
結果、心からの涙あり、笑いありの撮影現場になりました。僕自身、ハッとした瞬間、救われた瞬間がありました。この映像で何かを解決しているとは全く思いませんし、すくいとりきれない議論のほうがはるかに多い。けれど見てくださる誰かにとって、なにかのはじまりの小さな波紋になっていたら、と願うばかりです。
[監督] 関根 光才(せきね・こうさい)映像作家・映画監督。クロスカルチュラルなストリーテリングと思索的なビジュアルスタイルで、長編映画や短編映画、CM、ミュージックビデオ、アートインスタレーション作品など多岐に渡るジャンルの映像作品を監督・制作。
この映像では参加者の方々の多様な意見を尊重し、ありのままの声をお届けしています。視聴者のみなさんの考えや価値観とは違った意見があるかもしれません。でも、それを批判ではなく、お互いの違うということをただ認め合えることを、LIFULLは願っています。
多くの人が議論を避けたいとする「ジェンダー」をテーマしたこの対話を通して、多様な考えがあることを知ってほしいと思います。
Q.ジェンダーと多様性について、自分の考え方や価値観と違う人とどのように向き合っていますか?(五十音順)
「違う」ことを前提に「共通する」ことを探したり、その考えのルーツをさぐってみたり、自分自身にも目を向けて、対話からよりよい発見が生まれることを楽しめる人とでなければ、向き合わないです。
差別的な発言をする人、理解しようとすらしない人とは、しんどくて向き合えない。「当たり前」や「普通」という、何気ない正しそうな刃が転がっていて、傷を受ける覚悟をしないと自分の話ができないっていう、そんな世界にいます。
相手の考えを否定せずに関わりたいと思っています。その人が、その考えに至った背景や経験、思いを想像しながら向き合いたい。でも、いつでもそんなふうに関われるわけではなくて。疲れている時や余裕のない時もあるので、そういう自分自身も否定しないで、まずは自分が機嫌よくいることを大切にしたいです。
田中 めぐみさん
他人は自分の考え方と違うという前提を忘れないようにする。相容れない部分があってもそれはそれと受け止める。相手を変えようとしないようにする。
意識が違う方と話す時、それが先進的・後進的いずれも、寛容さをまず持ちます。多様性もそうですし、心の自由がありますからそれに制限をかけることはできません。しかし、価値観なのか差別なのかはコミュニケーションをとって明らかにするよう心がけます。
意見が異なるのは当然のことなので、大抵のことは「お好きにどうぞ」のスタンスです。差別が含まれる場合には厳しく反応したいと思っていますが、コメンテーターのように、自分が日頃考えていないことにまで無理に賛成反対、好き嫌いを表すのは、短絡的な対立構造につながると思っています。一方で、自分の大切な部分は、日頃の行動で理解を得たいと考えています。
価値観が違う人と向き合うのは痛みを伴うことかもしれませんが、どっちが正しいかという二元論ではお互いに分断を起こすことになると思っているので、相手の願いまで聴くようにします。
たとえやっぱり分かり合えなくても、誰もが同じではなく多様であることが豊かだという自分の価値観と願いを再度感じられるチャンスになると捉えています。
私にとって考え方が少し古いなぁと思う場合はある種向き合っているというよりその場をしのぎ続けているような感覚なのですが、この座談会のように新しい!!知らなかった!!という感覚と出会えた時はどういう気持ちなんだろうとその人のことを考えたり話してみたり想像を膨らませたりしています。
あなたが幸せなら、別になんでもいいんじゃない??という超フラットでリラックスした姿勢でいます。
■ご参考
あらゆる人が自分らしく生きられる社会を実現したい、年齢に基づく
固定観念や偏見、差別「エイジズム」がテーマのLIFULL初のドキュメンタリーフィルム
第一弾『年齢の森-Forest of Age-』公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000210.000033058.html
特設サイト「年齢の森」
URL:https://media.lifull.com/campaign_2021091606
所在地: 東京都千代田区麹町1-4-4
代表者: 代表取締役社長 井上 高志
事業内容: 不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフル ホームズ)」の運営等
設立年月: 1997年3月
ウェブサイト:https://LIFULL.com/
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。
現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、主要サービスである不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。
URL:https://media.lifull.com/campaign_2021092705/
- 『ホンネのヘヤ』について
価値観や考え方、生き方の違う10人が「ジェンダーと多様性」をテーマに対話した記録です。映画監督、映像作家として活躍する関根光才監督自身がインタビュアーを務め、参加者はジェンダーについての考えや悩みを「自分を主語」にして話します。全員が同じ立場で一人ひとりの話に耳を傾け、意見をジャッジしたり結論を出したりするわけでもなく、ただ理解しあいます。そこにはLIFULLの社員も参加し、ジェンダーと多様性について一つひとつ学び向き合っていきます。このオープンダイアログ が、お互いの違いを知り、それぞれのあり方を認める大切さに気づくきっかけとなることを願っています。
『ホンネのヘヤ』で用いたオープンダイアログ の構成
第1部「話を聞く」プロセス 1.話したいことがある人が話し手になる。 2.話し手、聞き手、外で聞いているチームに分かれる。 3.話を聞いている間は、その話を遮らない。 4.話す人は「わたし」を主語にして話す。 5.話したいことだけを話す。話したくないことを無理に話さない。 6.話に結論や解決を求めない。 |
第2部「話をする」プロセス 1.グループディスカッションに移行 。 2.「わたし」を主語にして話さなくてもよい。 3.できるだけ他者をジャッジしないように意識する。 |
- 『ホンネのヘヤ』を制作したLIFULLの想い
しかし、お互いを知ろうとしないことがステレオタイプや偏見、差別を生み、その人らしくいることを難しくさせています。
だからこそ、まずは一人ひとりの「違い」を知ること。
人の間にある多様なグラデーションを受けとめること。
LIFULLが見つめているもの。
それは、この世界に暮らす一人ひとりが抱える課題です。
最も多様性を認め、社会課題に向き合う企業として、あらゆる人が自分らしく生きられる社会の実現に取り組みます。
※出典:マッキャン・ワールドグループ ホールディングス, TRUTH ABOUT GENDER IN JAPAN
- Director's Message (監督: 関根 光才)
今回ジェンダーについての映像企画を依頼された時、非常に難しいチャレンジだなと悩みました。ある調査によれば、ジェンダーについて「話したくない」と感じている人は6割もいます。同時に、すべての人が関わる問題で、痛みを抱えている人も多い。僕自身、勉強すればするほど、男性として反省することも多々あるテーマ。男女格差という意味では、抑圧してきた側の男性である自分がそんな傲慢なことができるのか?と悩み苦しみました。
しかし同時に、日本ではあまり議論が進んでいないこのテーマに、少しでもやれることがあるかもしれないとも考え、どう他者を傷つけることなく、本質的な対話を生み出し得るかについて議論を重ねました。
同時に、これは企業がこれまでの広告という文脈を超えられるかという挑戦でもあると感じていました。現在は、企業が公正な社会目標を掲げているフリをするような広告が蔓延している時代。だからこそ、嘘の無い、リアルな人々の生の声をそのままに映像化し、企業が社会に貢献するオルタナティブな手法を少しでも模索できたら、と考えました。
結果、心からの涙あり、笑いありの撮影現場になりました。僕自身、ハッとした瞬間、救われた瞬間がありました。この映像で何かを解決しているとは全く思いませんし、すくいとりきれない議論のほうがはるかに多い。けれど見てくださる誰かにとって、なにかのはじまりの小さな波紋になっていたら、と願うばかりです。
[監督] 関根 光才(せきね・こうさい)映像作家・映画監督。クロスカルチュラルなストリーテリングと思索的なビジュアルスタイルで、長編映画や短編映画、CM、ミュージックビデオ、アートインスタレーション作品など多岐に渡るジャンルの映像作品を監督・制作。
- 『ホンネのヘヤ』の出演者のみなさんの考え
この映像では参加者の方々の多様な意見を尊重し、ありのままの声をお届けしています。視聴者のみなさんの考えや価値観とは違った意見があるかもしれません。でも、それを批判ではなく、お互いの違うということをただ認め合えることを、LIFULLは願っています。
多くの人が議論を避けたいとする「ジェンダー」をテーマしたこの対話を通して、多様な考えがあることを知ってほしいと思います。
Q.ジェンダーと多様性について、自分の考え方や価値観と違う人とどのように向き合っていますか?(五十音順)
秋庭 麻衣さん
安彦 恵里香さん
「違う」ことを前提に「共通する」ことを探したり、その考えのルーツをさぐってみたり、自分自身にも目を向けて、対話からよりよい発見が生まれることを楽しめる人とでなければ、向き合わないです。
差別的な発言をする人、理解しようとすらしない人とは、しんどくて向き合えない。「当たり前」や「普通」という、何気ない正しそうな刃が転がっていて、傷を受ける覚悟をしないと自分の話ができないっていう、そんな世界にいます。
筌場 彩葵さん
相手の考えを否定せずに関わりたいと思っています。その人が、その考えに至った背景や経験、思いを想像しながら向き合いたい。でも、いつでもそんなふうに関われるわけではなくて。疲れている時や余裕のない時もあるので、そういう自分自身も否定しないで、まずは自分が機嫌よくいることを大切にしたいです。
田中 めぐみさん
他人は自分の考え方と違うという前提を忘れないようにする。相容れない部分があってもそれはそれと受け止める。相手を変えようとしないようにする。
團上 祐志さん
意識が違う方と話す時、それが先進的・後進的いずれも、寛容さをまず持ちます。多様性もそうですし、心の自由がありますからそれに制限をかけることはできません。しかし、価値観なのか差別なのかはコミュニケーションをとって明らかにするよう心がけます。
中島 琢磨さん
意見が異なるのは当然のことなので、大抵のことは「お好きにどうぞ」のスタンスです。差別が含まれる場合には厳しく反応したいと思っていますが、コメンテーターのように、自分が日頃考えていないことにまで無理に賛成反対、好き嫌いを表すのは、短絡的な対立構造につながると思っています。一方で、自分の大切な部分は、日頃の行動で理解を得たいと考えています。
能美 たかこさん
価値観が違う人と向き合うのは痛みを伴うことかもしれませんが、どっちが正しいかという二元論ではお互いに分断を起こすことになると思っているので、相手の願いまで聴くようにします。
たとえやっぱり分かり合えなくても、誰もが同じではなく多様であることが豊かだという自分の価値観と願いを再度感じられるチャンスになると捉えています。
みらいさん
私にとって考え方が少し古いなぁと思う場合はある種向き合っているというよりその場をしのぎ続けているような感覚なのですが、この座談会のように新しい!!知らなかった!!という感覚と出会えた時はどういう気持ちなんだろうとその人のことを考えたり話してみたり想像を膨らませたりしています。
柚月 恵さん
あなたが幸せなら、別になんでもいいんじゃない??という超フラットでリラックスした姿勢でいます。
■ご参考
あらゆる人が自分らしく生きられる社会を実現したい、年齢に基づく
固定観念や偏見、差別「エイジズム」がテーマのLIFULL初のドキュメンタリーフィルム
第一弾『年齢の森-Forest of Age-』公開
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000210.000033058.html
特設サイト「年齢の森」
URL:https://media.lifull.com/campaign_2021091606
- 株式会社LIFULL 会社概要
所在地: 東京都千代田区麹町1-4-4
代表者: 代表取締役社長 井上 高志
事業内容: 不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S(ライフル ホームズ)」の運営等
設立年月: 1997年3月
ウェブサイト:https://LIFULL.com/
LIFULLは「あらゆるLIFEを、FULLに。」をコーポレートメッセージに掲げ、個人が抱える課題から、その先にある世の中の課題まで、安心と喜びをさまたげる社会課題を、事業を通して解決していくことを目指すソーシャルエンタープライズです。
現在はグループとして世界63ヶ国でサービスを提供しており、主要サービスである不動産・住宅情報サイト「LIFULL HOME'S」をはじめ、空き家の再生を軸とした「LIFULL 地方創生」、シニアの暮らしに寄り添う「LIFULL 介護」など、この世界の一人ひとりの暮らし・人生が安心と喜びで満たされる社会の実現を目指し、さまざまな領域に事業拡大しています。
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