今年の「食と健康」のトレンドは?『あすけんトレンド大賞2025・あすけんトレンド予測2026』を発表 〜90億件超の食事記録データから見えた2025年のトレンドは「パーソナルカスタムフード」〜

株式会社asken(東京都新宿区、代表取締役社長 中島洋、以下「当社」)は、累計会員数1,300万人超・国内No.1*¹のAI食事管理アプリ『あすけん』に登録された90億超の食事記録データなどに基づき、2025年に『あすけん』ユーザーに支持された、健康的なトレンド料理・食材を選出する『あすけんトレンド大賞2025』と、2026年の「食と健康」のトレンドとなり得る注目食材を予測する『あすけんトレンド予測2026』を発表します。
■『あすけんトレンド大賞2025』受賞料理・食材のポイントは「パーソナルカスタムフード」
『あすけん』に登録された食事記録データや世の中の動向などに基づき、2025年『あすけん』ユーザーに支持された健康的なトレンド料理・食材を発表します。
『あすけんトレンド大賞2025』を受賞した料理・食材のポイントは、「パーソナルカスタムフード」の広がりです。自分の毎日の食生活における栄養の不足分を補い、カロリーや脂質などの摂りすぎを自然に整えられるように、具材やトッピングをカスタマイズし、満足感と栄養バランスを両立させる食べ方が支持されました。

大賞:麻辣湯(マーラータン)
麻辣湯(マーラータン)は、花椒(ホアジャオ)などの痺れる辛さと、唐辛子などのピリッとした辛さが合わさったスープ料理です。専門店が人気を集め、若年層を中心にブームが拡大しています。
その魅力は、野菜やきのこなど、好きなトッピングを自由にカスタマイズできる点にあります。具沢山で満足感がありながら、野菜も豊富に摂れるため、「ヘルシーなカスタムフード」として支持されており、SNSでは自宅で麻辣湯を作る動画なども多く投稿されています。
『あすけん』での食事記録データでは、「麻辣湯」というキーワードでの記録率(※)が昨年比で約3倍に増加しました。麻辣湯は、野菜やきのこ(食物繊維)、肉や海鮮(たんぱく質)、麺(炭水化物)をバランスよく入れることで、栄養バランスが整いやすく、特に不足しがちな野菜摂取も促進できる健康的なメニューであることから、2025年のトレンド大賞として選出しました。
※:『あすけん』に登録されたすべての食事記録数の中で、特定の食材名やメニュー名などがどれくらい登録されたかの割合
入賞:カスタマイズそば
『あすけん』の食事記録データでは、「ざるそば(麺)」というキーワードが昨年比で約17倍、「もりそば(そばのみ)」というキーワードが昨年比で約7倍など、「つゆなしそば」の記録率が大幅に増加しました。この「つゆなしそば」と一緒に食べられている食材として、「納豆」「キムチ」「とろろ芋」「オクラ」「温泉たまご」といった、野菜や発酵食品、たんぱく質を含むキーワードが上昇しています。このデータから、そばにさまざまなトッピングを加え、栄養価を高めて食べる人たちが増えていることがうかがえます。SNSでもこの食べ方は多く投稿され、健康志向の高い層やダイエット層の間で支持を集めました。
そばは、うどんやスパゲッティと比べてミネラル類を多く含みます。自宅でそばを食べる際や、コンビニで買ったり、外食したり、さまざまな場面でそばを選ぶ際には、野菜や、たんぱく質源となる肉、魚介類、卵、大豆製品をトッピングすることで、栄養価を高めることができます。手軽に美味しく健康増進につながる食事として、トレンドに選出しました。

入賞:タコス
その人気から専門店が増加し、より気軽に楽しめるようになった「タコス」。『あすけん』の食事記録データでは、「タコス」の記録率が昨年比で約1.2倍となりました。「トルティーヤ 皮のみ」というキーワードも約1.8倍に増加しているほか、「冷凍トルティーヤ」の記録率も増加しており、自宅でも手軽にタコスを楽しむ方が増えていることがうかがえます。
タコスは、トッピングにレタス、トマト、アボカド、玉ねぎ、サルサなど、野菜をたっぷり使用することができ、野菜の摂取量を手軽に増やせるメニューです。ファストフードのようなカジュアルなイメージがありますが、栄養のバランスを整えることも可能なメニューであることから、トレンドに選出しました。
入賞:もち麦
今年も引き続き、米の価格高騰が印象的な年となりました。『あすけん』の食事記録データでは、「もち麦ご飯(180g)」の記録率が昨年比で約1.3倍になるなど、「もち麦」に関するキーワードの記録率が増加しました。続く米の価格高騰という社会背景を追い風に、米より安価な「もち麦」を取り入れ、食費の節約や主食の栄養価アップのニーズが高まったことがうかがえます。
もち麦(大麦)は、食物繊維の含有量が4.2g(100gあたり)と、精白米の約2.8倍近く含んでいます。精白米のご飯に混ぜたり、サラダやスープにトッピングしたりすることで、手軽に食物繊維の摂取量を増やすことができる点が大きな魅力です。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、食物繊維の摂取が「さまざまな生活習慣病のリスク低下に寄与する」ことから、食物繊維の目標量が一部の性・年齢区分において2020年版よりもやや引き上げられました。日本人の食物繊維摂取量は目標量よりも少ない傾向にあるため、穀物・野菜・きのこ・海藻などを毎日の食事にとり入れる必要があります。もち麦は食物繊維の摂取促進に役立つ、実用性の高い食材であることから、トレンドに選出しました。
■『あすけんトレンド予測2026』選出食材のポイントは「手軽にプラス食材」
『あすけん』に登録された食事記録データや世の中の動向などに基づき、2026年に注目を集めると予測する健康的な注目食材を発表します。
2026年の「食と健康」トレンドとして選出した食材のポイントは「手軽にプラス食材」です。毎日の食事で不足しがちな栄養を、無理なく手軽に補うことができる食材が注目されています。ちょい足しで栄養バランスを整え、自分の食生活に合わせて取り入れられる手軽さが、健康的な食生活の実現の後押しになることを期待しています。

1 . 乾燥野菜ミックス
近年、ストック食材として人気が高まっている冷凍野菜。カット・下処理済みで、必要な分だけ使え、調理時間を大幅に短縮できる手軽さのほか、冷凍で長期保存が可能なため、使い残しによる廃棄の心配がないのが大きな特長です。
その中で『あすけん』は、次に来るストック食材として「乾燥野菜ミックス」に注目しています。『あすけん』の食事記録データでは切り干し大根なども含めた「乾燥野菜」の記録率が増加しており、特に「乾燥野菜ミックス」の記録率の増加が目立ちます。
各メーカーからさまざまな野菜を組み合わせた「乾燥野菜ミックス」の商品が登場しており、汁物や炒め物に「ちょい足し」するだけで、手軽に野菜の摂取量を増やすことができます。また、常温で保存できるものが多く、冷凍庫の場所をとらないのも魅力です。野菜の摂取を促進し、栄養バランスの整った食事の実践をサポートする食材として、おすすめしたい食材です。
2 . スキムミルク(脱脂粉乳)
『あすけん』の食事記録データでは「スキムミルク」の記録率が上昇傾向にあり、特に健康意識の高い「あすけん健康度」(※)が月間平均90点以上のユーザーの記録率が高くなっています。
昨今、脱脂粉乳の過剰在庫が課題となる中、その課題を受け、各メーカーが脱脂粉乳を活用した商品を発売しています。このような商品が増えることにより、健康意識が高い方だけではなく、より広い層にスキムミルクが身近なものとして広がっていくのではないかと予測しています。
カルシウムはすべての年代で不足している人が多く、重要な栄養課題の一つです。スキムミルクは、料理や飲み物に「カルシウムのちょい足し」ができる手軽な食材であり、低脂質な点も特長です。優れた栄養補給の手段として、今後もっと活用されていくことを期待しています。

※:あすけん独自に定めた健康度の指標です。健康を維持するためには食事バランスと適度な運動が重要であることから 以下の項目によって総合的に判定し、点数化しています。
<あすけん健康度評価項目(100点満点で評価・配点は非公開)>
食事摂取カロリー、運動消費カロリー、食事バランス(主食・副菜・主菜・牛乳、乳製品・果物・お菓子、お酒)、PFCバランス(たんぱく質・脂質・炭水化物)
3.豆乳
以前から続く「たんぱく質摂取」の流れの中で、豆乳は手軽にたんぱく質を摂取できる飲料として需要が拡大しており、豆乳類の2025年の年間生産量は過去最高を記録することが予測されています。(※)実際に、『あすけん』の食事記録データでも記録率が増加傾向にあります。
豆乳は、植物性であるためコレステロールを含まないのが大きな特徴です。牛乳と比較してカロリーや脂質が低く、たんぱく質・食物繊維・イソフラボンなども摂取できます。ダイエット中の間食や置き換えとしても最適です。また、朝食時にとり入れると不足しがちなたんぱく質も手軽に摂取できるため、朝食をあまり食べられない人にもおすすめです。「手軽に摂れるたんぱく質源」としてさらに注目度が高まり、日常的な食材として定着していくのではないかと考え、トレンド予測キーワードとして選出しました。
※:日本豆乳協会「日本豆乳協会、2025年度7-9月期の豆乳生産量は118,609㎘に達し、前年同期109%を記録」https://www.tounyu.jp/news_release/1300
■『あすけん』管理栄養士・道江美貴子コメント
2025年のトレンドである「パーソナルカスタムフード」は、管理栄養士の視点から見ても、選び方次第で栄養バランスを整えやすい、とても良い変化だと感じています。いつもの食事を、その日の体調や気分、栄養バランスに合わせて“自分仕様に最適化する”という発想は、まさに「制限する食事」から、食を楽しみながらプラスしていく食事へのシフトです。麻辣湯やカスタマイズそばなど、具材を自由に選べるメニューが増えたことで、野菜やたんぱく質、発酵食品を自然にプラスしやすくなっています。
2026年の予測として挙げた「乾燥野菜ミックス」や「スキムミルク」も、それぞれ背景は異なりますが、“栄養を手軽にプラスする”という共通の流れの中にあります。あすけんとしても、特別なことを我慢して続けるのではなく、味や量は大きく変えずに、乾燥野菜を一つかみ足す、普段のコーヒーにスキムミルクを入れてみるなどといった小さな工夫で、日々の食卓から無理なく健康づくりが進むことを提案していきたいと考えています。
<道江美貴子 プロフィール>
AI食事管理アプリ『あすけん』管理栄養士。女子栄養大学栄養学部卒業後、大手フードサービス企業に入社。100社以上の企業で健康アドバイザーを務めた後、2007年、新規事業の立ち上げメンバーとして株式会社askenに参画し、以後『あすけん』の企画・コンテンツ制作・開発に携わる。現在、株式会社asken取締役としてあすけん事業統括責任者を務める。イベント・講演会・メディアへの出演経験多数、著書も多数出版。

■『あすけんトレンド大賞2025』『あすけんトレンド予測2026』選出基準
AI食事管理アプリ『あすけん』のユーザーが2025年に記録したすべての食材名・メニュー名・商品名の中から、2024年と比較して記録率が増加したものを抽出し、以下の条件をクリアした料理・食材を選出しています。
<選出条件>
・『あすけん』が推奨する食事方法や栄養バランスの方針と合致している
・その年の出来事や話題になったトピックスが反映されている
12月中旬には、2025年に「あすけん健康度」が月間平均90点以上の、『あすけん』の中でも特に健康意識が高いユーザーが実際に多く食べていた市販食品を発表する『あすけんトレンド大賞2025 市販食品編』を発表予定です。ぜひそちらもご注目ください。
■AI食事管理アプリ『あすけん』
『あすけん』は、食事画像やバーコードを読み取るだけで、食べた食事のカロリーや栄養素が表示され、ご自身に合った目標摂取エネルギーや各種栄養素に対する過不足が一目でわかるAI食事管理アプリです。管理栄養士が監修した食事内容に対するフィードバックや食生活のアドバイスを提供し、これによりユーザーの皆さまがご自身の食事を振り返り、次の食事で何を食べればよいかがわかる「食事の選択力」を高めるためのサポートをいたします。
『あすけん』はテクノロジーの力ですべての人の「専属栄養士」となり、あらゆるライフステージにおける健康的な食生活の実現を目指します。
・ダウンロード数&売上4年連続 国内No.1*¹
・会員数1300万人*²以上
・メニュー数は15万件以上
・カロリーと各種栄養素14項目*³の過不足をグラフ表示
・AIで自動表示されるアドバイスパターンは20万以上
・食事記録件数は90億件以上*⁴
*1:日本国内App StoreとGoogle Playストア合算の「ヘルスケア(健康)/フィットネス」カテゴリにおける、2021年~2024年のダウンロード数および収益(2025年1月、data.ai調べ)
*2: 2025年10月時点の累計会員数
*3:あすけんダイエット基本コースの場合。食事アドバイスコースによって表示される種類は異なります。
*4:2025年6月時点の累計食事記録件数
食事管理アプリ『あすけん』公式サイト:https://www.asken.jp
<アプリ概要>

|
名称 |
AI食事管理アプリ『あすけん』 |
|
利用料金 |
ダウンロード無料(App内課金あり) |
|
対応OS |
iOS/Android |
|
ストアURL |
【App Store】https://apps.apple.com/jp/app/id687287242 |
<主な受賞歴>
2020年:「革新的な優れたサービス」への内閣総理大臣表彰制度、第3回日本サービス大賞「優秀賞」を受賞。
2022年:『あすけん』内の食事アドバイスコース「妊娠・授乳期に!あすママコース」がBabyTech® Awards2022[妊活と妊娠部門] 大賞を受賞。Google Play ベスト オブ 2022において、アプリ「ユーザー投票部門」大賞、「自己改善部門」大賞をダブル受賞。
2023年:食事アドバイスコース「妊娠・授乳期に!あすママコース」が第4回日本子育て支援大賞を受賞。

■株式会社asken
当社は、栄養学の知見とテクノロジーをかけあわせ「ひとびとの明日を今日より健康にする」ことをミッションに、以下の事業を展開しています。
<個人向け>
・AI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営
・オンラインストア『あすけんSHOP』の企画・運営
<法人向け>
・『あすけん』内の広告企画・制作:商品・サービス等のプロモーションを目的とした各種広告・タイアップ施策の企画・制作・実施
・『あすけん』の法人向け提供:企業の従業員や自治体の住民の食生活改善、健康増進を目的とした団体利用、『あすけん』を活用したオンライン特定保健指導
設立:2007年10月1日
所在地:〒163-1442 東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー42F
株主: 株式会社グリーンハウス(100%出資)
コーポレートサイト: https://www.asken.inc
記載されている会社名、商品またはサービス名は、各社の商標、登録商標または商号です。
Ⓒasken Inc.
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像
- 種類
- 調査レポート
- ビジネスカテゴリ
- スマートフォンアプリフィットネス・ヘルスケア
- ダウンロード
