ニフコがサステナビリティERP「booost Sustainability」を導入

BIPROGYとBooostがサステナビリティ経営推進を共同支援

Booost株式会社

 Booost株式会社(東京都品川区、代表取締役:青井宏憲 以下「Booost」)が提供する、サステナビリティERP「booost Sustainability」が、株式会社ニフコ(本社:神奈川県横須賀市、代表取締役社長兼CEO:柴尾 雅春、以下 「ニフコ」)に導入されました。

本導入にあたり、BIPROGY株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長: 齊藤 昇、以下「BIPROGY」)とBooostは共同でニフコを支援し、SX(サステナビリティ・トランスフォーメーション)の推進に寄与いたします。

■背景

 自動車業界を賑わす米国関税の影響やサステナビリティへの関心が高まる昨今、グローバル全体においてサステナビリティ関連情報の開示やサプライチェーン全体での環境負荷低減が強く求められています。自動車業界では、製品ライフサイクル全体における排出量可視化やトレーサビリティが不可欠です。特に欧州で導入が進む「欧州電池規則」では、製品単位でのCFP(カーボンフットプリント)の開示が義務化されます。これに伴い、実務上も対応可能なデータ基盤の整備が必須になっています。

 非財務データの収集から分析、開示までを支援する、サステナビリティERP「booost Sustainability」を開発・提供するBooostと、同ソリューションの自社導入・運用で培った知見と自動車業界および製造業への豊富な業務知識とシステム構築実績を持つBIPROGYとの連携体制により、SX推進に必要なデータ基盤を強化するとともに、自動車業界特有の高度な規制・基準への対応を可能とします。

参考プレスリリース:大手企業でのシェアNo.1*の「booost Sustainability」、BIPROGYを通じての提供を開始

■本取り組みの概要

<ニフコ:自動車部品メーカーとしてのSX推進>

 ニフコは、自動車業界向けに樹脂製機能部品をグローバルに提供しており、環境負荷低減と国際基準に沿った情報開示が重要な課題となっています。今回、Booostの「booost Sustainability」を導入し、グローバル拠点を含めたGHG排出量やエネルギーデータを一元管理することで、より透明性の高い開示体制を構築します。投資家をはじめとするステークホルダーに対してより適切な開示を行い、サステナビリティ経営を加速します。

 導入にあたっては、SSBJ*1 やCSRD*2などの国際的な開示基準にも対応可能な点、GHG排出量の算定に加えて非財務データを総合的に管理できる機能拡張性、さらには導入から運用定着までを支えるBIPROGYの包括的な支援体制が決め手となりました。これにより、短期間でのシステム導入・運用体制の立ち上げと将来的な拡張性の両立が可能となり、国際競争力を強化する基盤の構築を推進します。

*1 SSBJ(サステナビリティ基準委員会 Sustainability Standards Board of Japan):日本における企業のサステナビリティに関する情報開示の基準を開発・策定する組織であり、SSBJ基準とは、国内企業のサステナビリティ情報開示の在り方を示した基準

*2 CSRD(企業サステナビリティ報告指令 Corporate Sustainability Reporting Directive):EUにおいて企業のサステナビリティ情報開示を強化するための法律

<Booost:自動車業界のベストプラクティス 国際水準の「booost Sustainability」の提供>

 Booostは、GHG排出量をはじめとする環境・社会・ガバナンス領域にわたるデータポイントに対応したサステナビリティERP「booost Sustainability」をニフコに提供します。

 本プロダクトは、SSBJ基準や欧州電池規則をはじめとする国際的な開示基準に準拠し、サプライチェーン全体での非財務情報の収集・集計・開示を効率化します。また、自動車業界特化型のベストプラクティス「booost Automotive」も展開しており、製品単位でのCFP算定やトレーサビリティ対応(ABtCアプリケーション認証取得、ウラノス・エコシステム準拠)など、自動車産業特有のニーズに応える機能を備えています。

 今回の導入により、ニフコのグローバル拠点を含めた横断的な排出量管理と、サプライチェーン全体でのデータ透明性強化を実現します。また、自動車業界における国際基準対応力を高め、国内企業のサステナビリティ経営を支える基盤構築にさらに貢献いたします。

サービスサイト:https://booost-tech.com/

(「booost Automotive」ページ:https://booost-tech.com/automotive/

<BIPROGY:booost Sustainabilityの導入支援、教育から、将来的な拡張までを包括的に支援>

 BIPROGYは、Booostとの業務提携およびパートナー契約に基づき、ニフコへの「booost Sustainability」の導入および将来的な拡張までを包括的に支援します。booost Sustainabilityの導入支援をBIPROGYが担うことで、約6ヶ月という短期間での導入と運用体制の構築を実現します。また、環境省認定 脱炭素アドバイザーの資格を有するBIPROGYの社員が、導入および導入後の教育、運用サポートに至るまでワンストップで伴走支援することで、ニフコの業務プロセスや組織体制に寄り添った形で、早期の業務定着を目指します。

 今後もニフコの業務変革を共に推進するパートナーとし、支援を継続してまいります。

サービスサイト:サステナビリティ ERP「 booost Sustainability」|BIPROGY株式会社

■今後について

 Booostは、ニフコへの導入を通じて、企業の非財務情報の収集・管理・開示の高度化と、それを経営に活かす取り組みを支援してまいります。今後はBIPROGYとの協業をさらに強化し、とくに自動車業界を中心にお客様やパートナーとの共創を進めることで、SSBJ基準をはじめとする国際的な開示基準への対応力を高め、経営に資するサステナビリティ基盤を提供してまいります。

 BIPROGYはGHG排出量管理領域にとどまらず、再生可能エネルギーの調達支援や環境価値取引など、幅広いGX領域におけるソリューションをご提供可能です。さらに、これまで多様な業界で培ってきた業務効率化および業務プロセス改善の知見を活かし、ニフコのGX/SX領域における業務プロセス全体の最適化を継続的に支援してまいります。


■サステナビリティ2026問題の解決を目指す「日本をSX先進国へ」プロジェクト

 現在、多くの企業がサステナビリティ関連財務情報の開示義務化にあたって、着手遅れや、それに対する危機感の不足から、このままでは企業価値の低下につながってしまう懸念のある状態である「サステナビリティ2026問題」に直面しています。この問題を乗り越え、日本企業のSX推進や企業価値向上を通じたグローバルでのプレゼンス向上を目指すため、当社は、2024年11月に「日本をSX先進国へ」プロジェクトを立ち上げました。

 BIPROGYも本プロジェクトに参画しており、賛同企業は当社を含め計8社となっています。本プロジェクトでは、現場の実務担当者と経営層(エグゼクティブ)それぞれに向けたイベントや支援施策を並行して展開しています。

「日本をSX先進国へ」プロジェクトサイト (賛同企業募集中)

■ 株式会社ニフコについて

 ニフコは工業用プラスチックファスナーの製造・販売を目的に1967年に創業されました。現在の社名「NIFCO」は創業当時の「日本工業ファスナー株式会社」(Nippon Industrial Fastener Corporation)の頭文字からとったものです。

 プラスチックファスナーをはじめとするニフコの製品は、錆びない・軽い・扱いやすいというプラスチックの特長を最大限に生かし、モノづくりの現場の作業負担を軽くするだけでなく、その製品の軽量化と、環境・安全・快適性能の向上にも貢献しています。今日では、自動車・住宅・家電・スポーツ・教育現場など、多様な分野において、世界中のお客様に採用いただいております。

ホームページ:https://www.nifco.com/

■ Booost株式会社について

 当社は、シェアNo.1*のサステナビリティERP「booost Sustainability」を提供し、企業のSX*3を支援しています。

 「booost Sustainability」は、国際開示基準に準拠し、環境・社会・ガバナンスに関するデータの収集・集計の自動化、リアルタイムモニタリング、XBRL対応での開示、財務的影響の算定を実現する統合型SXプラットフォームです。多階層の承認フローや第三者保証にも対応しており、サステナビリティ関連財務情報の開示に向けて発生する各業務をフェーズごとに包括的に支援します。

また、業界特化型ソリューションとして、製造業向け「booost Manufacturing」、物流・運輸向け  

 「booost Logistics」、自動車産業向け「booost Automotive」を提供しており、各業界の実務要件に最適化したサステナビリティ対応を支援しています。「booost Sustainability」は提供開始以来、大企業を中心に92か国以上・約2,000社/192,000拠点以上(2025年9月時点)に導入されており、加えて、サステナビリティコンサルティング事業を通じて企業のプロジェクト推進に伴走し、企業価値向上に貢献しています。

ホームページ: https://booost.inc/

*3 出典:ITR「ITR Market View:予算・経費・サブスクリプション管理市場2025」サステナビリティ情報管理ツール市場(売上規模別)-年商5,000億円以上:ベンダー別売上金額シェア(2024年度予測)

*4 サステナビリティERP「booost Sustainability」は、自社およびサプライヤーのサステナビリティ関連財務情報を管理する“統合型SXプラットフォーム”です。国際開示基準に準拠した環境、社会、ガバナンス等の1,200以上のデータポイントに対応したサステナビリティ関連情報の収集、集計を自動化し、リアルタイムでのモニタリングを可能にします。グローバルに対応したデータガバナンス機能を搭載しており、グループやサプライチェーンを含む組織において多階層の承認フローの実装が可能であるほか、第三者保証等にも対応すべく設計したプラットフォームであり、サステナビリティ関連情報の開示に向けて発生する各業務を効率化・最適化する機能をフェーズ毎に包括的に提供しています。提供開始以降、92ヶ国以上、大企業を中心に約2,000社(192,000拠点以上。2025年9月時点)に導入されています。

■BIPROGY株式会社について

 BIPROGYグループは、日本初の商用コンピューターによって今日の情報社会を拓き、以来60年以上にわたりシステムインテグレーターとして顧客課題を解決し、社会や産業を支えるシステムを構築してきました。

 2022年4月1日に日本ユニシス株式会社から会社名(商号)を変更し、新たなPurposeに掲げた持続可能な社会の創出に向けた取り組みを進めています。BIPROGYグループは、先見性と洞察力でテクノロジーの持つ可能性を引き出し、誰もが幸せに暮らせる社会づくりを推進する社会的価値創出企業に変革していきます。

ホームページ: https://www.biprogy.com/

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会社概要

Booost株式会社

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URL
https://booost-tech.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区大崎1-6-4 新大崎勧業ビルディング10F
電話番号
-
代表者名
青井宏憲
上場
未上場
資本金
18億円
設立
2015年04月