企画展「部屋と外」それぞれに想い描く穏やかな世界 〜Seiko Yamashita × Yasuhiro Kobayashi〜

2023年11月3日(金・祝)からHERALBONY GALLERYで開催

ヘラルボニー

株式会社ヘラルボニー(以下ヘラルボニー)は、JOY俱楽部 アート部門 アトリエブラヴォ(福岡県福岡市)に在籍する作家、山下聖子(やました・せいこ)と、小林泰寛(こばやし・やすひろ)による企画展「部屋と外」を、11月3日(金)から岩手県盛岡市にあるHERALBONY GALLERYにて開催します。

会期:2023年11月3日(金・祝)– 2024年1月28日(日)

開廊日:土、日、祝日

時間:11:00〜17:00

会場: HERALBONY GALLERY

住所:〒020-0026 岩手県盛岡市開運橋通2-38 @HOMEDELUXビル4F

webサイトhttps://store.heralbony.jp/pages/heralbonygallery-iwate

※平日ご来館希望の方はwebサイト内チャットよりお問い合わせください


  • 展示概要

 山下聖子は、部屋という空間をテーマに、さまざまなテイストの部屋とその空間を彩るインテリアを細かく描いています。スッキリとした迷いのない線と均一に塗られた色面が特徴で、優しい画面の中にも繊細さと複雑さが併さり、作家独自の空間を拡張しています。


 小林泰寛は、仏像や人物、動物や静物画など、その時々の興味関心によってモチーフはさまざまに変化しながら数多くの作品を制作してきました。最近のテーマは世界の景

色や街並み。赤と緑を同じ色に感じる小林氏が描く画面は、統一感を感じさせる配色と、無数の色の階調の美しさが独特の世界観を構築しています。


 展示タイトル「部屋と外」の通り、部屋という自分だけの空間を描く山下氏と、広大な外の世界を描く小林氏一見すると対になるテーマですが「絵を描くこと」に傾倒する2人に共通することは、 絵画に落ち着いた自分たちの世界をうつし出しているということ。一度彼らのフィルターを通すと、時を止めたような静寂を感じる美しい世界が再表現されていきます。


 絵画を通して、2人の見つめている穏やかな世界と、それらが共鳴し合う展示空間をぜひ会場でご体験ください。


  • 作家プロフィール

山下 聖子  Seiko Yamashita


1987年生まれ(通所開始2006年4月) スッキリとした迷いのない線を引き、洗練されたフォルムの下絵が完成したら、次は薄紙を貼った様に一律の厚さで何度も繰り返し塗込む神業。「時間が掛かっちゃいます。」と本人は少し不満気。リビングや陶磁器、猫などをモチーフに、ピンと張りつめた、透き通るような空間を描き出す。その絵の具にちょうどいい水の量がある、と彼女の仕事は言っている。

小林 泰寛  Yasuhiro Kobayashi

1986年生まれ(通所開始2005年4月) またの名を巨匠。ただ無心に、ただ几帳面に、好きな世界遺産や広大な風景の写真を描く。無数の緑色がとくに美しい。赤と緑を同じ色に感じるので、青磁の壷をやさしいピンクに描く。仏像の名前はどれもピタリと言い当て、道ばたにお地蔵様を見つけては立ち止まり、拝礼。最近の好みは野菜や昆虫、世界の風景やその中に人物が配された絵。薄緑色の顔の人物は、こちらを見透かすように真面目顔。


  •  JOY俱楽部 アート部門 アトリエブラヴォ

 障害福祉サービス事業所「JOY倶楽部」のアート部門として活動するアトリエブラヴォ(通称アトブラ)。おもしろいアートを媒体に、社会とのつながりをうみだすアーティスト集団です。所属する12名のメンバーの仕事は、「描く」こと、「創る」こと。自由に描くだけでなく、注文に合わせた制作も行います。絵画、陶芸、オブジェ制作やワークショップ開催、企業とのコラボ商品の開発、イラストの提供、ライブペインティング、オリジナルグッズの制作、ビル外壁や店舗内の壁画制作など、福岡県福岡市を中心に活動しています。社会の中に溶け込むアートは、私たちの大きな希望であり喜びです!


  •  展示作品(一部紹介)

■山下 聖子

テイストスタイルな家(2007)

モダンな和のスタイルな家(2006)


■小林 泰寛

空の色(ヤス)(2022)

トスカーナの貧しい劇場(2013)


  • 【株式会社ヘラルボニー概要】

ヘラルボニーは「異彩を、 放て。」をミッションに掲げる、福祉実験カンパニーです。

国内外の主に知的な障害のある作家と契約を結び、2,000点を超える高解像度アートデータの著作権管理を軸とするライセンスビジネスをはじめ、作品をファッションやインテリアなどのプロダクトに落とし込む、アートライフスタイルブランド「HERALBONY」の運営や、建設現場の仮囲いに作品を転用する「全日本仮囲いアートミュージアム」など、福祉領域の拡張を見据えた多様な事業を展開しています。これらの社会実装を通じて「障害」のイメージ変容と、福祉を起点とした新たな文化の創造を目指します。社名である「ヘラルボニー」は、知的障害のある両代表の兄・松⽥翔太が7歳の頃⾃由帳に記した謎の⾔葉です。「⼀⾒意味がないと思われるものを世の中に新しい価値として創出したい」という意味を込めています。

会社名:株式会社ヘラルボニー / HERALBONY Co.,Ltd.

所在地:岩手県盛岡市開運橋通2-38

代表者:代表取締役社長 松田 崇弥、代表取締役副社長 松田 文登

コーポレートサイト:https://www.heralbony.jp

ブランドサイト:https://store.heralbony.jp/

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会社概要

株式会社ヘラルボニー

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URL
http://www.heralbony.jp/
業種
商業(卸売業、小売業)
本社所在地
岩手県盛岡市開運橋通2-38 HOMEDELUXビル4F HERALBONY
電話番号
-
代表者名
松田 崇弥、松田文登
上場
未上場
資本金
3000万円
設立
2018年07月