両備バスと中国バスでアプリ不要チャージ不要のラクラク決済「スマホタッチ支払い」実証実験開始 中国地方初【両備グループ】
10月18日より 地域ICカードのサービスアップと利用促進の可能性を探る
スマホタッチ支払いは、バス車内に設置されたNFCタグにスマートフォンをかざすだけでバスのご利用・決済が可能な仕組みです。車両ごとのICカードリーダーの導入が不要な機器構成であり、キャッシュレス決済による利便性向上と維持コスト削減の両立を実現するもので、利用者・事業者における受容性と効果を検証します。
また、実証期間中にはキャンペーン運賃も設定し、お客様の利用促進を図ります。
■実証実験実施の背景
都市部を中心に生活のさまざまなシーンでキャッシュレス化が進んでいます。交通系ICカード(※1)はその有効な手段である一方、導入・維持コスト負担が大きく、地域の足として住民の暮らしを支える交通事業者が導入に踏み切りにくい背景があります。両備バスおよび中国バスは現在交通系ICカードを導入していますが、地域ICカード(※2)のサービスアップと利用促進の可能性を検証すべく、本実証実験に至りました。
※1 交通系ICカードとは
ここでは、鉄道会社等が発行している全国相互利用が可能なIC乗車券を指します。
※2 地域ICカードとは
地域ごとに地元の交通事業者が発行しているIC乗車券。岡山地区はHareca(ハレカ)、福山地区はPASPY(パスピー)
■実証実験への期待
現在、特定の機器かバス車内でしかチャージができない地域ICカードですが、本サービスではクレジットカードとの連携でチャージ不要でバスの乗車が可能になることから、より高い利便性確保が期待されています。
実証実験を通じて、本サービスの受容性・効果を検証するとともに、今後の本格提供に向けて検討を深める予定です。
■本システムについて
運賃計算、決済処理をクラウド上でデジタル処理することで、機器を導入するよりも低コストでキャッシュレス化を実現し、地域公共交通などのキャッシュレス化促進に貢献します。
利用開始に必要なのは、スマートフォンでのApple ID又は Google アカウントによるサインインと、決済方法(クレジットカード)の登録のみです。アプリのダウンロードやその他の個人情報の入力は不要で、簡単にご利用を開始できます。
事前に乗車券を購入する必要はありません。乗降時に、NFCタグにスマートフォンをタッチまたはQRコードを読み込むだけで交通機関を利用できます。
バスにおける乗降は、乗務員がタブレットでリアルタイムに検知・確認します。
利用者のバス乗降車場所のデータも取得でき、地域交通がどのように利用されているか、利用実績を可視化できます。
※1)NFCとは、かざすだけで周辺機器との無線通信を可能にする技術・規格です。「Near field communication」の略称。
※2)QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
■バスでの利用イメージ
バスの乗降時に、車内設置のNFCタグにスマートフォンをかざすと、バスの位置情報とスマートフォンの情報がクラウドシステム上で連携し、乗車バス停、降車バス停を推定します。
乗降バス停情報から区間運賃を計算し、登録されたクレジットカードから運賃が引き落とされます。
実証実験
提供期間:2023年10月18日(水)~2024年1月31日(水) ※10月18日午前10時にサービス公開予定
対象区間:両備バス:玉野渋川特急線 中国バス:大門線(東部ゾーンバス)
対象決済サービス:クレジットカード
推奨環境:<iPhone> iPhone XS以降、iOS14以降、OS標準ブラウザ(Safari)、<Android> Android 8 以降、OS標準ブラウザ(Chrome)
ご利用方法:
<事前準備>スマートフォンで、Apple ID又は Google アカウントでサインインし、決済方法としてクレジットカードを登録
※アプリのダウンロードやその他の個人情報の入力は不要です。
<「スマホタッチ支払い」専用URL> https://plate.id/LhjlabmI
<乗車方法>バスの乗降時に車内に設置されたNFCタグにスマートフォンをかざすか、QRコードを読み込む
お客様お問い合わせ先:
<両備バス> 両備グループ バス・電車お客さまセンター TEL:086-230-2130(平日 9:00~18:00)
<中国バス> 中国バス運輸部 TEL:084-953-5391(平日 9:00~17:00)
■実証路線とキャンペーン運賃
<両備バス>
玉野渋川特急線:
全日一律10%割引(1円単位は切り上げ)
※180円区間の場合、170円(180−18=162円)
*ただし、他の運賃割引キャンペーンが実施される場合は、この限りではありません
<中国バス>
大門線(東部ゾーンバス):
全日一律10%割引(1円単位は切り上げ)
※180円区間の場合、170円(180−18=162円)
■各社の役割
両備ホールディングス株式会社:実証実施主体、事業企画、運営、交通サービスの提供(路線バス)
株式会社中国バス:交通サービスの提供(路線バス)
KDDI株式会社:事業運営支援、システム提供
KDDI株式会社
本 社 :東京都千代田区飯田橋3丁目10番10号 ガーデンエアタワー
創 立 :1984年6月
代表者 :代表取締役社長 髙橋 誠
事業内容:電気通信事業
会社概要
■両備グループ https://ryobi.gr.jp/
事務局 :岡山県岡山市北区下石井二丁目10番12号 両備ホールディングス株式会社内
代表者 :両備グループ代表兼CEO 小嶋 光信
主なグループ企業:両備ホールディングス株式会社、株式会社両備システムズ、岡山交通株式会社、
和歌山電鐵株式会社、株式会社中国バスなど、全42社(2022年11月)
■両備ホールディングス株式会社 URL:https://www.ryobi-holdings.jp/
本 社 :岡山県岡山市北区下石井2-10-12 杜の街グレース オフィススクエア 5階
創 立 :1910年7月
資本金 :4億円
代表者 :代表取締役社長 松田敏之
従業員数:約2,100人
売上高 :359億27百万円(2022年度)
主な事業:交通運輸業、不動産業、倉庫・通関業、スーパーマーケット事業、整備業、製造業
■バスユニット統括カンパニー(両備ホールディングス株式会社社内カンパニー)
カンパニー本部所在地:岡山県岡山市北区岡南町一丁目14番41号
■両備バスカンパニー(両備ホールディングス株式会社社内カンパニー)
URL:https://www.ryobi-holdings.jp/bus/
カンパニー本部所在地:岡山県岡山市中区国富615-1 2階
営業エリア:岡山県南地域
■株式会社中国バス
URL:https://www.chugokubus.jp/
本 社:広島県福山市多治米町6丁目12番31号
営業エリア:備後地区
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像