「人事評価制度が導入されている」保育園で働く保育士はわずか36.1%の実態、うち43.6%が「今の人事評価制度に満足していない」

〜満足しない理由、「評価と報酬との関連性が持てていないため」ほか、「保育現場の人事評価制度」に関するアンケート調査実施〜

株式会社あしたのチーム

*本プレスリリースは「株式会社明日香」と「株式会社あしたのチーム」の連名プレスリリースです。

 株式会社あしたのチーム(本社: 東京都中央区、代表取締役社長:赤羽博行)は、保育室の設置・運営や子育て支援事業を行う、株式会社明日香(本社: 神奈川県横浜市、代表取締役社長:萩野吉俗)と共同で、現役保育士108人を対象に、保育現場の人事評価制度に関する調査を実施しましたのでお知らせいたします。
  • 調査概要
調査概要:「保育現場の人事評価制度」に関する調査
調査方法:インターネット調査
期間  :2020年12月11日~2020年12月14日
有効回答:現役保育士108人
 
  • 人事評価が導入されている保育園は36.1%
 「Q1.あなたが勤めている保育園では、人事評価制度が導入されていますか。」(n=108)と質問したところ、「導入されている」が36.1%という回答となりました。

Q1.あなたが勤めている保育園では、人事評価制度が導入されていますか。Q1.あなたが勤めている保育園では、人事評価制度が導入されていますか。

・導入されている:36.1%
・導入されていない:33.3%
・分からない:30.6%
 
  • 「目標共有・目標設定をほとんど行っていない」と回答した保育士は47.1%
 「Q2.あなたは、上長と園全体での目標共有とご自身の目標設定を定期的に行っていますか。」(n=108)と質問したところ、「全く行っていない」が32.3%、「一年に一回未満で行っている」が14.8%という回答となりました。

Q2.あなたは、上長と園全体での目標共有とご自身の目標設定を定期的に行っていますか。Q2.あなたは、上長と園全体での目標共有とご自身の目標設定を定期的に行っていますか。

・全く行っていない:32.3%
・一年に一回未満で行っている:14.8%

・一年に一回行っている:25.9%
・半年に一回行っている:13.9%
・3ヶ月に一回行っている:3.7%
・3ヶ月に一回以上の頻度で行っている:9.4%
 
  • 「上長からのフィードバックを得られていない」と回答した保育士は19.2%
 Q2で「一年に一回以上行っている」と回答した方に、「Q3.上長と目標に関する面談および目標に対するフィードバックを得る機会が与えられていますか。」(n=57)と質問したところ、「全くない」が10.4%、「一年に一回未満である」が8.8%という回答となりました。

Q3.上長と目標に関する面談および目標に対するフィードバックを得る機会が与えられていますか。Q3.上長と目標に関する面談および目標に対するフィードバックを得る機会が与えられていますか。

・全くない:10.4%
・一年に一回未満である:8.8%

・一年に一回ある:42.1%
・半年に一回ある:21.1%
・3ヶ月に一回ある:8.8%
・3ヶ月に一回以上の頻度である:8.8%
 
  • 42.1%の保育士が、目標の達成度合いと報酬が「全く連動していない」と回答
 Q2で「一年に一回以上行っている」と回答した方に、「Q4.ご自身が立てた目標の達成度合いと報酬が連動していますか。」(n=57)と質問したところ、「全く連動していない」が42.1%という回答となりました。

Q4.ご自身が立てた目標の達成度合いと報酬が連動していますか。Q4.ご自身が立てた目標の達成度合いと報酬が連動していますか。

・全く連動していない:42.1%
・1%~5%程度連動している:7.0%
・6%~10%程度連動している:14.0%
・11%~20%程度連動している:10.5%
・21%~30%程度連動している:5.3%
・31%以上連動している:21.1%
 
  • 現在の人事評価制度に満足していない保育士は43.6%
 Q1で「人事評価制度が導入されている」と回答した方に、「Q5.現在お勤めしている先の人事評価に満足していますか。」(n=39)と質問したところ、「あまり満足していない」が30.8%、「満足していない」が12.8%という回答となりました。

Q5.現在お勤めしている先の人事評価に満足していますか。Q5.現在お勤めしている先の人事評価に満足していますか。

・とても満足している:5.1%
・満足している:51.3%
・あまり満足していない:30.8%
・全く満足していない:12.8%

 
  • 人事評価制度に満足していない理由、「評価と報酬との関連性が持てていないため」の声52.9%
 Q5で「あまり満足していない」「全く満足していない」と回答した方に、「Q6.その理由を教えてください。(複数回答)」(n=17)と質問したところ、「評価と報酬との関連性が持てていないため」が52.9%、「人事評価の尺度が定められていないため」が35.3%、「評価者の好き嫌いによって評価されてしまうため」が35.3%という回答となりました。

Q6.その理由を教えてください。(複数回答)Q6.その理由を教えてください。(複数回答)

・評価と報酬との関連性が持てていないため:52.9%
・人事評価の尺度が定められていないため:35.3%
・評価者の好き嫌いによって評価されてしまうため:35.3%
・他職員との比較の評価をされてしまうため:35.3%

・評価のフィードバックをもらっていないため:11.8%
・結果のみが評価されるため(行動プロセスの評価がなされない):11.8%
・人事評価制度が複雑で理解しづらいため:11.8%
・自身に課されている目標に納得していないため:5.9%
・その他:0.0%
 
  • 約7割の保育士が、「人事制度に明確な基準が欲しい」と回答
 Q1で「人事評価制度が導入されていない」と回答した方に、「Q7.明確な基準に基づき報酬が上がる適切な人事制度を勤務先で導入してほしいと思いますか。」(n=36)と質問したところ、「非常に思う」が30.6%、「思う」が38.9%という回答となりました。

Q7.明確な基準に基づき報酬が上がる適切な人事制度を勤務先で導入してほしいと思いますか。Q7.明確な基準に基づき報酬が上がる適切な人事制度を勤務先で導入してほしいと思いますか。

・非常に思う:30.6%
・思う:38.9%

・あまり思わない:19.4%
・全く思わない:11.1%
 
  • 人事評価制度について求めること、「評価と報酬がしっかりと連動していること」が68.0%で最多
 Q7で「非常に思う」「思う」と回答した方に、「Q8.自身が勤める保育園に人事評価制度を導入する上で求めることはなんですか。(複数回答)」(n=25)と質問したところ、「評価と報酬がしっかりと連動していること」が68.0%、「評価の基準が明確であること」が60.0%、「評価制度がわかりやすいこと」が52.0%という回答となりました。

Q8.自身が勤める保育園に人事評価制度を導入する上で求めることはなんですか。(複数回答)Q8.自身が勤める保育園に人事評価制度を導入する上で求めることはなんですか。(複数回答)

・評価と報酬がしっかりと連動していること:68.0%
・評価の基準が明確であること:60.0%
・評価制度がわかりやすいこと:52.0%

・結果だけでなく行動プロセスも評価してくれること:40.0%
・主観的な意見を交えず客観的に評価されること:32.0%
・適度に面談の機会が与えられ目標の達成度やフィードバックがもらえること:24.0%
・相対評価ではなく絶対評価であること:24.0%
・あてはまるものはない:0.0%
 
  • まとめ
 今回の調査では、現役の保育士を対象に、務め先の保育園の評価制度に関する調査を実施しました。
 
 結果として、人事評価制度を導入している保育園はわずか36.1%という事実が明らかになりました。そのうち、「現在の人事評価制度に満足していない」と感じている保育士は約4割存在することが判明。理由として、「評価と報酬との関連性が持てていない」や、「人事制度に明確な基準が欲しい」などの意見が5割以上挙がっています。

 今回の調査からもわかるように、「仕組み化」されていない人事評価制度は、働く社員に不満を与えてしまう可能性が大いにあります。経営方針に基づいた人事評価制度を導入することは、企業成長に繋がるだけでなく、多様化する社会に即応する力にもなります。特に人材不足が叫ばれている保育業界では、評価の見える化が保育士の士気向上に直結するだけでなく、保育の質の向上や、離職率の低下など、保育業界全体を底上げする大きな鍵となり得ます。
 
  • 1/20|保育士の離職・採用にお悩みの経営者必見!「採用力」×「定着力」×「人材育成」向上セミナー開催

 保育園経営は、圧倒的な人材不足の中、コロナによる経営環境の変化は、事業の継続性の確保のために大きな変革を求めています。近年の国や自治体の施策に左右されることのない強い組織を作り、企業が業績を向上していくためには、何よりも魅力的な働く環境を作るだけでなく、主体性のある人材をいかに育成し、保育の質をあげていけるか、いかに生産性を高めていけるか、その「しくみ」づくりが重要です。本セミナーでは、まさに「採用力」×「定着力」×「人材育成」を同時に向上・実現するしくみづくりのノウハウを事例をもとに徹底解説します!

<このセミナーで学べること>
・まず何に取り組むべきか分かる
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★単なる研修による一時的なものでなく継続的に「人材育成(※特に管理職)」と「保育の質向上」ができるしくみが分かる

<こんな方におすすめ>※以下1つでも当てはまる方は是非おすすめ!
・保育施設の経営者、または事業承継した2代目
・組織理念(保育理念)に対する、職員の共鳴度を高めたい経営者/管理職
・管理職(園長、主任、副主任など)のマネージメントスキルに課題を感じる方
・職員の自己評価が実践に活かされていないことにお悩みの方
・自園キャリアパスに基づいた評価方法にお困りの方
・処遇改善等の補助金分配と職員評価/育成を連動させたい経営者

<プログラム>
・もっとも重要なキーワード「エンゲージメント」を高める3つのポイント
・主体性のある人材育成のキーとは
・定着力向上のキーとは
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・保育施設における「職員の主体性向上」「定着力向上」「採用力向上」を同時に実現するしくみとは

<セミナー概要>
タイトル:「採用力」×「定着力」×「人材育成」
     「職員の主体性向上」と「モチベーションアップ」を同時に実現する最も効果的なしくみとは?
開催日時: 2021年01月20日 14:00~15:00
費用  :無料
会場  :WEB会議システム(ZOOM)を利用したオンラインセミナーです。
     *お申込いただきました方へアクセス用URLをメール送付いたします。
お申込み:https://www.ashita-team.com/seminar/20122213-4/
ご注意 :同業他社の方など、本セミナーへの参加がふさわしくないと当社が判断した場合は、ご参加をお断りさ
     せていただく場合がございます。あらかじめご了承ください。
 
  • 会社概要
会社名 :株式会社明日香(https://www.g-asuka.co.jp/
代表者 :代表取締役 萩野 吉俗
所在地 :神奈川県横浜市西区北幸1-4-1 天理ビル9F
事業内容:・保育室の設置・運営(院内保育室、企業内保育室、認可保育所)
     ・自治体と連携した子育て支援事業
      (児童館、放課後児童クラブ、子育て支援拠点、こども広場等の運営)
     ・保育に関わる人材の派遣・紹介(保育士・幼稚園教諭・看護師・栄養士など)
     ・居宅訪問型子育て支援
      (ベビー・キッズシッターサービス、家事代行サービス、自治体の委託業務)
     ・臨時保育室の設置・運営(イベント時保育サービス)
     ・保育に関わる人材の教育(研修会、講演会、各種セミナーの開催)
     ・新規保育事業の開発及びコンサルティング

会社名 :株式会社あしたのチーム(https://www.ashita-team.com/
代表者 :代表取締役社長CEO 赤羽博行
所在地 :東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 11F
事業内容:・報酬連動型人財育成プログラム「ゼッタイ!評価®」
     ・人事評価クラウド「あしたのクラウド™HR」
     ・目標設定プログラム「あしたの履歴書®」
設立  :2008年9月25日
資本金 :1億円(資本準備金含む)

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業種
サービス業
本社所在地
東京都中央区銀座6-10-1
電話番号
03-4577-3923
代表者名
赤羽博行
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未上場
資本金
1億円
設立
2008年09月