【調査】「呪術廻戦」のTwitter投稿は、アニメ放映以降どう変わったのか? ホットリンクが調査結果を発表
〜ビッグデータとAIの活用、ULSSASの独自メソッドで、高効率なマーケティングを支援〜
「ソーシャルメディアマーケティングにスタンダードを創る」をビジョンに、SNSマーケティング支援サービスを提供する株式会社ホットリンク(本社:東京都千代田区、証券コード:3680、代表取締役グループCEO:内山幸樹、以下ホットリンク)は、人気タイトル『呪術廻戦』に関する分析結果を6月30日に発表しました。
ホットリンクでは今回、以下の条件において分析を行ない、アニメ放映以降のTwitterでの投稿数がどのように変化したのかを洗い出しました。なお、長文となったため分析結果サマリーを冒頭に掲出いたします。
※UGCとは:「User Generated Content」の略で、ユーザー生成コンテンツと呼ばれています。具体的には個人のSNSの投稿、写真、ブログなど、消費者発信のコンテンツのことを指します。
ホットリンクでは今回、以下の条件において分析を行ない、アニメ放映以降のTwitterでの投稿数がどのように変化したのかを洗い出しました。なお、長文となったため分析結果サマリーを冒頭に掲出いたします。
※UGCとは:「User Generated Content」の略で、ユーザー生成コンテンツと呼ばれています。具体的には個人のSNSの投稿、写真、ブログなど、消費者発信のコンテンツのことを指します。
■分析結果サマリー
・アニメ放送期間中のUGC数は、連載開始初期と比べ大幅に増加
・アニメ放送期間中、UGC数のピークは月曜日から土曜日にシフト
・UGC数が大きく伸びたのは「アニメ化」発表と「映画化」発表のタイミング
・UGCを出す人の属性は、どう変わっていったのか?
・「推しキャラ」で最も言及数が多かった登場人物は「五条悟」
・アニメ放映期間中、UGCの平均文字数は減少。その理由は?
etc.
【調査概要】
<分析条件>
基本キーワード:呪術廻戦
除外ワード:コラボ,診断,キャンペーン,投票,譲渡,交換,商品,フォロー,プレゼント
※UGCを絞り込むために除外ワードを設定
対象メディア:
Twitterデータ(10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍表記)
分析期間:2018年4月1日~2021年3月31日
補足情報
・「週刊少年ジャンプ」連載期間 2018年3月5日~現在
・アニメ放映期間 2020年10月3日~2021年3月27日
■アニメ放映開始以降、UGC数は大幅に増加した
●シーズン(6ヶ月)あたりUGC総数
アニメ放映が終了した2021年3月からさかのぼって、過去3年間のUGC数を計測しました。
結果、アニメ放映期間(2020年10月~2021年3月)の6ヶ月間で2,714,610件のUGCが創出されていました。これは、連載開始直後(2018年4月~9月)の6ヶ月間で創出された49,130件のUGC数と比較し、約55倍の数字となります。
●1日当たりのUGC数の中央値
アニメ放映期間(2020年10月~2021年3月)の6ヶ月間では、1日当たり10,200件のUGCが創出されました。これは、連載開始直後(2018年4月~9月)の6ヶ月間で創出された1日当たり130件のUGC数と比較し、約78倍の数字となります。
●他メディア展開が発表されるタイミングで、UGC数が大きく伸びた
①週刊連載中( 2018年4月~2020年9月)では「アニメ化」発表のタイミング
┗2019年11月25日:12,420件
②アニメ放映中(2020年10月~2021年3月)では「映画化」発表のタイミング
┗2021年3月27日:98,800件
この2点が、それぞれの期間においてUGCを大きく伸ばす契機となりました。
アニメ放映以前(2018年4月~2020年9月)は、「週刊少年ジャンプ」が発売される月曜日が、一週間におけるUGC数のピーク。一方、アニメ放映中(2020年10月~2021年3月)は、放映日の土曜日がピークとなりました。
アニメ放映中も週刊連載は続いており、その中でもピークが移動したことから、UGC数のピークシフトはアニメ放映の影響が大きいことがわかります。
■UGCを出す人の属性は、どう変わったのか?
アニメ放映期間では、UGCを出す人の属性にも変化が見られました。
アニメ放映期間(2020年10月〜2021年3月)の6ヶ月と連載開始直後(2018年4月〜9月)の6ヶ月で、UGC創出ユーザーの属性を比較しました。
●男女比:女性比率が13.2%増。
●年代比:10代・30代・40代が増。20代が14.4%減。
20代のUGCが相対的に減少しているように見えますが、実際は他の世代が増えていることが要因となっています。UGCを出すメインの年齢層が、週刊誌購買層(20代・男性が多い)だけでなくアニメファン、一般層に広がったことが考えられます。
アニメ放映日ごとのUGC数をチェックしたところ、1話、7話、12話、14話、24話のタイミングで盛り上がりを見せました。最終回に向かうにしたがってUGC数は徐々に増えており、人気の上昇ぶりも確認できます。
・1話「両面宿儺」:期待の1話で盛り上がり。作画や制作会社にも言及が生まれています。
・7話「急襲」:作中で初めて、五条悟の領域展開「無量空処」が登場。
・12話「いつかの君へ」:虎杖悠仁と吉野順平の、衝撃の結末が話題。一番くじの発表も。
・14話「京都姉妹校交流会-団体戦(0)」:2クール目のスタートで、新OP・EDに注目が集まる。
・24話「共犯」:最終回の盛り上がりと、映画化決定が話題に。
■「推しキャラ」言及数で、最も多かったのは「五条悟」
「推し」「尊い」などを含むクチコミ数の推移から、上位10キャラクターのUGC数を比較しました。
最も言及が多かったのは「五条悟」で26%。次いで、呪術高専1年生トリオ「虎杖悠仁」「伏黒恵」「釘崎野薔薇」が12~14%と並ぶ結果となりました。
●アニメ放映日毎の、推しキャラUGC数推移
■アニメ放映期間中、UGCの平均文字数が減少した理由は?
ツイートされる文字数からは、一定の熱量を推し量ることができます。ただ、アニメ放映期間中の「呪術廻戦」がらみのツイートは、UGC数が大幅に増加したにも関わらず文字数が減少傾向であることがわかりました。
・期間①アニメ放映期間(2020年10月~2021年3月)
・期間②(2019年10月~2020年3月)
・期間③(2018年10月~2019年3月)
以上のUGCに含まれる文字数を比較、それぞれランダム選出した5,000ツイートを比較対象としました。
・期間①:アニメ放映期間(2020年10月~2021年3月)
┗文字数平均値:48.27、文字数中央値:37
・期間②:(2019年10月~2020年3月)
┗文字数平均値:53.00、文字数中央値:43
・期間③:( 2018年10月~2019年3月)
┗文字数平均値:54.31、文字数中央値:44
アニメ放映期間のみ、ファンのTwitter投稿における平均文字数が減少傾向にあることがわかりました。
これは、認知度が上がったことでいわゆるライト層のファンが増えたこと、アニメ放映時は実況ツイートが増えること、それによって短文投稿の割合が増え、全体としての長文投稿の割合が減ったことなどが理由だと考えられます。
【企画背景と今後について】
ホットリンクは、知識循環型社会のインフラを担い、人と情報を結びつけて“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現に努めています。弊社の強みは、ビッグデータの分析と活用。とくにソーシャルネットワークサービス(SNS)上の情報をリアルタイムに収集・蓄積・解析し、生活者の本音の声を把握することです。ホットリンクでは、これまでにはSNS専門会社としての知見で貢献していくため、書籍出版や、寄稿、自社ウェブサイトやSNSでの発信を行なっております。
今回の調査は、弊社のSNSに関する研究やノウハウを多くの方に還元するとともに、広くSNSの活用の知識が広まってほしいとの想いからスタートしました。
今後も、より多くの皆さまに知見をご提供できるよう努めてまいります。
・アニメ放送期間中のUGC数は、連載開始初期と比べ大幅に増加
・アニメ放送期間中、UGC数のピークは月曜日から土曜日にシフト
・UGC数が大きく伸びたのは「アニメ化」発表と「映画化」発表のタイミング
・UGCを出す人の属性は、どう変わっていったのか?
・「推しキャラ」で最も言及数が多かった登場人物は「五条悟」
・アニメ放映期間中、UGCの平均文字数は減少。その理由は?
etc.
【調査概要】
<分析条件>
基本キーワード:呪術廻戦
除外ワード:コラボ,診断,キャンペーン,投票,譲渡,交換,商品,フォロー,プレゼント
※UGCを絞り込むために除外ワードを設定
対象メディア:
Twitterデータ(10%サンプリングデータを利用。記載の数値は10倍表記)
分析期間:2018年4月1日~2021年3月31日
補足情報
・「週刊少年ジャンプ」連載期間 2018年3月5日~現在
・アニメ放映期間 2020年10月3日~2021年3月27日
■アニメ放映開始以降、UGC数は大幅に増加した
●シーズン(6ヶ月)あたりUGC総数
アニメ放映が終了した2021年3月からさかのぼって、過去3年間のUGC数を計測しました。
結果、アニメ放映期間(2020年10月~2021年3月)の6ヶ月間で2,714,610件のUGCが創出されていました。これは、連載開始直後(2018年4月~9月)の6ヶ月間で創出された49,130件のUGC数と比較し、約55倍の数字となります。
●1日当たりのUGC数の中央値
アニメ放映期間(2020年10月~2021年3月)の6ヶ月間では、1日当たり10,200件のUGCが創出されました。これは、連載開始直後(2018年4月~9月)の6ヶ月間で創出された1日当たり130件のUGC数と比較し、約78倍の数字となります。
●他メディア展開が発表されるタイミングで、UGC数が大きく伸びた
①週刊連載中( 2018年4月~2020年9月)では「アニメ化」発表のタイミング
┗2019年11月25日:12,420件
②アニメ放映中(2020年10月~2021年3月)では「映画化」発表のタイミング
┗2021年3月27日:98,800件
この2点が、それぞれの期間においてUGCを大きく伸ばす契機となりました。
アニメ放映以前(2018年4月~2020年9月)は、「週刊少年ジャンプ」が発売される月曜日が、一週間におけるUGC数のピーク。一方、アニメ放映中(2020年10月~2021年3月)は、放映日の土曜日がピークとなりました。
アニメ放映中も週刊連載は続いており、その中でもピークが移動したことから、UGC数のピークシフトはアニメ放映の影響が大きいことがわかります。
■UGCを出す人の属性は、どう変わったのか?
アニメ放映期間では、UGCを出す人の属性にも変化が見られました。
アニメ放映期間(2020年10月〜2021年3月)の6ヶ月と連載開始直後(2018年4月〜9月)の6ヶ月で、UGC創出ユーザーの属性を比較しました。
●男女比:女性比率が13.2%増。
●年代比:10代・30代・40代が増。20代が14.4%減。
20代のUGCが相対的に減少しているように見えますが、実際は他の世代が増えていることが要因となっています。UGCを出すメインの年齢層が、週刊誌購買層(20代・男性が多い)だけでなくアニメファン、一般層に広がったことが考えられます。
アニメ放映日ごとのUGC数をチェックしたところ、1話、7話、12話、14話、24話のタイミングで盛り上がりを見せました。最終回に向かうにしたがってUGC数は徐々に増えており、人気の上昇ぶりも確認できます。
・1話「両面宿儺」:期待の1話で盛り上がり。作画や制作会社にも言及が生まれています。
・7話「急襲」:作中で初めて、五条悟の領域展開「無量空処」が登場。
・12話「いつかの君へ」:虎杖悠仁と吉野順平の、衝撃の結末が話題。一番くじの発表も。
・14話「京都姉妹校交流会-団体戦(0)」:2クール目のスタートで、新OP・EDに注目が集まる。
・24話「共犯」:最終回の盛り上がりと、映画化決定が話題に。
■「推しキャラ」言及数で、最も多かったのは「五条悟」
「推し」「尊い」などを含むクチコミ数の推移から、上位10キャラクターのUGC数を比較しました。
最も言及が多かったのは「五条悟」で26%。次いで、呪術高専1年生トリオ「虎杖悠仁」「伏黒恵」「釘崎野薔薇」が12~14%と並ぶ結果となりました。
●アニメ放映日毎の、推しキャラUGC数推移
■アニメ放映期間中、UGCの平均文字数が減少した理由は?
ツイートされる文字数からは、一定の熱量を推し量ることができます。ただ、アニメ放映期間中の「呪術廻戦」がらみのツイートは、UGC数が大幅に増加したにも関わらず文字数が減少傾向であることがわかりました。
・期間①アニメ放映期間(2020年10月~2021年3月)
・期間②(2019年10月~2020年3月)
・期間③(2018年10月~2019年3月)
以上のUGCに含まれる文字数を比較、それぞれランダム選出した5,000ツイートを比較対象としました。
・期間①:アニメ放映期間(2020年10月~2021年3月)
┗文字数平均値:48.27、文字数中央値:37
・期間②:(2019年10月~2020年3月)
┗文字数平均値:53.00、文字数中央値:43
・期間③:( 2018年10月~2019年3月)
┗文字数平均値:54.31、文字数中央値:44
アニメ放映期間のみ、ファンのTwitter投稿における平均文字数が減少傾向にあることがわかりました。
これは、認知度が上がったことでいわゆるライト層のファンが増えたこと、アニメ放映時は実況ツイートが増えること、それによって短文投稿の割合が増え、全体としての長文投稿の割合が減ったことなどが理由だと考えられます。
【企画背景と今後について】
ホットリンクは、知識循環型社会のインフラを担い、人と情報を結びつけて“HOTTO(ほっと)”できる世界の実現に努めています。弊社の強みは、ビッグデータの分析と活用。とくにソーシャルネットワークサービス(SNS)上の情報をリアルタイムに収集・蓄積・解析し、生活者の本音の声を把握することです。ホットリンクでは、これまでにはSNS専門会社としての知見で貢献していくため、書籍出版や、寄稿、自社ウェブサイトやSNSでの発信を行なっております。
今回の調査は、弊社のSNSに関する研究やノウハウを多くの方に還元するとともに、広くSNSの活用の知識が広まってほしいとの想いからスタートしました。
今後も、より多くの皆さまに知見をご提供できるよう努めてまいります。
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