東アジア鰻(うなぎ)学会 公開シンポジウム「うな丼の未来10:ニホンウナギ絶滅危惧種指定から10年、これまでとこれから」開催
産地・組合員とともにその先の世代へつないでいく
東アジア鰻学会公開シンポジウム「うな丼の未来10:ニホンウナギ絶滅危惧種指定から10年、これまでとこれから」は、東京大学弥生講堂一条ホールを会場に開催しました。シンポジウムでは、行政、流通、研究などさまざまな機関が登壇し、ニホンウナギの保全に関する取り組みやこれからの未来について議論し、約70人が参加しました。
パルシステムは「絶滅危惧種に対する産地、流通、消費者の取り組み」をテーマに、二ホンウナギ絶滅危惧種指定以降、うなぎ資源回復のために、産地・組合員・専門家とともに行ってきた取り組みについて発表しました。資源回復活動の歴史や、現在の取り組みについて紹介しました。また、組合員による産地ツアーを実施し、川で子供達にうなぎや生き物と触れ合う体験を行っていることにも触れ、高い関心を集めました。
【開催概要】
東アジア鰻学会 公開シンポジウム「うな丼の未来10:ニホンウナギ絶滅危惧種指定から10年、これまでとこれから」
開催日時:2023年7月1日(土) 13:00〜17:00
場所:東京大学農学部弥生講堂一条ホール
主催:東アジア鰻学会
プログラム及び登壇者 *敬称略:
開会の挨拶(大竹 二雄/東京大学)
趣旨説明(望岡 典隆/九州大学)
ニホンウナギの絶滅リスク評価と資源管理にむけた国際連携(箱山 洋/長野大学)
水産庁のウナギ資源管理対策(金子 守男/水産庁生態系保全室)
水産研究・教育機構のウナギプロジェクト 「ウナギ緊急対策」調査を振り返る(山本 敏博/水産研究・教育機構)
シラスウナギ漁況予報に向けた外洋ウナギ仔魚調査(福田 野歩人/水産研究・教育機構)
市民のニホンウナギに関する近年の認識 -全国紙掲載記事から-(松重 一輝/九州大学)
絶滅危惧種指定が市民と研究に与えた影響(日比野 友亮/いのちのたび博物館)
絶滅危惧種指定に対する産地、流通、消費者の取り組み(豊原 有加/パルシステム生活協同組合連合会)
地域で取り組むウナギのSDGs(丸﨑 敏夫/元愛知県立三谷水産高校校長/海みらい研究所)
総合討論(望岡 典隆/九州大学)
閉会挨拶(木村 伸吾/東京大学)
パルシステムのうなぎ資源回復のための取り組み
二ホンウナギをめぐっては環境省が2013年、絶滅危惧種に指定したことを受け、パルシステムは産直産地「大隅地区養まん漁業協同組合(鹿児島県)」とともに「大隅うなぎ資源回復協議会」を設立。全国に先駆けてうなぎ資源回復のための取り組みを始めて今年2023年で10年が経ちました。
うなぎが川で住みやすくなるための環境づくりや、効果的な放流方法を見つけるための「放流モニタリング」の実施、うなぎを守りながら食文化として継承していくための生産者と組合員の交流、うなぎは貴重な資源だからこそ大切にいただくために、通常よりも大きく育てて可食部を増やす取り組みなど、さまざまな活動を実施しています。うなぎを未来につないでいくために、これからも取り組みを続けていきます。
【超えムービー】うなぎと生きるみち。「大隅うなぎ資源回復協議会」
【組織概要】
パルシステム生活協同組合連合会
所在地:東京都新宿区大久保2-2-6 、理事長:大信 政一
13会員・統一事業システム利用会員総事業高2,530.9 億円/組合員総数171.4 万人(2023年3月末現在)
会員生協:パルシステム東京、パルシステム神奈川、パルシステム千葉、パルシステム埼玉、パルシステム茨城栃木、パルシステム山梨、パルシステム群馬、パルシステム福島、パルシステム静岡、パルシステム新潟ときめき、パルシステム共済連、埼玉県勤労者生協、あいコープみやぎ
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