店舗のリテールメディア化に取り組むfavyが累計28億円の資金調達を実施。モバイルオーダーとサブスクシステムでのリターゲティング広告を実現
調達の背景と目的
当社は2015年7月の創業以来、「飲食店が簡単に潰れない世界をつくる」という目標の下、デジタルの力で飲食業界のマーケティング環境を変えるべく、20万円で飲食店開業ができるシェア型フードホール/横丁を全国に展開し、モバイルオーダーやサブスクシステムの開発・提供を行ってきました。
2019年1月、東京・銀座でシェア型フードホール「re:Dine GINZA」のオープンを皮切りに、鹿児島県、大分県、宮崎県、 宮城県などで横丁を全国的に拡大しています。今までの入居者のエントリー数は450組を突破、出店店舗数は80組以上、シェア型フードホール/横丁への合計来場数は約20万人を超えています。(2023年12月現在)
また、数々の知見を貯めてきた結果、フードホール専用のモバイルオーダーを開発し、大手デベロッパーさまを中心に3,500店以上に導入いただいています。今後は、このモバイルオーダーやサブスクシステムを通じて累積される購買データや購入者データを活用した、各店舗のリテールメディア化を本格的にスタートします。
モバイルオーダーGMVは、サービス提供開始から9ヶ月で約320%増を達成
モバイルオーダーのGMV(流通取引総額)は、2023年4月のサービス提供開始から2023年12月までの期間で、約320%増加しました。
来店計測と来店単価改善が可能な広告実証実験を開始
favyのリテールメディア化の中核として、モバイルオーダーやサブスクシステムとメディアや各媒体の広告タグと連動することで、来店までの情報接触経路や来店単価を算出することが出来ます。これまで推測値でしか出すことの出来なかった来店計測が可能になり、来店単価を指標に改善することが可能となりました。
現在の平均決済単価につきまして、事前決済型の平均決済単価は1,700円、事後決済型の平均決済単価は9,300円となっており※、検索連動広告やSNS広告の活用で、来店CPAやROASの向上にどの程度繋がるかというデータをとりながら運用テストを行います。 ※favyが集計した直近3ヶ月数値より算出
さらに、購買データや接触データを利用したリテールメディアとしての広告メニューを展開することで、業務効率の改善だけではなく、収益化も行えるモバイルオーダーとして進化をさせていきます。
実証実験にご興味のある会社さまからのお問い合わせをお待ちしております。
本ラウンドに参加した投資家からのコメント
HAKUHODO DY FUTURE DESIGN FUND (株式会社博報堂DYベンチャーズ)
パートナー 漆山 乃介(うるしやま だいすけ)さま
favyのOMOソリューション提供は、リテール業界におけるDXの先駆けであり、その影響力は計り知れません。大型商業施設や飲食・物販店舗のリテールメディア化を推進する同社の取り組みは、顧客エンゲージメントの増加と効率的な店舗運営を実現する素晴らしい取り組みだと感じています。今回の出資を契機に、同社が推進するリテール業界のDXに、博報堂DYグループの生活者発想とクリエイティビティを掛け合わせ、favyの目指す新たな店舗と生活者の関係構築に向けて共に成長を目指してまいります。
株式会社favy 代表取締役社長 髙梨巧のコメント
我々は店舗のリテールメディア化のために、これまでメディア運営、モバイルオーダーやサブスクツールの開発・提供、広告配信、飲食店舗運営などを実施し、一気通貫して事業を推進してきました。
博報堂DYベンチャーズさまとの取り組みで、飲食店や非小売店舗のリテールメディア化を本格的にスタートします。ご期待ください。
会社概要
会社名 :株式会社favy
所在地 :東京都新宿区西新宿6-16-6 新宿タツミビル 7F
代表者 :代表取締役社長 髙梨巧
設⽴ :2015年7⽉
事業内容 :シェア型フードホール/横丁の運営、モバイルオーダー、サブスクツールなどのSaaS開発・提供など
URL :https://favy.co.jp/
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