「エスカレーターの安全な乗り方アイデア2023」大会最優秀賞アイデア 文京学院大学本郷キャンパスエスカレーターに実装
自然と左右に振り分けることで意識的に立ち止まるような仕掛けデザイン
「エスカレーターの安全な乗り方アイデア募集2023」 開催概要
本学経営学部新田都志子教授ゼミ(マーケティング戦略研究)では、2017年から「ビジュアルデザインを用いた行動変容アプローチ」をテーマに、安全にエスカレーターを利用できる乗り方を提案してきました。また、2023年3月8日の“エスカレーターの日”には、多くの高校生がエスカレーターの安全な乗り方に興味関心を持つことで、より安全安心な生活を送る社会になることを期待し、初めて「エスカレーターの安全な乗り方アイデア募集2023」大会を開催しました。
YouTube:「エスカレーターの安全な乗り方アイデア募集2023」プレゼン動画集
(全10作品)
https://www.youtube.com/playlist?list=PL-YEFtQlIVHDElstxx94YaMdVBG3h96sH
『踏板・乗り場のデザインでエスカレーターの乗り方改革』実装
最優秀賞となった「HARU」の『踏板・乗り場のデザインでエスカレーターの乗り方改革』は、エスカレーターの正しい乗り方が浸透していないことへの解決策として「エスカレーターの利用時に必ず目につくアナウンスが必要」であることを挙げました。
乗る前のランディング・プレート(踏板)に「犬派?猫派?」といった選択肢を示し、ステップに選択のデザインをすることで、自然と左右に振り分けることで意識的に左右に分かれて立ち止まるような仕掛けです。本学での実装の際は、好きな季節は「夏?冬?」の選択をするデザインを設置しました。
このアイデアのメリットは、エスカレーター利用者に楽しんでもらいながら、乗る位置を誘導できることです。また、ステップ部分へのデザイン施工は費用の面から何度もやり直すのは難しいですが、ステップデザインはそのままに、ランディング・プレート面を変えるだけで、いくつものパターンで利用者を飽きさせず、継続的に楽しんでいただけることが可能です。たとえば、踏板に表示する選択肢のアイデアを公募したり、左右どちらに何人分かれたかなどの結果が自動的に表示できるような仕組みを導入したりすると、利用を広めることができ、エスカレーターの安全な利用促進に繋がる可能性もあります。
今回実装したエスカレーターは、大学が開校している時間にはいつでもご覧いただくことができます。
本学では、今後も一人でも多くの方が安全にエスカレーターに乗れる社会になるよう呼び掛けをしていきたいと考えます。
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