"地毛申請"、"女の子らしさ"、"跡取り息子"... 身近にあふれる「時代錯誤」に立ち向かう、子どもたちの物語『わたしの気になるあの子』 2月刊行!
累計発行部数3万部突破の『わたしの苦手なあの子』著者が贈る!現代を生きるすべての子どもたち、そして彼らに寄り添う大人たちへ届けたい "勇気" と "希望" の物語『わたしの気になるあの子』が、2021年2月10日に発売となりました。
- 子どもたちが感じている「ジェンダー・ギャップ」
このように、依然として「ジェンダー・ギャップ」の根強い日本。本作『わたしの気になるあの子』の物語のなかで、小学生、高校生の登場人物たちが感じる違和感は、読者の子どもたちの日常生活においても限りなく身近で、ありふれたものなのです。そんな違和感について考え、勇気を出して自分なりの方法でぶつかっていく彼女たち。その姿に私たち読者は胸を動かされ、背中を押されます。
―みんなと同じって、そんなに大事なことだろうか。「そのまま。自分らしく。」そうだ。それが一番大事なことだ。
本作では「ジェンダー」や「多様性」について、理不尽な校則や先生からの言葉、家族や友人との交流いった、子どもたちにとって非常に身近な切り口で描き、「自分事」として考えてもらえるような内容となっています。メインの読者である子どもたちにはもちろんのこと、そのご両親や祖父母のみなさんにも、ぜひお届けしたい作品です。ともすれば重苦しくなってしまいがちなセンシティブなテーマを扱いながら、等身大の言葉・表現でさわやかに描かれていることも本作の特徴です。
- 『わたしの気になるあの子』あらすじ
どうしたらいい? 気になるあの子に近づくために。
「女の子らしくしろ」と口うるさい祖父にモヤモヤと反感を覚える瑠美奈は、ある日、クラスメイトの詩音が坊主頭で登校してきたことに衝撃を受ける。詩音は転校生で、最初からあまりクラスに溶け込もうとせず孤立していたのに、ますます浮いてしまう。実は、詩音が坊主にしたのにはわけがあった。彼女の高校生の姉が、転校先の「時代錯誤な校則」に抗議するために坊主にし、周囲から理解されないでいるのを助けたかったのだ。それを知った瑠美奈は、そんな詩音をなんとかして助けたいと思うようになり…。
「ねえ、人ってさ、どうして自分とちがうものを、受け入れられないんだろ」
「女の子らしく」「男の子らしく」「高校生らしく」そうは言うけど、「らしさ」っていつ誰が決めたこと?ふつうじゃないって、いけないこと?と考え始めた瑠美奈たち。「多様性」について、人を想い、助けあい、認めあうことについて、自分自身に問いかけるきっかけをくれる物語。登場人物それぞれの視点から描きます。
- 『わたしの気になるあの子』書誌情報
『わたしの気になるあの子』
朝比奈蓉子 作 /水元さきの 絵
定価:本体1,400円(税別) ポプラ社刊
(参考:https://www.poplar.co.jp/book/search/result/archive/4056049.html)
------------------------------------------------------------------------------------------------------
◇作者:朝比奈蓉子(あさひな・ようこ)
福岡県生まれ。作品に、『へそまがりパパに花束を』『「リベンジする」とあいつは言った』『ゆいはぼくのおねえちゃん』『わたしの苦手なあの子』(以上、ポプラ社)、『たたみの部屋の写真展』『竜の座卓』(以上、偕成社)、『もう逃げない!』(PHP研究所)などがある。福岡県在住。
◇イラストレーター:水元さきの(みずもと・さきの)
1995年東京都生まれ。柔らかな線と彩色で書籍や雑誌、広告などのイラストを手掛ける。主な挿絵作品に『12歳の少女が見つけたお金のしくみ』(宝島社)、『大切なのに誰も教えてくれなかった 女子の心と体のトリセツ』(大和書房)などがある。[twitter:@ramunechoco]
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像