クラス、さらなる拡大フェーズへ向けた資金調達を累計35.3億円で完了。長期プロパー融資およびシンジケートリースにより財務基盤を強化

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インテリアの循環型エコシステムを構築する株式会社クラス(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:久保 裕丈)は、さらなる事業拡大フェーズに向けた最終調達として、株式会社SBI新生銀行の成長支援ローン、株式会社商工組合中央金庫の無保証融資、リース会社4社による協調リースを組み合わせた手法により、総額10億円の資金調達を実施いたしました。これにより、本件を含む直近の資金調達ラウンドの累計額は35.3億円となりました。

今回の調達は、スタートアップとしては珍しく、長期のプロパー融資(無担保・無保証融資)やシンジケートリース(協調リース)といった先進的な手法を確立しており、かつ、当社の良化した利益状況と安定したキャッシュフローに基づく財務的な安定性を説明可能にするものです。

調達した資金をもとに、商品の取扱いカテゴリーと在庫点数のさらなる拡大をはじめとした事業推進を加速させ、持続可能なサーキュラーエコノミー社会の創出に貢献してまいります。

資金調達の概要

当社ではこれまで、エクイティファイナンスや長期プロパー融資を含むデットファイナンスに加え、アセットファイナンスによる資産流動化、シンジケートリースなど、スタートアップとしては先進的な手法も積極的に活用した、ハイブリッドな資金調達ミックスを構築してまいりました。

これにより、自己資本を極力使わない形での財務レバレッジを可能にし、株式の希薄化を抑え、資本効率を高めるという、成長ステージに最適な資金調達戦略から実行までのサイクルを確立しております。

このような戦略から実行までのプロセスを確立することで、ラウンドに影響を与えがちなエクイティによる資金調達のようにタイミングを気にすることなく、必要な時に必要な資金を調達できる体制を整えることを可能にしました。その結果、発行体(当社)主体で成長戦略の組み立てができる、自由度の高い資金調達の手法を確立しています。

【資金調達の内訳】

種類              

金額 (比率)

第三者割当増資         

2.5億円(7.1%)

セールアンドリースバック

8.5億円(24.1%)

レベニュー・ベースド・ファイナンス(RBF)

1.33億円(3.8%)

融資

15億円(42.5%)

社債(ハイイールド債含む)

8億円(22.6%)

直近調達ラウンド累計

35.33億円

【今回の調達における財務的な背景と優位性の進化】

当社のハイブリッドな資金調達戦略を可能にしている背景には、財務の健全性と事業基盤の安定があります。特に2025年4月24日発表時と比較し、以下の3点において大きな進捗があり、その結果、資金調達の優位性がさらに高まっています。

1) 財務の安定性の一定の証明

利益推移が良好で営業キャッシュフローが安定していることから、直近では金融機関の与信判断に基づくプロパー融資が中心となっており、当社の安定性が評価されております。

2) 資金使途の自由度の向上

直近の調達資金は運転資金名目での融資が実現しており、資金使途の制限が極めて少ない状態へ進化しています。これにより、事業成長のタイミングに合わせた柔軟な商材への投資が可能となりました。

3) 調達手法の独自性と知見の蓄積

スタートアップにおいて、独特で多様化された資金調達手法の実現を高い水準で継続しており、会社としての高度なファイナンス知見と経験が蓄積できています。

この進化の結果、より低い調達コストで、かつ財務制限条項が大きく緩和された状態での実施が可能となりました。これにより、事業成長においての制約が限りなく解消され、発行体(当社)主体の成長戦略を加速できる体制が整っています。

▼参考:2025年4月24日配信プレスリリース

複数の調達手法を組み合わせたハイブリッド・レバレッジで、総額25.3億円の調達を実施

今後も事業のサステナビリティとユーザー便益の実現を両立し、耐久消費財の循環経済型ビジネスを世に拡げる新しい社会インフラとなるよう、事業推進してまいります。

クラスの事業について

クラスは、「“暮らす”を自由に、軽やかに」をビジョンに、耐久消費財の循環型プラットフォームを運営。個人向け家具と家電のレンタル・サブスク『CLAS』、法人向けオフィス構築・移転『CLAS Biz』、不動産物件の早期成約を支援するインテリアコーディネート『CLASホームステージング』などのサービスを展開しています。

家具や家電をはじめとする耐久消費財を月額制で提供し、「借りる・返す・買う」を自由に選べる、利用・取得体験を創出するとともに、返却された商品をリペア(修繕)・クリーニングして再活用することで、廃棄物の削減と脱炭素社会の実現にも貢献しています。

2025年8月には、“「いいもの」から「合うもの」を選ぶ”をコンセプトとした、30日間「試せる・返せる」新サービス「30days(サーティーデイズ)」の提供を開始し、マットレス購入プログラム『nicesleep(ナイススリープ)』、ゲーミングチェア専門店『gg-chair(ジージーチェア)』を展開。

物価高の中、大きな買い物で後悔や失敗をすることなく、お客様が本当に自分に合った商品を見つけられるよう、30日間じっくり試すことができる新しい購入体験を提供しています。

当社 代表取締役社長 久保 裕丈のコメント

この度、次のステージへ引き上げる重要な局面において累計35.3億円で資金調達を完了し、事業成長に不可欠な資金基盤をさらに強化できたことを大変嬉しく思います。

今回の資金調達では、当社の安定した収益基盤と健全なキャッシュフローを背景に、長期プロパー融資やシンジケートリースといった先進的な金融手法を確立しました。これは、当社の財務健全性が金融機関から高く評価された結果であり、スタートアップとしては異例の、資本コストが低く柔軟性の高い資金調達を実現したことを意味します。

エクイティの希薄化を最小限に抑えながら必要な投資を加速できる体制を整えたことは、当社が掲げる「発行体主体の成長戦略」の確立を示すものです。

今後は、今回の調達資金を活用し、商品の取扱領域をさらに拡大するとともに、持続可能なサーキュラーエコノミー社会の実現に一層貢献してまいります。

クラスはこれからも、耐久消費財の循環経済型ビジネスを社会に広げる新たなインフラとなることを目指し、事業のサステナビリティとユーザー価値の両立を追求してまいります。

株式会社クラスについて

株式会社クラスは、「“暮らす”を自由に、軽やかに」をビジョンに、耐久消費財の循環型プラットフォームを運営。家具や家電をはじめとするインテリアを月額制で提供し、「借りる・返す・買う」を自由に選べる、新しい利用・取得体験を創出します。

利用後に返却された家具・家電をリペア(修繕)・クリーニングし再活用することで、廃棄を回避してきました。環境省の実証事業では、従来の売り切り型ビジネスと比較して、CO2排出量を36%、廃棄物発生量を38%削減する効果が確認されています(2023年2月時点)。

廃棄物削減と脱炭素社会への貢献を通じて、資源が循環するサーキュラーエコノミーの実現に寄与するとともに、誰もが自由で軽やかに、自分らしく生きることができる社会を目指します。

※クラスが創出したインパクト:https://clas.style/company/news/227

「CLAS」対象エリア:東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県・大阪府・京都府・兵庫県(※)

※大阪府・京都府・兵庫県は一部地域を除く。今後拡大予定

※一部離島などの地域を除き、法人向け、30daysは日本全国対応

■ 会社概要

会社名:株式会社クラス

所在地:本社 東京都目黒区青葉台4-6-6 青葉台スタジオ2F

    京都オフィス 京都府京都市下京区中堂寺栗田町93「KRP BIZ NEXT」内

代表者:代表取締役社長 久保 裕丈

設立 :2018年4月24日

コーポレートサイト:https://clas.style/company.html

▶最新情報:https://clas.style/company/news

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会社概要

株式会社クラス

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URL
https://clas.style
業種
情報通信
本社所在地
目黒区青葉台4-6-6 青葉台スタジオ 2F
電話番号
03-6407-9120
代表者名
久保裕丈
上場
未上場
資本金
1億円
設立
2018年04月