”神水”でつくった日本酒「雨降///あふり 酒界先導師」 ― 紅葉ライトアップの大山阿夫利神社で提供開始 ―
「水酛(みずもと)」仕込みで醸した日本酒「雨降///あふり 酒界先導師」を新発売。10年間にわたるシリーズの2年目となる本商品を、大山阿夫利神社(伊勢原市)の「石尊」にて提供いたします。

吉川醸造株式会社(本社:神奈川県伊勢原市、代表取締役:合頭義理)は、大山阿夫利神社の「神水」と地元伊勢原産の食米「はるみ」で醸した新商品「雨降///あふり 酒界先導師」を、11月21日(金)より同神社下社内の「石尊」にて提供開始いたします。色鮮やかな紅葉シーズンの大山で、特別な一杯をぜひお楽しみください。
■酒造りの神を祀る「大山阿夫利神社」の「神水」を使用
古来より神社と日本酒は深い繋がりがありますが、特に大山阿夫利神社は酒造の神である「酒解神(さかとけのかみ)」を祀っています。 今年度の「酒界先導師」は、吉川醸造で初めて、阿夫利神社で汲んだ「神水」を、酒造りの核とも言える酒母(しゅぼ)」用の仕込み水として使用。大山の霊水が醸す、唯一無二の味わいを目指しました。
なお、本シリー ズの命名や歴史考証にあたっては、大山阿夫利神社(宮司:目黒仁氏)および大山先導師会旅館組合(組合長:内海博文氏)に多大なるご協力をいただいています。
阿夫利神社公式サイト:https://www.afuri.or.jp/


■ 伊勢原産「はるみ」と室町時代にさかのぼる製法「水酛」への挑戦
酒米ではなく、伊勢原産の食米「はるみ」を100%使用し、精米歩合50%の純米大吟醸として仕上げました。吉川醸造は「どんなお米からでも美味しい日本酒を造ろう」をテーマに掲げており、先日フランスで開催された権威ある日本酒コンテスト(Kura Master 2025)でも、食米で醸した別商品(菊勇 辛口純米酒)が純米低精米部門で第一位に選ばれるなど、その技術は高く評価されています。
醸造法には「生酛(きもと)」よりも古い、室町時代に発明された製法「水酛 (みずもと)」仕込みを採用。当時は大山と縁の深い太田道灌が活躍した時代であり、彼もこのような酒を嗜んでいたかもね?と歴史に思いを馳せながらお楽しみいただけます。

■「先導師」と「講」とは
「先導師」とは、江戸時代「御師」と呼ばれ宿坊を営むと共に、大山へ参詣する人々を世話し寺社への取次ぎを行う宗教的な山案内の人々を指します。明治時代には先導師と改称され、阿夫利神社の神職として大山詣りの隆盛を今日まで支えてきました。大山講は大山へ訪れた際に定められた宿坊へ宿泊し、先導師によるお祓いを受け心身を清めることで、初めて入山が許されました。
「大山講」は江戸時代、地域や同業者の集まりが大山に参詣することを目的とした組織です。特に「大山詣り」と呼ばれる参拝行事が盛んに行われ、先導師(御師)の大山信仰の布教も相まって、関東一円に数多くの大山講が結成されました。年間の参拝者数は、江戸の人口が100万人と言われるなか20万人にも及んだとされ、各々が各地の大山講に所属し、費用を積み立てて参詣を行っていました。
こうして大山詣りは、信仰と行楽が混ざり合ったツアー旅行の先駆けとしても現在にまで引き継がれており、多くの講が参拝に訪れています。
詳しくはSakeBase特設サイトへ:https://sakebase.thebase.in/
■ラベルデザインについて

酒界先導師はSakeBase社のオリジナル企画であり、今年は全10回のうちの第2回。
「一合一会」を楽しんでもらうというコンセプトのもと、山登りになぞらえて1合目から10合目まで一年ごとにラベルデザインを変えることで、先導師たちの山登りの様子をユニークに表現しています。
ラベルデザインは浮世絵作品やレトロアメリカンコミックススタイルの作品を制作する ICHIRAKU STUDIOの岡村 亮太氏によるもの。雨降山の先導師が活躍していた歴史や伝統に着目した浮世絵からインスピレーションを受けながら、21世紀らしいポップカルチャーへと昇華させました。
■ 商品概要
・商品名: 雨降///あふり 酒界先導師(しゅかいせんどうし)
・スペック: 純米大吟醸、水酛仕込み
・原料米: 伊勢原産「はるみ」100%使用
・精米歩合: 50%
・提供場所: 大山阿夫利神社「石尊」
・提供開始: 2025年11月21日(金)より(紅葉ライトアップ開始に合わせて)
・お問い合わせ:吉川醸造 0463-95-3071
■ご購入について
・SakeBase(特設サイト):https://sakebase.thebase.in/
・伊勢五本店:https://www.isego.shop/index.html
・らじょうもん:https://lajomon.stores.jp/
・吉川醸造売店
■吉川醸造について
大正元年(1912年)創業、古くは雨降山(あふりやま)と呼ばれた丹沢大山麓にある日本酒蔵。
故杉山晋朔博士の理念に基づいた丁寧で繊細な醸造技術には定評があり、神奈川県下では「菊勇(きくゆう)」の銘柄で知られてきました。
コロナ禍等により事業継続の危機を迎えましたが、2020年に精米店を祖とするシマダグループの一員となり、新たな体制のもとで再出発。2021年には「雨降///あふり」銘柄を発表しました。
伝統と革新の融合で、既存の枠にとらわれないお酒づくりに挑んでいます。

吉川醸造株式会社:https://kikkawa-jozo.com/
Instagram:https://www.instagram.com/kikkawa_sake/
<雨降・菊勇についてのお問い合わせ先>
吉川醸造株式会社
専務取締役:田中 亨(トップ写真男性)
〒259-1138
神奈川県伊勢原市神戸681
メール to-tanaka@kikkawa-jozo.com
電話 0463-95-3071
■シマダグループについて

シマダグループ株式会社は、1952年世田谷区にある一軒の精米店から始まりました。飲食事業をはじめ、不動産・建築事業、介護事業・ホテル事業・保育事業・旅行事業、そして酒造事業も。ほんのひとときから、一生涯まで。
そのときどきが「いい時間(とき)」になるように、人生に寄り添う幅広い事業を展開しています。
シマダグループ 公式サイト:https://shimadahouse.co.jp/
シマダグループのウラを楽しくのぞき見できるミニメディア:シマ報|もっと知りたいシマダの情報
<「雨降///あふり」が飲めるシマダグループの施設。日本酒ハイボールやカクテルなども>









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