鹿児島高専が大学・教育委員会と連携し生涯学習講座を開催 鹿児島におけるSDGs推進の事例を学ぶ
SDGs 地域から私と世界を変える17章 ニューライフカレッジ霧島「隼人学」
鹿児島工業高等専門学校(鹿児島県霧島市 校長:氷室昭三 以下「鹿児島高専」)は、志學館大学(鹿児島県鹿児島市)・霧島市教育委員会(鹿児島県霧島市)と共に、連携講座 ニューライフカレッジ霧島「隼人学」(第9回)を令和5年1月14日(土)に開催しました。本講座は「SDGs(持続可能な開発目標)」をメインテーマとしています。
本講座では、城山観光株式会社SDGs推進室室長の安川あかね氏が講師を務め、「SHIROYAMA HOTEL kagoshimaのSDGs、-全員参加の挑戦」と題する講演が行われました。講演では、ホテルが抱える4つの課題(食品ロス・CO2削減・環境保全・脱プラスチック)の対策について、様々な取組事例が紹介されました。参加者は、自分達が日々の生活の中で、どのようにSDGsを捉え、どう行動すべきなのかを問う講義に、真剣に聴き入っていました。
本講座では、城山観光株式会社SDGs推進室室長の安川あかね氏が講師を務め、「SHIROYAMA HOTEL kagoshimaのSDGs、-全員参加の挑戦」と題する講演が行われました。講演では、ホテルが抱える4つの課題(食品ロス・CO2削減・環境保全・脱プラスチック)の対策について、様々な取組事例が紹介されました。参加者は、自分達が日々の生活の中で、どのようにSDGsを捉え、どう行動すべきなのかを問う講義に、真剣に聴き入っていました。
- ニューライフカレッジ゙霧島「隼人学」とは
令和4年度は、「地域から私と世界を変える17章(後編)」と題し、SDGs(持続可能な開発目標)の17ある目標を手がかりに、地域の未来づくりが世界をよりよいものに変えることにも繋がっていることを学んでいきます。
- 令和4年度 第9回ニューライフカレッジ゙霧島「隼人学」の内容
SDGsを推進するうえで、ほとんどの組織において「末端の従業員まで浸透していない」「何から手を付けていいのかわからない」「一部の人だけが取り組んでいる状況」等の問題点があると言われています。その問題点をクリアするため、城山ホテル鹿児島では、研修会や集中合宿を行い、「危機感の共有」「SDGsを自分事としてとらえる」「対話の重要性」「全員参加」の意識を共有し、活動に取り組んできたとのことでした。
具体的事例として、社内全部署・全従業員参加型コンテストであるSDGs AWARDが紹介されました。この活動はチームごとに年間を通じて取り組んだSDGs活動を独自性・先見性・持続可能性やチームワークの観点で評価し、表彰するものです。実際の取り組み事例として、以下のものがあげられました。
①「食品ロス削減」
廃棄予定のパンを冷凍保存し、子ども食堂ネットワークを通じて施設に提供する取り組み。
②「幸せと愛と笑顔を全国のすべての人達に」
規格外の果物を積極的に活用することを趣旨とした取り組み。生ごみの再利用(肥料に変えてカクテル用のミント栽培)や、SDGsカクテルの販売(栽培したミントを利用、サステナブルカクテルの販売)が試みられました。
③「#それ、伝えよう」
社内のモチベーション、働き甲斐の向上を目指した取り組み。大勢のスタッフがいる社内では、話す機会のないスタッフが大勢おり、直接褒める環境や感謝を伝える場がなくなりがちです。そこで、電子掲示板のような意見を投稿しやすい環境を整備し、互いに褒めあう環境を創出しました。これにより、職場で笑顔が増え、モチベーションや働き甲斐の向上につながったとのことでした。
これらの活動は、スタッフの士気向上につながるだけでなく、従来なかった新しい視点で課題解決に挑戦する革新的な社風が生み出されていったとのことです。
本講座の受講者からは「日常の生活を見直す機会になったと思う。まずは身近なことから始めてみたい。」「スタッフで話し合って計画を立て実践されているのを見習って、自分の家庭でも皆で話し合い、出来ることを書き上げて実行できるようにしたい。」「自分達(家族・地域)で、持続可能な取組を真剣に考えてみたい。」等の感想が寄せられました。講義終了後は質疑応答も行われ、非常に有意義な講座となりました。
- 登壇者プロフィール
神奈川県横須賀市出身。独学で西郷隆盛に関する研究を始め、半年に一度墓参を兼ねた研究のために訪鹿、27歳で鹿児島に移住。西郷南洲顕彰会評議員を最年少で務める(2012年3月任期終了)。現在は城山観光株式会社SDGs推進室室長 兼 人材開発部部長。また、ソムリエとしてホテルイベントなどの担当をしながら各企業、学校関係、自治体などの依頼でSDGsや西郷隆盛に関する講演、研修会等を行っている。
- 鹿児島高専について
学校名:独立行政法人国立高等専門学校機構 鹿児島工業高等専門学校
所在地:鹿児島県霧島市隼人町真孝1460-1
校長:氷室 昭三
設立:昭和38年4月
URL:http://www.kagoshima-ct.ac.jp/
教育理念
・幅広い人間性を培い、豊かな未来を創造しうる開発型技術者を育成する。
・教育内容を学術の進展に対応させるため、また、実践的技術の発展のため、必要な研究を行う。
地域貢献の基本方針
(1) 地域社会及び地域産業界が抱える課題の把握に努め、地域が必要とする取組みや地域に実りある結果をもたらす活動を推進する。
(2) 産学官連携活動及び地域企業や機関等に対する技術開発支援等を集約的に推進するための組織を設置する。
(3) 教職員及び学生は、地域社会の一員として、地域住民や団体、自治体、他の教育機関等との相互協力に努め、地域社会との共生を図る。
【本リリースに関する報道お問い合わせ先】
鹿児島工業高等専門学校 総務課企画係
TEL:0995-42-9020
e-mail:kikaku@kagoshima-ct.ac.jp
~2022年度、高等専門学校制度は創設60周年の節目を迎えました~
https://www.kosen-k.go.jp/Portals/0/60th/
このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります
メディアユーザーログイン既に登録済みの方はこちら
メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。
すべての画像