ASKUL事業・リサーチ専門チーム、全国の仕事場におけるニーズを探る「コロナ影響以降の職場の教育・研修」に関する実態調査
-コロナ影響後も教育・研修を実施する職場が約8割、うちオンライン研修は約35%
-オンラインでの新入社員研修は2020年・2021年ともに約13%、2022年では約10%に低下、対面研修との併用が増加
-効果的だと思う教育・研修の実施方法(対面・オンライン)については、実施者側と受講者側に異なる傾向
アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉岡晃)はこのたび、事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」(https://www.askul.co.jp/)に登録している事業所を対象に、「コロナ影響以降の職場の教育・研修」に関する調査をまとめました。新型コロナウイルスの影響が出始めた2020年以降、職場での教育・研修をとりまく環境は大きく変化しています。その実態を把握するためにASKUL事業リサーチ専門チームが調査、全国1,176の事業所(※)の回答を得ました。
(※)BtoBの事業所を対象とし、個人は対象外(企業内個人は含む)
-オンラインでの新入社員研修は2020年・2021年ともに約13%、2022年では約10%に低下、対面研修との併用が増加
-効果的だと思う教育・研修の実施方法(対面・オンライン)については、実施者側と受講者側に異なる傾向
アスクル株式会社(本社:東京都江東区、代表取締役社長:吉岡晃)はこのたび、事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」(https://www.askul.co.jp/)に登録している事業所を対象に、「コロナ影響以降の職場の教育・研修」に関する調査をまとめました。新型コロナウイルスの影響が出始めた2020年以降、職場での教育・研修をとりまく環境は大きく変化しています。その実態を把握するためにASKUL事業リサーチ専門チームが調査、全国1,176の事業所(※)の回答を得ました。
(※)BtoBの事業所を対象とし、個人は対象外(企業内個人は含む)
【調査方法】 インターネット調査
【調査対象】 事業所向け(BtoB)サービス「ASKUL」に登録している25超の業種
【調査エリア】 全国
【調査期間】 2022年2月4日(金)~2月11日(月)
【回収サンプル数】 1,176 (実施者側:n=557、受講者側:n=619)
【設計・実施・分析】 ASKUL事業本部 リサーチ&ビジネスサポート
■「コロナ影響以降の職場の教育・研修」サマリー ●教育・研修の実施・方法について ✓教育・研修を実施している職場は79.0% ✓教育・研修の方法は、対面型研修が最も多く47.9%、オンライン研修が35.2% ●教育・研修内容について ✓実施者側と受講者側では、希望する教育・研修の種類が異なる ✓職場で実施している教育・研修の種類で最も多いのは、「ビジネスマナー研修」で35.9% ✓受講者側の受講したい教育・研修の種類で最も多いのは、「PCスキル研修」で30.9% ●教育・研修を実施する上での課題 ✓教育・研修の課題は、「人手不足」と「ノウハウ不足」が3割を超える ✓オンライン研修を行う上での課題では、「実施内容に限りがある」が3割を超える ✓効果的だと思う教育・研修の方法は、実施者側と受講者側で異なる傾向 ●新入社員の教育・研修について ✓コロナ影響前の2019年4月入社は、ほぼオフラインであったが、コロナ影響が出始めた2020年4月入社は、オンラインが増加。但し、今年の2022年4月入社は、過去2年とは少し違い、「半分以上がオンライン」「ほとんどオンライン」の数値がやや低下、「オンラインとオフライン(対面)が半々」の数値が増加 ✓今年の新卒研修の種類では、「ビジネスマナー研修」と「社内ルール研修」の2項目が5割越え ✓新卒社員に対して今後向上させるべきと考えている能力は、「実行力」と「主体性」が4割越え |
■調査内容
【Q1】新型コロナウイルスの影響が出始めた2020年以降、あなたのお勤め先では、教育・研修を実施していますか?
【結果】
・教育・研修を実施している職場は79.0%
【Q2】新型コロナウイルスの影響が出始めた2020年以降、あなたのお勤め先で実施されている教育や研修方法を教えてください。当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・教育・研修の方法は、対面型研修が最も多く47.9%
・続いて、オンライン研修が35.2%
●業種別
・販売・小売業や医療機関・薬局において対面型研修が全体と比較して高い
・一方で、士業・コンサル・専門サービス等、教育、介護福祉はオンライン研修が全体と比較して高い
・介護・福祉は、資料配布やeラーニング、動画視聴研修が全体と比較して高い
【Q3】(実施者ベース)お勤め先で実施されている研修の種類を教えてください。
当てはまるものを全てお選びください。※内部実施、外部事業者の利用などは問いません。
【結果】
・職場で実施している教育・研修の種類で最も多いのは、「ビジネスマナー研修」で35.9%
・続いて、「コミュニケーションスキル研修」で18.2%、「リーダーシップ研修」、「ハラスメント研修」が17.7%で並ぶ
【Q4】(受講者ベース)あなたが受けてみたい研修内容はありますか?
当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・受講者側の受講したい教育・研修の種類で最も多いのは、「PCスキル研修」で30.9%
・続いて、「財務・会計研修」で20.5%、「ビジネスマナー研修」が20.4%と、ほぼ同率で並ぶ
・「ビジネス文書作成研修」が20.0%で4項目が2割を超える
●職場で実施している教育・研修の種類と受講者側の希望比較
・実施している教育・研修の種類と受講者側の希望の比較では、実施している教育・研修の種類の7位である「PCスキル研修」が、受講者側の希望では1位となっている
・その他、6位である「財務・会計研修」が2位、9位である「ビジネス文書作成研修」が4位になるなど差がある
【Q5】教育研修を行う上での課題はありますか?当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・教育・研修の課題では、「人手不足」が最も多く38.2%
・続いて、「ノウハウ不足」が30.9%、「コロナ影響でリアルで集まる機会が減少」が26.6%
●業種別
・特に目立つのは介護・福祉で「人手不足」、「コロナ影響でリアルで集まる機会が減少」、「予算不足」が全体として比較して10pt以上高い
【Q6】オンライン研修を行う上での課題はありますか?
当てはまるものを全てお選びください。
※オンライン研修を行っていない場合、できない理由などをお答えください。
【結果】
・オンライン研修を行う上での課題では、「実施内容に限りがある」が最も多く31.4%
・続いて、「フォローアップが難しい」が28.9%
・「受講している際の一体感がない」や「受講者同士の関りが増えない」なども多い
【Q7】
あなたは、リアル(対面)とオンラインの実施について、どちらの実施方法が効果的だと思いますか?
当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・効果的だと思う教育・研修の実施方法の比較では、実施者側がリアル(対面)が6割と高い一方、受講者側は4割程度で2割の差があり、オンラインについても実施者側が約6%に対し、受講者側が約13%と倍の差がある
【Q8】
あなたのお勤め先では、2019年以降、どのような形で新卒研修を行っていますか?
今年の2022年4月入社の予定も含め、それぞれ当てはまるものを1つお選びください。
【結果】
・新卒研修の方法では、コロナ影響前の2019年4月入社は、「ほとんどがオフライン(対面)」で8割以上
・コロナ影響が出始めた2020年4月入社は、「ほとんどがオフライン(対面)」が6割台に低下し、「ほとんどオンライン」が増加した結果となっているが、今年の2022年4月入社に関しては、過去2年とは少し違いやや数値が低下
【Q9】 今年の新卒研修はどのような内容の研修を行う予定ですか?
当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・今年の新卒研修の種類では、「ビジネスマナー研修」が63.4%で最も多い
・続いて、「社内ルール研修」が53.0%で、2項目が5割越え
【Q10】
新卒社員に対して今後、向上させるべきだと思う能力を教えてください。
当てはまるものを全てお選びください。
【結果】
・今後向上させるべきと考えている能力は、「実行力」が48.2%で最も多い
・続いて、「主体性」で42.3%
アスクルは今後も、あらゆる職場で気になる情報をリサーチし、仕事場に役立つレポートを発信してまいります。
■ASKUL事業・リサーチ専門チームによる調査結果公開ページ:https://www.askul.co.jp/f/special/survey/
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