【2025年はAIエージェント元年!】大企業のAIエージェント活用に関する実態調査
〜大企業の8割が導入、9割が課題を実感〜
「テックタッチ」を開発・提供するテックタッチ株式会社は、生成AIを業務で活用している大企業(従業員数1,000名以上)の会社員429名を対象に、大企業のAIエージェント活用に関する実態調査を実施しましたので、お知らせいたします。

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01|「AIエージェント」の認知度は89.0%
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02|81.9%が、業務でAIエージェントを活用した経験あり、活用用途は「データ分析・レポート作成」が57.2%で最多
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03|約9割が、AIエージェントの活用に課題を実感。課題トップ3は、「機密情報や個人情報の取り扱いが不安」(55.0%)、「思ったような回答が得られない」(46.3%)、「効果的な使い方・指示の出し方がわからない」(41.6%)
本調査のダウンロードはこちら:https://techtouch.jp/resources/survey-aiagent-2025/
■調査概要
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調査名称:大企業のAIエージェント活用に関する実態調査
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調査方法:IDEATECHが提供するリサーチデータマーケティング「リサピー®︎」の企画によるインターネット調査
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調査期間:2025年3月19日〜同年3月20日
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有効回答:生成AIを業務で活用している大企業(従業員数1,000名以上)の会社員429名
※合計を100%とするため、一部の数値について端数の処理を行っています。そのため、実際の計算値とは若干の差異が生じる場合があります。
■AIエージェントとは
「AIエージェント」とは、 自律的に情報を収集・処理し、タスク遂行や意思決定を行うプログラム・ツールを指します。
例: 「ビジネス戦略を考えて」と指示すると、生成AIが市場分析から提案書作成までを自動で実行
■生成AIを活用している大企業の業種、「ソフトウェア・情報サービス業」が19.8%で最多
「Q1.あなたのお勤め先の業種を教えてください。(複数回答)」(n=429)と質問したところ、「ソフトウェア・情報サービス業」が19.8%、「製造業」が18.2%、「電気・ガス・熱供給・水道業」が9.6%という回答となりました。

・ソフトウェア・情報サービス業:19.8%
・製造業:18.2%
・電気・ガス・熱供給・水道業:9.6%
・運送・輸送業:7.7%
・建設業:7.0%
・卸売り・小売業:6.3%
・電気通信業:6.1%
・金融業:4.7%
・医療業:4.4%
・サービス業(その他):2.8%
・旅行業:2.3%
・出版・印刷関連産業:1.9%
・飲食店:1.4%
・不動産業:1.2%
・保険業:0.9%
・サービス業(旅館・その他の宿泊所・娯楽業):0.9%
・放送業:0.2%
・調査・広告代理業:0.2%
・その他:4.4%
ーセキュリティ
ー電子電機機器
ー設計
ー郵便局
ー電機
■回答者の職種、「情報システム」「営業」「人事」など
「Q2.あなたの職種を教えてください。(複数回答)」(n=429)と質問したところ、「情報システム」が21.4%、「営業」が18.6%、「人事」が16.1%という回答となりました。

・情報システム:21.4%
・営業:18.6%
・人事:16.1%
・総務:15.6%
・マーケティング:13.8%
・事務(一般・受付):11.0%
・経営企画・経営管理:9.1%
・広報:8.2%
・経理・財務:6.8%
・法務:6.3%
・その他:17.2%
ー企画(商品企画、物流企画、営業企画、事業計画)
ー技術 (組立、生産技術、SE、サービスエンジニア、エンジニア)
ー開発(研究開発、研究職、開発研究)
ー品質関連(品質保証)
ーカスタマーサポート
ー内部監査
ー文字コンテンツ編集制作
ープロダクト
ー資材調達
ー購買
ーDX推進
ー運転士
ー生産
・答えられない:1.9%
■「AIエージェント」の認知度は89.0%
「Q3.あなたは、「AIエージェント」についてご存じですか。」(n=429)と質問したところ、「知っていて詳しく説明できる」が28.4%、「知っていてなんとなく説明できる」が33.8%、「言葉だけなら聞いたことがある」が26.8%という回答となりました。

・知っていて詳しく説明できる:28.4%
・知っていてなんとなく説明できる:33.8%
・言葉だけなら聞いたことがある:26.8%
・言葉もその内容も知らない:7.5%
・わからない/答えられない:3.5%
■大企業の73.1%が、AIエージェントを利用
「Q4.お勤めの会社における「AIエージェント」の浸透度合いを教えてください。」(n=429)と質問したところ、「30%~50%未満が日常的に利用している」が22.1%、「50%~80%未満が日常的に利用している」が18.6%という回答となりました。

・80%以上が日常的に利用している:7.7%
・50%~80%未満が日常的に利用している:18.6%
・30%~50%未満が日常的に利用している:22.1%
・10%~30%未満が日常的に利用している:13.5%
・10%未満が日常的に利用している:11.2%
・全く利用していない:10.3%
・わからない/答えられない:16.6%
■51.0%が、「コスト削減」に関する経営戦略・事業戦略の策定・実行にAIエージェントを活用
Q4で「全く利用していない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q5.「AIエージェント」を活用して、どのような経営戦略・事業戦略の策定・実行に役立てていますか。(複数回答)」(n=314)と質問したところ、「コスト削減」が51.0%、「新規事業創出」が38.5%、「リスク管理」が36.9%という回答となりました。

・コスト削減:51.0%
・新規事業創出:38.5%
・リスク管理:36.9%
・売上増加:29.9%
・顧客満足度向上:29.6%
・従業員満足度向上:19.7%
・その他:2.2%
ー業務効率化
ー生産技術関連
ーデータ分析の向上
・わからない/答えられない:6.4%
■81.9%が、業務でAIエージェントを活用した経験あり
Q4で「全く利用していない」「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q6.あなた自身は、業務で「AIエージェント」を活用したことがありますか。」(n=314)と質問したところ、「頻繁に活用している」が24.5%、「限られた業務範囲で活用している」が36.1%、「試験的に活用している」が21.3%という回答となりました。

・頻繁に活用している:24.5%
・限られた業務範囲で活用している:36.1%
・試験的に活用している:21.3%
・活用検討中だがまだ活用はしていない:12.7%
・全く活用していない:4.8%
・わからない/答えられない:0.6%
■AIエージェントの活用用途、「データ分析・レポート作成」が57.2%で最多
Q6で「頻繁に活用している」「限られた業務範囲で活用している」「試験的に活用している」と回答した方に、「Q7.「AIエージェント」をどのような用途で活用していますか。(複数回答)」(n=257)と質問したところ、「データ分析・レポート作成(業界動向調査・市場分析含む)」が57.2%、「文書作成・要約・校正(メール・レポート・議事録・プレゼン資料など)」が51.4%という回答となりました。

・データ分析・レポート作成(業界動向調査・市場分析含む):57.2%
・文書作成・要約・校正(メール・レポート・議事録・プレゼン資料など):51.4%
・スケジュール・タスク管理(会議準備・プロジェクト管理含む):39.3%
・プログラミング・コード作成補助:39.3%
・情報検索・ナレッジ共有(社内FAQ・問い合わせ対応含む):37.0%
・顧客対応の自動化(チャットボット、音声アシスタント、FAQ自動応答など):26.5%
・アイデア出し・ブレインストーミング:24.9%
・社内データの収集・分析(営業、人事など):17.9%
・顧客データや口コミの収集・分析(マーケティング、コールセンターなど):13.6%
・その他:0.4%
・わからない/答えられない:0.4%
■「システム運用の最適化を図る」や「複数のAIを組み合わせて、複雑なタスクを実行している」などの声も
Q7で「わからない/答えられない」以外を選択した方に、「Q8.Q7で回答した以外に、「AIエージェント」を活用する用途があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=256)と質問したところ、「システム運用の最適化を図る」や「複数のAIを組み合わせて、複雑なタスクを実行している」など106の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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マニュアル作成。
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苦情対応のパターン化。
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画像の生成。
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翻訳業務。
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システム運用の最適化を図る。
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複数のAIを組み合わせて、複雑なタスクを実行している。
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複数案を設定した顧客への提案資料において各案のメリット/デメリットを洗い出す作業の支援。
■約9割が、AIエージェントの活用に課題を実感
Q6で「頻繁に活用している」「限られた業務範囲で活用している」「試験的に活用している」と回答した方に、「Q9.あなたは、「AIエージェント」を活用する上で課題を感じますか。」(n=257)と質問したところ、「非常に感じる」が30.7%、「やや感じる」が59.1%という回答となりました。

・非常に感じる:30.7%
・やや感じる:59.1%
・あまり感じない:8.6%
・全く感じない:0.0%
・わからない/答えられない:1.6%
■課題トップ3は、「機密情報や個人情報の取り扱いが不安」「思ったような回答が得られない」「効果的な使い方・指示の出し方がわからない」
Q9で「非常に感じる」「やや感じる」と回答した方に、「Q10.「AIエージェント」を活用する上で、具体的にどのような課題を感じていますか。(複数回答)」(n=231)と質問したところ、「機密情報や個人情報の取り扱いが不安」が55.0%、「思ったような回答が得られない」が46.3%、「効果的な使い方・指示の出し方がわからない」が41.6%という回答となりました。

・機密情報や個人情報の取り扱いが不安:55.0%
・思ったような回答が得られない:46.3%
・効果的な使い方・指示の出し方がわからない:41.6%
・出力内容の正確性に不安がある:40.3%
・既存業務フローに組み込みにくい(ツールの切り替えが面倒):24.7%
・社内ポリシーや利用制限が厳しい:22.9%
・利用コストが高い:18.6%
・社内データや他ツールとの連携が不十分:16.9%
・AIへの依存が懸念される:14.3%
・その他:0.9%
ー膨大な量の英語の翻訳に対応できない
ー曖昧なコマンドに対応できない
・わからない/答えられない:0.4%
■「依存してしまうと個人のスキルが身につかない」や「コストパフォーマンスが測定しにくい」などの課題も
Q10で「わからない/答えられない」以外を回答した方に、「Q11. Q10で回答した以外に感じている課題があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=230)と質問したところ、「依存してしまうと個人のスキルが身につかない」や「コストパフォーマンスが測定しにくい」など94の回答を得ることができました。
<自由回答・一部抜粋>
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依存してしまうと個人のスキルが身につかない。
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法律が整備されていないこと。
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自社のものは、ファイルを読み込ませて翻訳などをさせることができない。
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コストパフォーマンスが測定しにくい。
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定型文しか答えられない。
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参照とするソースへの著作権等の確認とケア。
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データ管理の費用が高い。
■90.2%が、AIエージェントを活用することで、「自身のパフォーマンスが向上できている」と回答
Q6で「頻繁に活用している」「限られた業務範囲で活用している」「試験的に活用している」と回答した方に、「Q12.「AIエージェント」を活用することで、ご自身のパフォーマンスが向上できていると感じますか。」(n=257)と質問したところ、「非常にそう感じる」が33.1%、「ややそう感じる」が57.1%という回答となりました。

・非常にそう感じる:33.1%
・ややそう感じる:57.1%
・あまりそう感じない:7.8%
・全くそう感じない:1.2%
・わからない/答えられない:0.8%
■今後のAIエージェント活用における課題、第1位「社内にAI活用に関する知識やノウハウが不足している」
「Q13.今後、業務上で「AIエージェント」を導入・活用していく/さらに促進していくにあたり、どのような課題やハードルを感じていますか。(複数回答)」(n=429)と質問したところ、「社内にAI活用に関する知識やノウハウが不足している」が35.4%、「既存システムやツールとの連携が難しい」が33.1%、「AIの専門知識を持つ人材の確保が難しい」が30.5%という回答となりました。

・社内にAI活用に関する知識やノウハウが不足している:35.4%
・既存システムやツールとの連携が難しい:33.1%
・AIの専門知識を持つ人材の確保が難しい:30.5%
・AIの精度や信頼性、セキュリティ面での不安がある:28.9%
・AIを活用する具体的な業務範囲や効果がイメージしにくい:24.5%
・導入・運用コストが高い:20.0%
・データ収集・分析から業務活用までの体制が整っていない:17.2%
・経営層や関係部署からの理解や協力が得られない:7.2%
・特に課題やハードルは感じていない:6.3%
・その他:1.2%
ーセキュリティ問題を解決できていない
ーファイルの入力の自由度が少ない
・わからない/答えられない:15.2%
■まとめ
今回は、生成AIを業務で活用している大企業(従業員数1,000名以上)の会社員429名を対象に、大企業のAIエージェント活用に関する実態調査を実施しました。
まず、大企業における「AIエージェント」の認知度は89.0%で、実際に活用している企業は81.9%にのぼり、「データ分析・レポート作成」などを中心に利用が進んでいることが明らかになりました。一方で、約9割が「正確性への不満」「機密情報や個人情報の取り扱いが不安」といった課題を9割が実感しており、今後は業務フローに即した導入設計や、セキュリティを考慮した情報管理体制の整備が求められます。
テックタッチは、誰もが安心してAIを活用できる環境を整備し、“AIエージェント元年”にふさわしい普及と定着を支援してまいります。
本調査のダウンロードはこちら:https://techtouch.jp/resources/survey-aiagent-2025/
■テックタッチ、企業の意思決定を支援する データ戦略AIエージェント「AI Central Voice」を4月24日(木)に提供開始

テックタッチ株式会社は、データ戦略AIエージェント「AI Central Voice」と国内No.1のデジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を提供し、企業のデータ活用と生産性向上を支援しています。「AI Central Voice」は、企業内の顧客の声・従業員の声、営業日報などの定性データをAIで分析。入力データの最適な前処理と出力品質の担保により、経営や商品改善、人事施策設計などに役立つ示唆を、高精度に抽出します。

【テックタッチ株式会社 会社概要】
会社名 :テックタッチ株式会社
設立 :2018年3月1日
代表取締役 CEO:井無田 仲
所在地 :〒104-0061
東京都中央区銀座8丁目17-1 PMO銀座Ⅱ5F
事業内容 :デジタルアダプションプラットフォーム「テックタッチ」およびデータ戦略AIエージェント「AI Central Voice」の開発・提供
メディアURL:https://techtouch.jp/media/
※記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
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URL:https://techtouch.jp/contact
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テックタッチ株式会社 広報担当:中釜・後藤・脇屋
pr@techtouch.co.jp
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