20代フリーターに「今後のキャリアや将来に関する悩みや不安」について調査

7割超が、「悩みや不安がある」と回答

株式会社ジェイック

2024年7月30日 10時40分

株式会社ジェイックが運営するフリーター・既卒・第二新卒向けの就職支援サービス「ジェイック就職カレッジ®」は、株式会社アスマークに調査委託し行った、20代フリーター(パート・アルバイト)を対象とした「今後のキャリアや将来に関する悩みや不安」についてのアンケート調査の結果を発表します。なお、回答者は既婚者・学生を除きます。（回答者数：216名※既婚者・学生除く、調査日：2024年5月13日-15日）

■自身の今後のキャリアや将来について考える時間は必要だと思うか：

「そう思う」が過半数超（50.5%）

「自身の今後のキャリアや将来について、考える時間は必要だと思いますか」と質問したところ、「そう思う」が50.5％、「わからない」が34.7％、「そう思わない」が14.8％となり、過半数以上が自身の今後のキャリアや将来について考える時間が必要だと感じていることがわかりました。

■今後のキャリアや将来に関する悩みや不安はあるか：

「強くある」「少しある」が計7割超 (70.4％)

「現在、今後のキャリアや将来に関する悩みや不安はありますか」と質問したところ、「強くある」が34.7％、「少しある」が35.7％、「あまりない」が21.3％、「まったくない」が8.3％となり、悩みを持つ人の割合が計7割超(70.3％)となりました。

■今後のキャリアや将来に関する悩みや不安の内容（自由記述・一部抜粋）

「今後のキャリアや将来に関する悩みや不安」の質問に対し、どのような悩みや不安があるかを聞いたところ、以下のような回答が寄せられました。

▶「正社員への就職」に関する悩み・不安

・現在アルバイトなので、正社員になれるか不安

・一刻も早く正社員にならないと、年齢的に正社員になれない気がする

・正社員で就職したが退職し、その後ブランクがあり、経歴から正社員就職が難しい

・今後どんな業界で正社員を目指すのが自分に合っているのか分からない

・週3～4、短時間で働きたいが、正社員となるとそのような条件の仕事はない

▶「仕事」に関する悩み・不安

・仕事をこのまま続けるか悩んでいる

・自分がやりたい仕事に就けるかどうか

・転職先の仕事が自分に合っているか不安

・正社員をやめて3年、高卒就職だったのでキャリアが浅く、仕事が限られる

・企業の下で働くよりも個人で仕事をしたいが、行動がともなわず、迷っている

▶「キャリア」「将来」に関する悩み・不安

・将来もこのまま仕事が続けられるのかわからない

・将来、夢を叶えられないかもしれないという不安

・現在の所得では常々切り詰めた生活をしなければならず、将来設計が曖昧なまま月日が過ぎている

・これまでの仕事では今後キャリアアップが見込めないが、転職にも役立たない

▶「収入」「貯金」に関する悩み・不安

・生活できるぐらい稼げるのか、収入面での不安

・将来の貯金ができてない

・給料が増えていくか

・今の給料が低すぎて生活が苦しい

・仕事内容と収入が割に合わない

今回の調査結果について、18年以上にわたり若年層の就職支援に携わっている、当社執行役員の柳井田は、次のように述べています。

「2月に総務省が発表した労働力調査によれば、25歳～34歳のうち、都合の良い時間に働きたいとして非正規になった人は2023年に73万人と、10年前より14万人増加しました(※)。自分の望むワークライフバランスを実現するため、正社員だけでなく、アルバイトなど多様な雇用形態を選ぶ若者が増える中、今回の調査では、20代フリーターの半数以上が自身の今後のキャリアや将来について考える時間は必要であり、7割超が悩みや不安を持っていることがわかりました。具体的な悩みや不安の多くは、正社員としての就職、仕事内容、収入や貯金、そして将来に関することでした。

キャリアや将来に不安がある方は、まずは、自分が3年後や5年後、10年後に、どのような生活をしていたいかを考えてみましょう。ゴールがわかれば、そこに向けて必要な行動が少しずつ見えてきます。収入を増やすために就職する、やりたいことの勉強を始めるなどゴールが違えば、たどり着く方法も異なるので、理想をイメージすることがとても大切です。必要な行動が思いつかないときは、家族や友人に相談したり、就職支援会社やハローワーク等の支援を受けたりしてみることをおすすめします。その際は、やりたいことだけでなく、求められていることも同時に考えてみましょう。20代のうちはまだ、『できること』も限られるため、経験を積んでできることを増やし、将来的にやりたいことを実現できる状態を目指すのも良いと思います。」

(※)出所： 2023年（令和5年）労働力調査