【北海道版】医療モール分析ダッシュボードを公開。131医療モールのうち札幌に85%が集中する医療モール市場と、110薬局のデータが示す、薬局チェーンの勢力図を可視化。
〜35年間で約22倍に拡大した北海道の医療モール市場。ダッシュボードの可視化に加え、独自ローデータの詳細分析から浮かび上がった「区の性格」で読み解く札幌市内の医療モール戦略〜

医療モール経営の羅針盤を目指す株式会社マゼランメディカル(本社:東京都品川区、代表取締役社長:杉本哲哉)は、Microsoft Power BIを活用した「医療モール市場動向ダッシュボード」の公開エリアを拡大し、2025年12月の神奈川県版・2026年4月の近畿版(京都府・大阪府・兵庫県)に続き、北海道版を新たに無料公開いたしました。
あわせて、独自ローデータをもとにした北海道全体の傾向分析および札幌市10区別の詳細分析を実施いたしました。
■ ダッシュボードのご利用方法
本ダッシュボードは、以下の専用ページより必要事項をご入力いただくと、閲覧用URLをメールにてご案内いたします。
https://magellan-medical.com/dashboard20260526/
■ ダッシュボードで分析できること
本ダッシュボードは「全体概況」「需要推計」「薬局」の3つのカテゴリで構成されています。
〈全体概況〉 エリア別の医療モール軒数・診療所入居数・立地特性・開業年推移・診療科目組み合わせ・Googleレビュー評価を、地図と連動しながらインタラクティブに可視化できます。
〈需要推計〉 2050年までの将来人口・高齢化率をもとにした医療需要ポテンシャルと、地価データから算出した立地リスク・ポテンシャルを市区町村単位で確認できます。
〈薬局〉(北海道版より新設)医療モール内に入居する薬局を開設者(調剤薬局チェーン)別に色分け表示。「どのチェーンがどのエリアで勢力を拡大しているか」を地図と円グラフで直感的に把握できるほか、入居モールの診療科目構成や開業年推移も確認できます。
■ 北海道の医療モール市場 分析主要ポイント
今回の公開にあたり、北海道全体および札幌市に限定した詳細分析を実施した結果、北海道ならではの特徴的な傾向が明らかになりました。
【北海道全体】「札幌一極集中」と「都市・地方の二層構造」

道内131件の医療モールのうち85%にあたる112件が札幌市内に集中。1990年に6モールだった道内の医療モール数は2025年には131モールと35年で約22倍に拡大し、直近2020〜2025年の6年間でも25モールが新設されるなど、市場は今なお拡大局面にある。
立地特性では、札幌市内と市外で全く異なる「二層構造」が浮かび上がった。札幌市内では鉄道徒歩圏内(10分以内)に64%のモールが立地し「駅近」が定着する一方、札幌市外では鉄道徒歩圏外(該当なし)が26%・バス停最寄りが5%と、3割超がバス・車前提の郊外型立地となっている。広大な土地と積雪・寒冷という北海道特有の地理的条件が、エリアによって異なる立地ロジックを生み出している。
診療科構成では、1モール平均7.3科の診療科が集積しており、内科(73%)・歯科(54%)を二大土台として、眼科・皮膚科・小児歯科・小児科・精神科・心療内科を生活動線で束ねる構成が主流。また、精神科・心療内科のいずれかが入居する医療モールの割合は35%と全国平均(32%)を上回る。特に北海道では心療内科が入居するモールには精神科も必ずセットで入居するケースがほぼ全てを占めており、冬季の日照不足に起因するメンタルヘルス需要が底堅い北海道において、心療内科と精神科がセットで入居し、軽度の不調から専門的な精神疾患まで一つのモールで連続対応できる体制が定着していることが示唆される。
【札幌市】「区の性格」で読み解く10区の医療モール像
札幌市内112モールを10区別に分析すると、区の人口特性によって医療モールのあり方が大きく異なる4つの類型が浮かび上がった。
都心多機能型(中央区): 札幌112モールの32%(36件)が集中する最大集積エリア。Google評価平均3.55と市内最高で、直近6年でも7件の新設が続く。業務・商業・高所得層居住が混在する都心ならではの多様な立地パターンが特徴。
駅近ファミリー住宅地型(北区・西区・豊平区・東区): 地下鉄沿線の住宅集積エリア。西区は駅5分以内の立地が67%と市内最高水準。内科・歯科を核に小児科・小児歯科を厚く揃えた「生活動線型」構成が定着。なかでも北区は直近6年で4モールの新設と札幌内で最も伸びている成長エリア。
成熟・高齢化型(厚別区・白石区・南区): 1970〜80年代に開発された住宅地で、住民の高齢化が進行。厚別区は1モール内に平均7.9の診療科が集積し市内最大規模を誇る一方、GoogleMAP評価は市内最低の3.17。規模と患者満足度が必ずしも比例しないことを示す興味深いデータとなっている。
郊外・新興型(清田区・手稲区): 地下鉄が通らず車・バスが前提の郊外エリア。清田区は4モール全てが鉄道徒歩圏外に立地し、歯科・小児歯科主導のファミリー向け構成。モール化の余地が大きく、今後の開発フロンティアとして注目される。
医療モール内110件の薬局を開設者別に傾向分析

北海道版より新たに追加した「薬局タブ」では、医療モール内110件の薬局を開設者(調剤薬局チェーン)別に可視化。上位3社(メディプラン・アインファーマシーズ・なの花北海道)で全体の約4割を占める寡占構造が確認された。大手チェーンは独立系と比べて駅近立地率が高く(45% vs 35%)、かつ2010年以降の新規出店が中心であり、医療モール薬局市場が成長フェーズにあることが見て取れる。
■ マゼランメディカル 直近の情報公開予定について
各都道府県で30以上の医療モールがある13都道府県に関して、ダッシュボードを2026年12月までに公開予定です。
2026年6月:医療モール分析ダッシュボード「全国版(全体概況)」公開 / 医療モール市場統計レポート Vol.5 公開
2026年10月:医療モール分析ダッシュボード「東京都・千葉県・埼玉県版」公開
マゼランメディカルでは、全国の医療モールを網羅した独自データベースに基づく「国内医療モール市場統計レポート(PDF版)」や「国内医療モール経営実態 医師アンケート結果」を定期的に発表する予定です。
今後も各種レポートの発行や、医療モール経営者へのインタビュー記事の公開などを通じて、医療モールの経営支援・施策提言に資する情報発信を継続してまいります。
※本リリースおよびダッシュボードにて提供されている内容は万全を期しておりますが、入手し得る資料および情報に基づいて作成したものであり、その内容の正確性や安全性を保証するものではありません。
※本リリースの内容およびダッシュボードの使用は自己判断で行っていただくものとし、万一、貴社・貴法人が損害等を被った場合において、弊社は一切の責任を負いかねます。
【会社概要】
◾️株式会社マゼランメディカル
本社:東京都品川区西五反田8-1-3 PMO五反田9F
設立:2024年11月14日
代表者:代表取締役社長 杉本哲哉
事業内容:医療モールにおける経営コンサルティング・戦略アドバイザリー事業
URL:https://magellan-medical.com/
※株式会社マゼランメディカルは、株式会社グライダーアソシエイツが出資するグループ会社です。
【本件に関するお問い合わせ】
医療モール経営に関する統計データに関するお問い合わせや、医療モール経営コンサルティングについてのお問い合わせは、以下のアドレス宛にお寄せください。
株式会社マゼランメディカル 事務局:info@magellan-medical.com
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