「学び」を軸としたコミュニティ形成の仕組みを提供 『リビオシティ三国ヶ丘』2023年度 グッドデザイン賞受賞
~2022年度『リビオレゾン松戸ステーションプレミア』に続き4年連続の受賞~
日鉄興和不動産株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:三輪 正浩)が開発した新築分譲マンション『リビオシティ三国ヶ丘』(総戸数337戸、大阪府堺市)は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2023年度 グッドデザイン賞」を受賞いたしました。2022年度に受賞した『リビオレゾン松戸ステーションプレミア』に続き4年連続の受賞となります。
■『リビオシティ三国ヶ丘』の開発コンセプト
堺市を代表する文教地区・三国ヶ丘。堺市と姉妹都市で、世界的な学術都市であるカリフォルニア州バークレー市の大学図書館をモチーフにしたブックラウンジなど、「学び」をコンセプトとした共用棟「ライフラーニングキャンパス(LLC)」(以下、「LLC」)をマンション敷地内に配置。337世帯が子どもから大人まで「学び」を軸にコミュニティ形成ができる仕組みを提供しています。
「学び」とは体験や知識を通じて人生を豊かにしていくこと。受動的な学び(STUDY)ではなく、本来的な学び(LIFE LEARNING)を。日々のマンション生活の中で情報収集・発信・実践の「学びのサイクル」を回して、人生を実りあるものにしていくこと。これらが「学びの街」で暮らす豊かさだと定義しました。
そして337家族の大人も子どもも「学び」のサイクルを通じて生涯学べる共用棟LLCを企画し、三国ヶ丘の街の価値をより高め、堺市の歴史・文化を継承する役割を担う建物を計画しました。
■審査員・評価コメント
337世帯の大規模分譲集合住宅である。建物全体をキャンパスと見立て、本格的な「学び」を実践できるコミュニティの場としたコンセプトが新しい。3層の共用棟であるLLCをアクセスしやすい敷地中央に配置し、初期段階だけでなく管理組合が後々へ自走できるような仕組みも構築している。大規模マンションだからこそ可能な共用部の在り方ではあるが、思い切った企画であり地域への貢献度も高い。「学び」のコンセプトがLLC以外の建物にどのように影響しているのかは明確ではなかったが、共用廊下や住戸プランにもそうしたコンセプトが波及していくと面白いことになりそうだ。地域の住民も巻き込んで、新しい「学び」という暮らしの場が発展していくことを大いに期待している。
【リビオシティ三国ヶ丘の特徴】
【1】「学び」を軸としたコミュニティプログラムの導入
学びのサイクルを企画するだけではなく、LLCを活用したアカデミックなコミュニティイベントの企画運営(子育てセミナー・料理教室・健康セミナー等)や、英語教室の誘致等を、入居から3年間は当社が主導して行います。また定期的に利用実態や利用方法を把握するために、居住者にLLCについての満足度調査インタビューやアンケートを実施し、新たな創造につながる見直しや発見をまとめ、管理組合にフィードバックを行っています。
さらに管理組合理事の中にコミュニティの企画運営に携わる役職を設けることで、当社が抜けた後も管理組合が主体的にコミュニティ形成を図り、企画していける仕組みを構築しています。居住者自らがLLCの利用について考え、活用しながら交流や学びの機会を企画し、学びのサイクルが長く続いていくことを目指しました。
【2】堺の街そして地域と共に歩む
当社は社宅跡地・遊休地の不動産開発を担い、堺の街と30年以上共に歩んできました。1991年から3,000戸以上の住宅供給と商業施設・公園・親水緑地等の整備も実施。周辺住宅街への配慮としてセットバック住棟や建物高さ方向のボリュームを抑制。また圧迫感を軽減しランドマークとしても成立する2層置きスラブのデザイン、横の流れの中でリズムをつける躯体手すりによる分節、建物全体や共用部を包み込む大きな庇。これらで美しい建築のラインを創り、周辺住宅街との調和をもたらしました。
外構計画には、けやき並木や整備された公園等に見られる豊かな緑。製鉄所や貯水池から産業の歴史を持つ鉄のイメージ。それら堺の歴史を土地利用に組み込み、美しい地盤を創造しました。地域共生のため敷地内歩道も設け、敷地内の緑地「UCガーデン」にはかまどベンチを設置し、地域の防災拠点としての機能も備えています。
■物件概要
・所在地 大阪府堺市中三国ヶ丘六丁166番1
・交通 JR 阪和線「堺市」駅 徒歩7分
・総戸数 337戸
・構造・規模 鉄筋コンクリート造 地上10階建
・敷地面積 14,152.79㎡
・専有面積 66.67㎡~91.02㎡
・間取り 3LDK・4LDK
・建物竣工時期 2023年3月(竣工済み)
・売主 日鉄興和不動産株式会社
・設計・監理 株式会社IAO竹田設計
・施工 株式会社長谷工コーポレーション
・デザイン監修 三井デザインテック株式会社
・コミュニティサポーター 株式会社フォーシーカンパニー
■「リビオ」リブランディングについて
日鉄興和不動産のマンションブランド「リビオ」シリーズが誕生から20周年を迎えたことを機に、2021年7月にブランドコンセプトおよびロゴを一新。“人生を豊かにデザインするためのマンション”をコンセプトに、新たなブランドタグラインを「Life Design! with LIVIO(人生をデザインしよう、リビオと。)」と定め、ブランドステートメントを制定しました。また、ライフデザインの発想で、人生を豊かにするマンションについて、人とマンションのあらゆるシーンを見つめ研究する社内シンクタンクとして、「リビオライフデザイン総研」を設立いたしました。
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