クラウド人事労務ソフトを提供するSmartHR、約214億円のシリーズEラウンドを実施

〜 タレントマネジメント機能の拡充とともに「SmartHR」のマルチプロダクト化を推進 〜

SmartHR

 クラウド人事労務ソフト「SmartHR」を運営する株式会社SmartHR(本社:東京都港区、代表取締役CEO:芹澤 雅人、以下「当社」)は、カナダの年金基金であるオンタリオ州教職員年金基金(Ontario Teachers' Pension Plan)のレイターステージおよび成長投資部門であるTeachers' Venture Growth(TVG)(以下「Ontario Teachers’」)・米大手投資会社のKKRをリード投資家とし、既存株主・新規投資家を引受先とした第三者割当増資および既存株主による株式譲渡(セカンダリー取引)による約214億円のシリーズEラウンドの契約を締結しました。

■ 直近の事業状況と資金調達の目的

 当社は、HRテクノロジー領域におけるリーディングカンパニーとして、クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の提供を通じて「誰もがその人らしく働ける社会」を目指して邁進してまいりました。祖業である労務管理機能は力強い成長を継続しており、6年連続となるシェアNo.1(※)を獲得しています。

 2019年には、タレントマネジメント領域に参入し、労務管理機能を通じて蓄積した従業員データを活用する新規プロダクトの積極的な展開を行い、現在では30%を超える既存ユーザー企業様にタレントマネジメント機能をご利用いただいています。労務管理・タレントマネジメントの両領域の成長により、2024年2月にはARR150億円を突破しました。

 また直近では、権限管理やID基盤等のプロダクトの共通基盤の構築により、効率的で高速なプロダクト開発を可能としています。これにより2024年に入って以降、「HRアナリティクス」「学習管理(LMS)」「採用管理(ATS)」など複数の新規プロダクトの提供を開始したほか、外部システムとの豊富な連携やアプリストア「SmartHR Plus」を通じて、幅広い顧客ニーズに対応したサービスの提供を実現しています。

 当社は本ラウンドの調達により、HR領域における新たなプロダクト開発を推進し、マルチプロダクト展開を見据えS&M組織を積極的に拡大していく予定です。また、機能拡充・人材獲得を目的としたM&AやAI等の新技術への投資にも取り組んでまいります。

※ デロイト トーマツ ミック経済研究所「HRTechクラウド市場の実態と展望 2023年度版」労務管理クラウド市場・出荷金額(2023年度見込) 

■ 本ラウンドにおける投資家について

 本ラウンドでは、リード投資家であるOntario Teachers’・KKRを新たに株主として迎える他、既存株主からも追加出資を頂いています。

参加投資家一覧

新規投資家:Ontario Teachers’、KKR

既存投資家:WiL、Light Street Capital

■ 本ラウンドに参画した投資家からのコメント


Olivia Steedman, Executive Managing Director and Global Head at Teachers’ Venture Growth

“SmartHR has demonstrated innovative ways to help companies of every size improve how they manage and develop their workforces. As Japanese companies increasingly transform their businesses with digital solutions, SmartHR is well-positioned to support a variety of their labor management needs.  We look forward to working alongside KKR to help accelerate SmartHR’s growth journey while also leveraging our global expertise to find ways to be a value-adding partner.”

「SmartHRはこれまで、企業の規模を問わず、従業員の労務管理の改善とタレントマネジメントを向上させるための革新的な手段を提供してきました。日本企業が以前にも増してデジタルトランスフォーメーションを進める中で、SmartHRは労務管理を中心とした企業のあらゆるニーズをサポートすることができる優位なポジションにあると考えています。KKRと共にSmartHRを支援し、我々のグローバルな知見を活かして、企業成長に向けた価値を共創していくことを楽しみにしています。」

Mukul Chawla, Partner and Head of Growth Equity, Asia Pacific at KKR

“As one of Japan’s leading human resource Software as a Service (SaaS) platforms, SmartHR is playing a critical role in enabling the country’s drive towards greater workforce productivity, while leaning into accelerating digitalization and cloud penetration. Through our technology growth strategy, we look to support innovative, disruptive local champions with our expertise, best practices and networks across KKR’s global platform. SmartHR is an exceptional example of Japan’s new economy, and we are delighted to work with the company’s management, board and Ontario Teachers’ in supporting SmartHR in the next phase of its growth.”

「SmartHRは日本を代表するHR SaaSプラットフォームの一つとして、デジタル化とクラウドの普及を通じて、国内の労働生産性向上において重要な役割を果たしています。KKRはテクノロジー・グロース投資戦略を通じて、当社がグローバルに有する知見、ベストプラクティス、ネットワークを活用して各地域の革新的なリーダー企業を支援することを目指しています。SmartHRは日本のニューエコノミーを象徴する優れた事例であり、同社の経営陣、取締役会およびOntario Teachers’と協力し、SmartHRのさらなる成長に向けた支援ができることを嬉しく思います。」

■ 株式会社SmartHRについて

 2013年1月23日設立。2015年11月にクラウド人事労務ソフト「SmartHR」を提供開始。人事・労務業務をペーパーレス化し業務効率化を叶える機能にくわえ、蓄積された情報を活用し組織戦略を支援する「人事評価」、「配置シミュレーション」などのタレントマネジメント機能や採用活動から従業員登録までを一元化する「採用管理」機能を提供。さらに、外部システムとの豊富な連携や、アプリストア「SmartHR Plus」を通じて、幅広い顧客ニーズに対応したサービスを提供しています。

 SmartHRは、労働にまつわる社会課題をなくし、誰もがその人らしく働ける社会の実現を目指し、働くすべての人の生産性向上を後押ししています。

■ 会社概要

  • 社名:株式会社SmartHR

  • 代表取締役CEO:芹澤 雅人

  • 事業内容:クラウド人事労務ソフト「SmartHR」の企画・開発・運営・販売

  • 設立:2013年1月23日

  • 本社:東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー

  • 企業URL:​https://smarthr.co.jp/ 

※SmartHRのロゴなどのデータは、こちら(https://smarthr.co.jp/press-kit/)からダウンロードしてご利用ください。

※記載情報は、情報公開時点のものです。情報は予告なしに変更されることがありますので、あらかじめご了承ください。

このプレスリリースには、メディア関係者向けの情報があります

メディアユーザー登録を行うと、企業担当者の連絡先や、イベント・記者会見の情報など様々な特記情報を閲覧できます。※内容はプレスリリースにより異なります。

すべての画像


会社概要

株式会社SmartHR

131フォロワー

RSS
URL
https://smarthr.co.jp/
業種
情報通信
本社所在地
東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー
電話番号
-
代表者名
芹澤雅人
上場
未上場
資本金
9990万円
設立
2013年01月